1964年の今日、東京オリンピックが開会しました。何でも統計上、一年の中でもっとも天気のいい日を開会式の日に選んだそうです。今でもあるのでしょうか、昔はよく過去数十年間で一番多かった天気(晴れ、曇り、雨などの分類)が書き込まれたカレンダーなどが売られていました。しかしこれってあてになるのでしょうか?流体力学はとても複雑で、例えば今手元にある風船が5分後にどこにあるかを予測するのもほぼ不可能と言われるぐらいいろいろな要素が入り込んでしまうものです。例えば風船を10個次々に空に放すと、たとえ5分後であってもその居場所はバラバラでしょうし、まして一年後(もちろん仮想の話であり、実際には空高く上がり膨張して割れてしまいますが)の居場所など想像もできないでしょう。ところが最も流動的で気ままに見える空気や水分の流れによって決まる天気だけは規則性があるのでしょうか?
あたかも量子論のようにミクロの世界ではバラバラであてにならないものが、マクロなスケールでは来るべきタイミングに来るべく天気が実際来るのでしょうか。あいにく今日の東京は大雨ですが。