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相場動向を左右し、個人投資家の方にはぜひ押さえていただきたい、重要な経済指標を分かりやすく解説します。


【日本】2025年4月のコアCPIは前年同月比3.5%上昇 物価高止まり続く
【1】結果:食料は引き続き高くサービスも寄与し、コアコアCPIは前年同月比3.0%上昇
【2】内容・注目点:コストプッシュにサービスもプラスして物価を押し上げている状況
【3】所感:期待インフレも緩やかに上昇しており、関税の進展次第では早期の利上げ実施も

【日本】2025年4月の貿易収支は小幅ながら赤字転換 自動車等の輸出が減少
【1】結果:4月の貿易収支は3ヶ月ぶりとなる1,158億円の赤字に
【2】内容・注目点:関税発動後の初のデータで米国向け輸出は前年同月比で4ヶ月ぶりの減少
【3】所感:半導体輸出も減速が見られる

【日本】2025年1~3月期の実質GDPは前期比年率0.7%減 外需が成長鈍化に寄与
【1】結果:3月期GDP速報は市場予想を下回り、4四半期ぶりのマイナス成長に
【2】内容・注目点:物価影響もあり名目GDPは拡大も株式市場は軟調
【3】所感:経済成長は堅調に推移する見通しであるが下押し要因も多い

【日本】2025年3月の実質消費支出は持ち直すも1-3月期の個人消費は良くて横ばいか
【1】結果:足元の消費動向は少しずつ低下が示される
【2】内容・注目点:GDP民間最終消費はよくても前期比横ばいか
【3】所感:先行きでは賃上げによる消費増に期待

【日本】3月の実質賃金は名目賃金のペースダウンによってマイナス幅を拡大
【1】結果:3月の実質賃金はマイナス幅を拡大し、3ヶ月連続でのマイナス推移に
【2】内容・注目点:伸び悩みが見られるも春闘の動向が支え
【3】所感:2026年も同程度の賃上げ率が達成されるかは懐疑的

【米国】ISM製造業景気指数、4月は48.7を記録。市場予想を上回るも前月から低下し、2ヶ月連続で縮小圏
【1】結果:市場予想を上回るも前月から低下し2ヶ月連続で縮小圏
【2】内容・注目点:関税の影響で入荷遅延と在庫が指数を押し上げ
【3】所感:見出しの数値以上に警戒感が高まる内容

【米国】GDP1-3月期は0.3%減でマイナスに転落 関税導入前の駆け込み輸入が下押し
【1】結果:実質GDP成長率はマイナスへ転落も個人消費は底堅さを維持
【2】内容・注目点:GDP統計は、関税前の駆け込み需要で輸入が下押しするも民間最終需要は良好
【3】所感:マイナス成長も民間需要は底堅さを維持、リセッション回避の鍵は個人消費に

【日本】東京CPIは伸びが大きく加速 授業料の一時要因あるもサービスも大きく伸びる
【1】結果:東京コアCPIは前年同月比3.4% コアコアCPIも3%を上回る
【2】内容・注目点:授業料等の一時要因はあるものの、全体的に強い内容
【3】所感:サービスが横ばいから上昇基調となるかがカギ

【日本】2025年3月のコアCPIは前年同月比3.2%増 物価は利上げを後押しも当面は実施されずか
【1】結果:米価格の上昇止まらずコアコアCPI(生鮮食品・エネルギーを除いた総合指数)も3%に近い水準に
【2】内容・注目点:サービスCPIは外食が寄与し伸びが加速
【3】所感:CPIだけを見れば利上げを後押しする内容だが、今の市場のフォーカスは関税政策

【米国】米小売売上高3月は+1.4%で約2年ぶりの高水準 関税前の駆け込み需要か
【1】結果:総合指数は2023年1月以来の大幅な伸び
【2】内容・注目点:関税前の駆け込み需要もあり自動車・同部品は前月比5.3%増
【3】所感:足元の消費は堅調だが、関税導入前の駆け込み需要で持続性に不透明感

【米国】PPI(生産者物価指数)、3月は総合・コア指数いずれも市場予想を下振れ前月から低下
【1】結果:総合、コアいずれも市場予想を下回りインフレ圧力の低下を示唆
【2】内容・注目点:エネルギーと流通マージンが指数を下押し PCE構成項目は総じて抑制的
【3】所感:物価は大幅減速も関税によるインフレ期待の高まりがFedの政策運営を困難に

【米CPI】3月は総合・コアともに市場予想を下振れ前月から大きく低下
【1】結果:総合、コア指数いずれも市場予想を下回り前月から伸びが鈍化
【2】内容・注目点:航空運賃の下落は景気減速の兆候か
【3】所感:相互関税前のデータで市場は反応薄も、物価急減速は需要の冷え込みを示唆か

【米雇用統計】3月の非農業部門雇用者数は22.8万人増で市場予想を上振れ 失業率は4.2%に上昇
【1】結果:NFPは市場予想を上振れし失業率は4.2%に上昇 平均時給は予想を下回る
【2】内容・注目点:DOGEによる連邦政府職員のレイオフは来月以降に影響か
【3】所感:良好な結果も相互関税詳細公表前のデータで統計としての意味合いに欠ける

【日本】2月の実質賃金はマイナス幅を縮小も2ヶ月連続で下落
【1】結果:2月の実質賃金は前年同月比1.2%減の結果に
【2】内容・注目点:所定内給与の伸び鈍化に注目 日銀の前提崩れる可能性
【3】所感:春闘は堅調だが指標反映までの期間にリスクが多い

【米国】ISM非製造業景気指数、3月は50.8を記録 市場予想を下振れして前月から低下
【1】結果:市場予想・前回結果いずれも下回る
【2】内容・注目点:事業活動・生産は好調を維持も、雇用などその他は落ち込む
【3】所感: 4月2日の相互関税公表前のデータで意味合いは薄いが懸念が募る内容

【日本】2025年2月の実質消費支出はマイナス転換 先行きは逆資産効果が消費を下押しか
【1】結果:足元の消費動向は少しずつ低下が示される
【2】内容・注目点:GDP民間最終消費は前期比横ばいか
【3】所感:逆資産効果から消費低下となる可能性

【米国】ISM製造業景気指数、3月は49.0を記録し市場予想を下振れ 3ヶ月ぶりに景気縮小圏へと転落
【1】結果:市場予想と前回結果を下回り縮小圏へと転落
【2】内容・注目点:関税前の駆け込み需要で在庫積み増し
【3】所感:関税の悪影響が具体化しつつあり見出しの数値以上に警戒感が高まる内容

【日本】日銀短観 先行きは不確実性が反映され悪化見込み
【1】結果:2025年1-3月期の日銀短観は横ばい、前回予想より持ち直す
【2】内容・注目点:設備投資計画は低調な観測
【3】所感:企業の物価見通しはアンカーされている

【米国】2月のPCE価格指数、コア指数が市場予想を上回って前月から加速
【1】結果:総合は前月から横ばいもコアは市場予想を上振れ前月から加速
【2】内容・注目点:サービス価格が伸びをけん引 財価格は関税の影響反映前
【3】所感:スタグフレーション的な組み合わせだが、引き続きハードデータを要確認