日本とアメリカの重要な経済指標を分かりやすく解説の記事一覧
相場動向を左右し、個人投資家の方にはぜひ押さえていただきたい、重要な経済指標を分かりやすく解説します。
【米国消費者物価指数(CPI)】5月は前年同月比+3.3%とインフレ鈍化を示し、利下げ観測高まる
【1】結果:総合、コアCPIいずれも市場予想を下振れ
【2】内容・注目点:パウエル議長注目のスーパーコアが遂に前月比でマイナスに転じる
【3】所感:インフレ退治に向け一歩前進、9月利下げは可能か
【日本】2024年4-6月期の企業景気予測調査
【1】結果:大企業景況判断BSIは横ばいながら2期ぶりにプラス転換
【2】内容・注目点:先行きとしては、企業規模問わず改善の見通し
【3】所感:令和6年度は増収減益、増益業種は直近傾向とも整合的と判断
【日本】2024年5月の企業物価指数は8ヶ月ぶりに前月比+2%台に
【1】結果:企業物価は市場予想を上回る、輸入物価は円安の影響が継続
【2】内容・注目点:電力関連の上昇が企業物価を押し上げ
【3】所感:川下の財への波及はラグ、決定会合の物価見通しは上昇を予想
【米雇用統計】予想上回る強い結果ながら中身は今ひとつ。5月の非農業部門雇用者数は27.2万人増、失業率は4.0%を記録
【1】結果: 非農業部門雇用者数は27.2万人増で予想上振れ、失業率は4.0%に上昇
【2】内容・注目点:非農業部門雇用者数増でも失業率が上昇する訳とは?家計調査と事業所調査の差異に注目
【3】所感:見出しの数値ほど中身は強くなく、タカ派とハト派双方に材料与える
【日本】2024年4月の消費支出、景気動向指数
【1】結果:消費は前年比+0.5%で14ヶ月ぶりのプラス、景気の基調は据え置きの下方局面への変化
【2】内容・注目点:賃上げが消費に転嫁される兆し、継続するかに注目
【3】所感:自動車認証不正が新たなリスク
【米国】ISM非製造業景気指数、5月は53.8を記録、米サービス業は堅調で景気減速懸念和らぐ
【1】結果:市場予想・前回結果いずれも上回りサービス業の堅調さを示す
【2】内容・注目点: サービス業の需要は堅調な一方でインフレと高金利に対するコメント目立つ
【3】所感:ソフトランディングに向け、「景気好調×労働需給緩和(インフレ鈍化)」は理想的な組み合わせか
【日本】2024年4月の実質賃金は前年比-0.7%、所定内給与は約30年ぶりの上昇
【1】結果:実質賃金はマイナスも基本給が大幅上昇
【2】内容・注目点:コストプッシュインフレ懸念、6月10日週発表の輸入物価に注目
【3】所感:先行きはインフレ懸念があるも、趨勢は変わりつつある
【米国】ISM製造業景気指数、5月は48.7を記録し2ヶ月連続で景気縮小圏に
【1】結果: 製造業景気指数は2ヶ月連続で景気縮小圏に
【2】内容・注目点:需要の軟化が目立つ。受注-在庫バランスの悪化で今後の生産減少も示唆
【3】所感: 悪いニュースは良いニュースか?景気減速による金利低下に戸惑う株式市場
【米国】PCE価格指数、4月は概ね予想通りでインフレ加速せず。実質消費支出は予想外の減少
【1】結果:物価指数は概ね市場予想通り。個人消費支出は実質ベースで減少
【2】内容・注目点: スーパーコアは伸び鈍化も依然高止まり。長引くインフレに消費は鈍化
【3】所感:予防的な利下げが必要か?金利高とインフレを受け個人消費が鈍化
【日本】2024年1-3月期法人企業統計、設備投資は前年同期比+6.8%
【1】結果:設備投資は市場予想を下回るも堅調に
【2】内容・注目点:金額ベースでは過去最大も先行きの設備投資は低下を予想
【3】所感:金属製品や建設・情報通信の設備投資は3年間、前年比プラスで推移
【日本】2024年5月東京CPI、4月鉱工業生産・小売売上高
【1】結果:東京CPIは市場予想通り、鉱工業生産は鈍化
【2】内容・注目点:東京CPIもサービスの上昇率は鈍化傾向に
【3】所感:コストプッシュインフレの懸念、円安の長期化はリスク
【日本】2024年5月の消費者マインドは軟化、基調判断も下方修正
【1】結果:消費者態度指数は前月差マイナス2.1ポイント、2ヶ月連続で軟化
【2】内容・注目点:家計は先行きの収入増にはネガティブな見通し
【3】所感:先行きの家計消費は弱含むと予想
【米国】米消費者信頼感指数、5月は102.0と市場予想を上振れ
【1】結果:消費者マインドは市場予想を上回り底堅さを示すも先行き不安は残る
【2】内容・注目点:雇用は好調な一方で、家計に関する評価が悪化
【3】所感:インフレ懸念は残るもまずまずの結果
【日本】企業向けサービス価格は前年比2.8%で大幅上昇
【1】結果:企業向けサービス価格指数は市場予想を大きく上回る
【2】内容・注目点:多くの品目でプラスであることがポジティブ
【3】所感:消費者向けサービスへの波及が鍵
【日本】2024年4月の全国コアCPIは+2.2%、伸びは鈍化
【1】結果:主要3指数そろって市場予想通りに
【2】内容・注目点:物価動向の先行きは、エネルギーの上昇と定額減税の消費反映に注目
【3】所感:サービス価格がピークアウトの可能性
【日本】2024年3月のコア機械受注は前月比+2.9%の結果に
【1】結果:3月機械受注統計総額は3兆円台の大台
【2】内容・注目点:製造業が堅調、非製造業は軟化
【3】所感:今期は足踏みの見通し、生産回復が鍵
【日本】3月のサービス活動は前月比で-2.4%低下
【1】結果:第3次産業活動指数は、市場予想を大きく下回る
【2】内容・注目点:サービス活動は一進一退、賃上げがプラスに働くかに注目
【3】所感:サービス活動の縮小とCPIサービスに注視
【日本】2024年1-3月期の実質GDPは年率-2.0%
【1】結果:マイナス成長も、市場は一時要因による見方が優勢
【2】内容・注目点:賃上げと消費の好循環が鍵
【3】所感:名目GDP、大台の600兆円まであと一歩
【米国消費者物価指数(CPI)】4月は前年同月比+3.4%とインフレ鈍化、利下げ観測前進
【1】結果:概ね市場予想通り 前回3月からはややインフレ鈍化を示す
【2】内容・注目点:サービス価格が低下。パウエル議長注目のスーパーコアは?
【3】所感:インフレ鈍化にひと安心。9月利下げは可能か
【米国】4月小売売上高は横ばい、予想以上の消費の減速傾向を示す
【1】結果:市場予想を下回る結果で、消費の減速を示す
【2】内容・注目点:長引くインフレに個人消費は鈍化、一時的か継続的か
【3】所感:需要の低下はインフレ抑制には好材料。落ち込みすぎには注意