【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 46,341.51 △1,125.37 (3/31)
NASDAQ: 21,590.63 △795.99 (3/31)
1.概況
米国とイランの軍事衝突が終結に向かうとの観測が浮上し、米国市場は主要3指数が揃って大幅反発となりました。まだ不透明感が残るものの、軍事衝突の終結期待が景気敏感株やハイテク株への買い材料となりました。
ダウ平均は325ドル高の45,541ドルで取引を開始しました。序盤は一進一退で推移し、中ごろから上げ幅を拡大しました。後半にかけては、買いが優勢で最終的に1,125ドル高の46,341ドルと続伸して取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は795ポイント高の21,590ポイント、S&P500株価指数は184ポイント高の6,528ポイントで、いずれも4営業日ぶりに反発しました。小型株で構成されるラッセル2000は82ポイント高の2,496ポイントで、同じく4営業日ぶりに反発しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇しました。コミュニケーション・サービスと情報技術が4%以上の上昇となりました。一般消費財・サービスが3.3%高、資本財・サービスが3.2%高となりました。一方でエネルギーが1.1%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中25銘柄が上昇しました。キャタピラー[CAT]が6.2%高で大幅高となりました。エヌビディア[NVDA]が5.6%高で続き、ボーイング[BA]が5.2%高、ゴールドマン・サックス[GS]が4.8%高となりました。そのほか、アマゾン・ドットコム[AMZN]など計5銘柄が3%台の上昇となりました。一方で5銘柄が下落し、シェブロン[CVX]が1.8%安、コカ・コーラ[KO]など4銘柄が1%未満の下落となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、エヌビディアによる20億ドルの出資を発表されたマーベル・テクノロジー[MRVL]が12.8%高で大幅高となりました。ハイテク株が堅調で、パワー半導体のオン・セミコンダクター・コーポレーション[ON]が11.2%高となったほか、NAND型フラッシュメモリのサンディスク[SNDK]が11.0%高となりました。一方で、カーボンフリーエネルギーを生産するコンステレーション・エナジー[CEG]が6.5%安となりました。通期の1株利益予想が市場予想を下回り、売りが出ました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.03%低い4.32%となりました。1日朝のドル円は158円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場では中東情勢の終結期待から大幅反発となりました。夜間の日経平均先物は3.6%高の53,030円で取引を終えており、本日の日本市場も大幅反発でのスタートが見込まれます。日中の材料には、取引開始前に2026年1-3月期の日銀短観が公表されるほか、来日中のマクロン仏大領と日仏首脳会談が実施され、会談後には共同声明発表を行う予定があります。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
