日本とアメリカの重要な経済指標を分かりやすく解説の記事一覧
相場動向を左右し、個人投資家の方にはぜひ押さえていただきたい、重要な経済指標を分かりやすく解説します。

【米国】CPI(消費者物価指数)、2月は総合・コアともに市場予想を下振れしインフレ鈍化の進展を示す
【1】結果:総合、コア指数いずれも市場予想を下回って前月から伸びが鈍化
【2】内容・注目点:家賃が順調に鈍化。スーパーコアの鈍化は航空運賃の下落が要因
【3】所感:インフレ鈍化のなか、米金利が上昇した理由は? PPIで答え合わせ
【日本】2025年1月の実質消費支出は3ヶ月連続の前年比プラスも伸びは減速
【1】結果:消費は全般に減速傾向がうかがえる
【2】内容・注目点:需要供給ともに縮小が確認でき、今四半期のGDPには下押しが
【3】所感:健全な消費回復にはまだ時間がかかると予想
【米雇用統計】2月の非農業部門雇用者数は15.1万人増で市場予想を下振れ 失業率は4.1%に上昇
【1】結果: NFPは市場予想をやや下振れし失業率は4.1%に上昇 平均時給は予想を下回る
【2】内容・注目点:DOGEによる連邦政府職員のレイオフは来月以降に影響か
【3】所感:情報としてはやや古く、内容はリスク中立的―金融政策判断は引き続き物価指標次第
【日本】実質賃金は前年同月比1.8%減で3ヶ月ぶりのマイナスに
【1】結果:ボーナス効果が剝落し1月は伸びが鈍化
【2】内容・注目点:3月14日の春闘、第1回回答集計発表に注目
【3】所感:中小企業がどれだけ要求をのめるかに注目
【米国】ISM非製造業景気指数、2月は53.5を記録し市場予想と前回結果を上回る
【1】結果:市場予想・前回結果いずれも上回る
【2】内容・注目点:企業担当者のコメントで目立つ「関税」の影響
【3】所感:不確実性に伴う懸念が高まる中一定の安心感を与える結果
【米国】ISM製造業景気指数、2月は50.3を記録 2ヶ月連続で拡大圏となるも懸念が募る内容
【1】結果:拡大圏を維持したものの市場予想と前回結果は下回る
【2】内容・注目点:関税の影響で受注-在庫バランスは悪化し生産も低下
【3】所感:見出しの数値ほど内容は良くない結果
【日本】2024年10~12月期の法人企業統計 業績は好調も設備投資は減速
【1】結果:全般に利益改善が見られた10~12月
【2】内容・注目点:幅広いセクターでマージンが改善
【3】所感:先行きの設備投資も減速を予想
【日本】2025年2月の東京コアCPIは前年同月比2.2% 生鮮食品が鈍化
【1】結果:東京CPIは前月から伸びが鈍化し総合指数は前年同月比2.9%
【2】内容・注目点:生鮮食品とエネルギーの鈍化が下押しの主要因
【3】所感:サービスは横ばい 基調判断にはもう一押しのサービス価格上昇が必要
【米国】消費者信頼感指数、2月は98.3に低下 期待指数は景気後退の兆候とされる80を下回る
【1】結果:現況指数、期待指数いずれも低下し消費者マインドの悪化を示す
【2】内容・注目点:現政権の関税政策を懸念する回答が大半を占め、期待指数やインフレ期待は悪化
【3】所感:消費者センチメントの悪化による実体経済への影響が懸念される
【日本】2025年1月全国CPI:コア指数は前年同月比3.2%上昇、食品インフレ根強く
【1】結果:ヘッドラインは生鮮食品が寄与し前年同月比4%と大きく上昇
【2】内容・注目点:サービスCPI鈍化はコロナ禍の例外的な統計要因 期初の価格改定が底上げ材料
【3】所感:コアCPIは堅調だがディマンドプルインフレは達成可能か
【日本】2024年10~12月期の実質GDPは前期比年率2.8%増
【1】結果:12月期GDP速報は市場予想を大きく上回る結果に
【2】内容・注目点:2024年通年での名目GDPは初の600兆円超え 先行きも物価高止まりから名目GDPは同程度の成長か
【3】所感:底堅い結果も需給ギャップはマイナス 金融政策の引き締め具合は懸念
【米国】米小売売上高1月は-0.9%で市場予想を大きく下振れ 悪天候の影響か
【1】結果:総合、コア、コントロール・グループいずれも下振れ 前月分は上方修正
【2】内容・注目点:幅広い項目で売上減少 山火事や寒波など悪天候が影響か
【3】所感:一時的なノイズかトレンド変換の兆しか、ソフトデータと組み合わせた分析が求められる
【米国】米PPI、1月は前年比+3.5%で市場予想を上振れもPCE構成項目は総じて抑制的
【1】結果:総合、コアいずれも市場予想を上回る結果 前月分は上方修正
【2】内容・注目点:食品とエネルギーが指数を押上げたがPCE構成項目は総じて抑制的
【3】所感:CPI後のインフレ再燃懸念を和らげる良好な結果 月末のPCEを要確認
【米国】CPI(消費者物価指数)、1月は総合・コアともに市場予想を上振れし利下げ観測が後退
【1】結果:総合、コア指数いずれも市場予想を上回って前月から伸びが加速
【2】内容・注目点:家賃の伸びが加速したほかスーパーコアも前月比で加速
【3】所感:「利下げを急ぐ必要はない」論拠を強める結果だが季節性の可能性もあり
【日本】企業物価指数は前年同月比4.2%上昇、1年7ヶ月ぶりの水準
【1】結果:国内PPIはコメ等の食品インフレが続く
【2】内容・注目点:少しずつ円安による輸出入物価が上昇している
【3】所感:日銀の次回利上げは7月実施が市場予想
【米雇用統計】1月の非農業部門雇用者数は14.3万人増で市場予想を下振れも失業率は4.0%に低下
【1】結果: NFP、1月は下振れも過去2ヶ月分は上方修正 失業率は4.0%に低下
【2】内容・注目点:1月NFPは 悪天候の影響あり?家計調査の「比率」に注目
【3】所感:堅調な米労働市場 今後の金融政策判断は物価指標次第
【日本】2024年12月家計調査 緩やかながら消費の拡大見られる
【1】結果:12月の家計消費は実質でも増加 全般には消費拡大の兆し
【2】内容・注目点:実質ベースでサービスや娯楽への支出が緩やかに増加
【3】所感:2024年通年では可処分所得は実質2.3%増 貯蓄嗜好高く
【米国】ISM非製造業景気指数、1月は52.8を記録し市場予想と前回結果を下回る
【1】結果:市場予想・前回結果いずれも下回る
【2】内容・注目点:先行指標の新規受注は減速もサービス業全般は依然として堅調
【3】所感:金融政策への影響の観点としては「ほどよく弱い」内容か
【日本】2024年12月毎月勤労統計 ボーナスが寄与し前年同月比0.6%増
【1】結果:冬のボーナスが寄与し実質賃金は2ヶ月連続でプラス圏
【2】内容・注目点:先行きでは再び実質マイナスの公算が高い
【3】所感:春闘結果を見ていくフェーズ、中小企業により注目
【米国】ISM製造業景気指数、1月は50.9を記録 2022年10月ぶりの拡大圏へと回復
【1】結果:市場予想を上回って前月から改善し、2022年10月ぶりの景気拡大圏へと回復
【2】内容・注目点:需要は好調で生産と雇用も拡大圏へと回復
【3】所感:総じて良好な結果も気になる企業担当者のコメント