日本とアメリカの重要な経済指標を分かりやすく解説の記事一覧

相場動向を左右し、個人投資家の方にはぜひ押さえていただきたい、重要な経済指標を分かりやすく解説します。

日本とアメリカの重要な経済指標を分かりやすく解説
【米国】GDP10-12月期は2.3%成長に鈍化も個人消費は堅調 PCE価格指数は市場予想通り
【1】結果:実質GDP成長率は減速も、個人消費は堅調そのもの 【2】内容・注目点:設備投資・民間在庫が下押しするも民間最終需要は良好 【3】所感:米経済は総じて良好。新政権の不確実性の高さが今後の懸念に
【日本】東京CPIは伸びが加速し前年同月比3.4%上昇、コアコアCPIは前月から変わらず横ばい
【1】結果:生鮮食品の高騰が寄与、ヘッドラインは大きな上昇が続く 【2】内容・注目点:サービスCPIは反動要因で低下、基調は変わらずか 【3】所感:先行き半年程度は高位の物価推移も許容されると考えられる
【日本】2024年12月の全国コアCPIは前年同月比3.0%上昇
【1】結果:ヘッドラインは大きく伸びが加速 食品とエネルギーが主因 【2】内容・注目点:サービスインフレは底打ち 緩やかな上昇続くか 【3】所感:日銀政策委員の物価見通しのアップデートに注目
【日本】2024年の貿易収支は5.3兆円の赤字、前年からは赤字幅縮小
【1】結果:2024年12月は6ヶ月ぶりに貿易黒字 【2】内容・注目点:自動車輸出の回復が待たれる 【3】所感:原油の輸入価格は下落寄与であるものの、消費マインドの改善には時間がかかるか
【米国】米小売売上高12月は0.4%増で市場予想を下振れも年末商戦で堅調さを維持
【1】結果:総合は予想を下振れもコントロール・グループは堅調 【2】内容・注目点: 唯一のサービス部門の外食は売上減となるもその他幅広い項目で売上増加 【3】所感:総じて健全な内容だが、トランプ氏の大統領就任直前でノイズも大きい
【米国】CPI(消費者物価指数)、コア指数は前年同月比+3.2%に低下し市場予想を下振れ
【1】結果:総合指数は市場予想通り、コア指数は市場予想を下振れ 【2】内容・注目点:エネルギーが全体の伸びをけん引、他にインフレ再燃を示すような兆候は特になし 【3】所感:インフレ再燃懸念を和らげ利下げ余地を残す良好な結果
【日本】企業物価は前年同月比3.8%上昇、輸入物価(前月比)は低下傾向続く
【1】結果:企業物価、2024年通年は前年比2.3%上昇 【2】内容・注目点:輸入物価は低下基調続く、交易条件は改善傾向に 【3】所感:来週の利上げを織り込む市場、予防的な利上げは妥当か
【米国】米PPI、12月は前年比+3.3%で市場予想を下振れ、航空運賃などPCE構成項目では一部強さが見られる
【1】結果:総合、コアいずれも市場予想を下回る結果 【2】内容・注目点:PCE構成項目に注目 【3】所感:航空運賃の上昇による月末PCEの上振れ懸念は残るも、ひとまず安心感のある結果
【米雇用統計】12月の非農業部門雇用者数は25.6万人増で市場予想を上振れ、失業率は4.1%に低下 今後の利下げペースへの影響は?
【1】結果:非農業部門雇用者数は25.6万人増で市場予想を大きく上振れ、失業率は4.1%に低下 【2】内容・注目点:雇用者の内訳や失業率の理由に注目 【3】所感:堅調な米労働市場、今後の金融政策判断は物価指標に比重が置かれる
【日本】2024年11月の実質賃金は前年同月比0.3%減 物価上昇が重荷に
【1】結果:賃金は堅調も物価上昇がそれを上回る状況が続く 【2】内容・注目点:実質所定内給与のプラス推移にはまだ距離があるか 【3】所感:次回のデータでもインフレ圧力は大きいと考えられる
【米国】ISM非製造業景気指数、12月は54.1を記録し市場予想と前回結果を上回る
【1】結果:市場予想・前回結果いずれも上回る 【2】内容・注目点:米サービス業は好況も気になる支払価格指数の上昇 【3】所感:2025年もインフレがテーマとなるか
【米国】ISM製造業景気指数、12月は49.3で市場予想を上回り前月から改善を示す
【1】結果: 9ヶ月連続で景気縮小圏となるも市場予想を上回り前月から改善 【2】内容・注目点:需要は好調で生産も拡大圏へと回復 雇用は低下も「健全な水準」 【3】所感:米製造業は底入れの兆しも気になる米金利の高止まり
【日本】企業サービス価格は前年同月比3%上昇 企業間サービスは値上げ続く
【1】結果:前回から伸びが0.1ポイント加速、前年同月比では3%上昇 【2】内容・注目点:構造的にも賃上げ環境は整っていると考えられる 【3】所感:賃上げ機運は続くが、利上げの決定打になるかは曖昧
【米国】11月のPCE価格指数、総合は前年比+2.4%を記録し市場予想を下振れ
【1】結果:市場予想を下回る物価の伸び、個人消費支出は底堅い 【2】内容・注目点:サービス価格の鈍化の内訳に注目  【3】所感: 2025年の利下げペース鈍化への過度な懸念が和らぐ安心感のある結果
【日本】2024年11月全国コアCPIは前年同月比2.7% 
【1】結果:11月のインフレはエネルギーが寄与し前月から拡大 【2】内容・注目点:次回の実質賃金は再びマイナスとなる公算が高い 【3】所感:コアコアCPI、期待インフレはターゲットに近い、利上げの材料は春闘の動向
【米国】米小売売上高11月は0.7%増、市場予想を上振れし米消費の健全ぶりを示す
【1】結果:総合は予想を上振れもコアはやや下振れ 【2】内容・注目点:年末商戦に向けて無店舗小売が好調なほか幅広い項目で売上増 【3】所感:健全な米国消費。その背景と今後の持続性は?
【米国】米PPI、11月は前年比+3.0%と市場予想を上振れするも、PCE構成項目は総じて抑制的で12月利下げ観測に影響なし
【1】結果:総合は前月から上振れも、コアは概ね前月から横ばい 【2】内容・注目点:食品が全体の伸びを牽引 PCE構成項目は総じて抑制的 【3】所感:詳細を見るとヘッドラインの印象ほどインフレ再燃懸念はなし
【日本】日銀短観(2024年10-12月期)、業況判断DIは小幅に拡大
【1】結果:業況判断DIはまちまち 先行きは悪化が見込まれる 【2】内容・注目点:設備投資計画は小幅に改善、今回の計画通りに実施されることに期待 【3】所感:物価見通しは2%強が浸透、利上げは1月を予想
【米国】CPI(消費者物価指数)、11月は前年同月比+2.7%に上昇も市場予想通りの結果で12月の利下げをほぼ確定で織り込む
【1】結果:総合、コアいずれも市場予想通りの結果 【2】内容・注目点:内訳を見ても大きな変化を示すような兆候はなし 【3】所感:12月利下げはほぼ確実視されるが、今後の焦点は2025年以降の「利下げの道筋」
【日本】2024年10-12月期の法人企業景気予測調査は小幅にプラス、先行きは弱まる
【1】結果:大企業景況判断指数は0.6ポイント上昇 先行き見通しは緩やかに低下 【2】内容・注目点:先行きの製造業は中堅・中小が押し上げか、非製造業はまちまち 【3】所感:12月期は想定よりも下振れ業種が多い