FX の記事一覧
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル/円と米金利、米金融政策の関係
先週米ドル/円は一時110円割れの急落となった。これは金利差から見た「上がり過ぎ」の反動と、この間の小動きの「レンジ」ブレークで下落に弾みがついたためか。
米ドル/円に影響する米金利の行方については、6月FOMCで急浮上した米金融緩和見直しへの思惑が過剰反応だったか否かが鍵になりそう。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円急落の背景と今後の焦点
米ドル/円は8日急落、110円割れとなった。これは、金利差から見た「上がり過ぎ」の反動と、この間の小動きを「下放れ」となったテクニカルな影響が大きかったのではないか。
米ドル/円の「道先案内役」米2年債利回りは、この間の「上がり過ぎ」もほぼ是正され、さらなる低下リスクは少なそうだ。ただ米ドル/円の小動き「下放れ」の影響はまだ注意が必要か。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円の「1%レンジ」トレード・パターン
米ドル円は、先週にかけての高値更新から、今週にかけて反落となった。これは、金利差から見た「上がり過ぎ」の反動が基本ではないか。
また、米ドル/円は90日MAプラス1~2%といった1%レンジ中心での上下動が5月過ぎから続いてきた。この1%レンジは、足元では110.5~111.6円程度。
先週までの米ドル高も、今週にかけての米ドル反落も、まさにこの1%レンジ中心のトレード・パターン通りの結果ともいえる。
吉田恒の為替デイリー
「FOMCサプライズ」と失業率の関係
いわゆる「リーマン・ショック」対応の金融緩和は、米失業率が過去10年の平均値(10年MA)を下回るまで改善したときに見直しが始まった。
足元の米失業率の10年MAは5.9%。上述の「リーマン・ショック」後の経験が参考になるなら、失業率が5.9%を下回る状況が続くとすると、金融緩和見直しが現実味を帯びていく可能性がある。
吉田恒の為替デイリー
為替の新「道先案内役」米2年金利を考える
6月FOMC以降、米ドル/円などはそれまでの10年債利回り差ではなく、金融政策を反映する2年債利回り差に連動するようになった。
米2年債利回りは、すでに記録的な「上がり過ぎ」。先週、NFPが予想以上でも米金利低下となったのは、この「上がり過ぎ」の反動だろう。
ただし、「2年債利回りは金融政策を反映する」という意味では、金融緩和見直しの方向が変わらなければ、米2年債利回りの低下も限られそう。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は米ドル全面高の基調、豪ドル/円は切り返し先行でも頭打ち
米ドル/円 日足週間予想レンジ:109.70~111.70メインストラテジー:押し目買い&レンジ取引・米ドル全面高の基調は不変・米ド...
吉田恒の為替ウイークリー
少し意外だった「雇用統計相場」の謎解き
先週の米ドル/円は一時111円台後半まで上昇したが、注目の米雇用統計でNFP(非農業部門雇用者数)が予想より良かったにもかかわらず反落となった。これは金利差から見て行き過ぎた米ドル高・円安が続かなかったということではないか。
当面の米ドル/円は、米金利上昇の再燃までは1%程度の反落をはさみながら、じりじりと上値を切り上げていく展開の可能性が高いのではないか。
吉田恒の為替デイリー
豪ドル高の終わり、そして豪ドル安のシナリオ
豪ドル/米ドルは、足元で0.747米ドル程度の52週MAまで下落してきた。経験的には、一時的豪ドル安ならここまで、さらに下落するなら豪ドル安へトレンド転換した可能性が高まる。
豪ドル安へトレンドが転換したなら、経験的に0.67米ドル割れへ向かう豪ドル安が展開している可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
米ドル高・円安の背景と今後の焦点
米ドル/円が過去2ヶ月続いた90日MAからのかい離率1~2%中心のレンジ上放れを試す動きとなってきた。長く続いた小動きから抜け出すと一方向に大きく動き出す可能性があるだけに注目されるところだ。
ただ最近の米ドル高・円安は日米金利差からのかい離が目立ってきた。米ドル高・円安が大きく進むためには、金利差の裏付けが鍵になるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
雇用統計発表前、米ドル/円の立ち位置再点検
先週、年初来高値更新となったものの、その後の米ドル/円は上値の重い展開が目立った。
これは、6月FOMC後、米10年債利回りから米2年債利回りに「道先案内役」が変わり、その米2年債利回りは長期金利と異なり金融政策の影響が強いだけに、金融緩和方針の変更が明確になるまで、「上げ渋る」可能性があり、その影響があるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
英ポンド/円の「客観評価」を再確認する
英ポンド/円は、英日10年債利回り差から見た「上がり過ぎ」はほぼ是正された。6月FOMC以降影響力の大きくなった2年債利回り差との関係からすると、足元もとくに「上がり過ぎ」懸念は強くない。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は円高ではない調整、豪ドル/円は切り返しするも構造変わらず
米ドル/円 日足 週間予想レンジ:109.70~111.70メインストラテジー:押し目買い・2021年初来高値更新・モメンタムの低下・強...
吉田恒の為替ウイークリー
7月の為替を予想する
6月のFOMC以降、為替相場のテーマは「コロナ後の景気回復」から、「金融緩和の見直し」に変わり、その結果「道先案内役」も米10年債利回りから米2年債利回りに変わった可能性がある。
その米2年債利回りは、すでに短期的な「上がり過ぎ」懸念が強くなっている。米金利、米ドルとも、まだしばらくは上値の重い展開が続く可能性が高いのではないか。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円「1円レンジ相場」が示唆するシナリオ
米ドル/円は過去2ヶ月近くも、90日MAを2%上回った水準が上限、1%上回った水準が下限といった「1%レンジ」での小動きが続いてきた。
小動きが長期化すると、エネルギーが蓄積することにより、小動き終了、レンジ・ブレーク後は一方向に大相場が展開しやすい。
吉田恒の為替デイリー
続・FOMC後に為替相場で変わったこと
FOMC後、一時はユーロや豪ドルに対しても52週MAより米ドル高の展開となった。このまま、ユーロや豪ドルに対しても、52週MAより米ドル高が長く、大きく進むなら、経験的には全面的な米ドル高トレンドへの転換の可能性が高まる。
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円 高値更新、今後の見通しとは?
米ドル/円は23日、2021年の高値を更新した。
ただ先週からの米ドル/円は、米金融政策を反映する米2年債利回りの影響が大きくなっており、その米2年債利回りは、90日MA(移動平均線)からのかい離率で見ると短期的な「上がり過ぎ」懸念が強くなっている。
吉田恒の為替デイリー
FOMC後に為替相場で変わったこと
豪ドル/米ドルなど為替相場の多くは、先週のFOMC以降、2年債利回り差との連動に変わった。
為替相場の行方が、米10年債利回りと2年債利回りのどちらが主役になるかで、目先の見通しは大きく変わる。
90日MAとの関係で見ると、米2年債利回りは記録的な「上がり過ぎ」が懸念されてきたため、目先的には米ドル高に限界がある可能性も!?
吉田恒の為替デイリー
クロス円、そして南アランド/円の反落の理由
先週のFOMCの後から、それまで一本調子で上昇してきたユーロ/円などクロス円は急反落となった。その主な理由は2つか。
クロス円の中でも新興国通貨、南アランド/円などの下落は相対的に大きくなった。その背景には、南アランドなど新興国通貨特有の下落リスクの影響がありそうだ。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円はスピード調整を先行、豪ドル/円は当面頭打ち
米ドル/円 日足週間予想レンジ:109.50~111.00メインストラテジー:押し目買い・米ドル全面高でも頭重い・クロス円経由の圧力...