FX の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・「行き過ぎた円安」は是正されるのか
4月26日付のコラムでも述べたように、米ドル/円は現在、日米消費者物価で計算した購買力平価を大幅に上回る状況が続いている。程度の差はあるが、これは1980年代前半の米インフレ局面以来のこと。
そんな1980年代の前半、米ドル/円が一時的に消費者物価購買力平価を割れるまで下落した局面があった。インフレ対策の高金利政策を受けて、米国が本格的なリセッションに転落した局面だ。今回はそれについて詳しく見てみたい。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「行き過ぎた円安」は是正されるのか
米ドル/円は、約40年ぶりに日米消費者物価で計算した購買力平価を大幅に上回る状況が続いている。今回に共通しているのは、米インフレ対策が「行き過ぎた米ドル高・円安」をもたらしたということだろう。
約40年前は、プラザ合意の強硬策がとられるまで「行き過ぎた米ドル高・円安」は是正されなかった。今回はどうだろうか?
吉田恒の為替デイリー
【為替】米金利上昇トレンドはまだ終わらない
米ドル/円の行方は、米金利の影響を大きく受けてきた。その米金利は、3月に金融システム不安が浮上したことをきっかけに大きく低下した。では米金利はさらに低下するのか、それとも再び上昇に向かうのか。
実は、テクニカルに見ると重要な分岐点を巡る攻防が続いているものの、まだ米金利上昇トレンドが転換したわけではなさそうだ。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
【為替】米ドル/円は上値志向の再確認、豪ドル/円は90関門定着の有無が焦点
米ドル/円週間予想レンジ:133.50~136.50メインストラテジー:押し目買い・日銀会合は無風通過の公算が大きい・上値は一旦重く...
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】4/24~28の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は一時135円台に乗せたものの、その後は米経済指標の弱い結果を受けて反落するなど、米経済指標の結果に一喜一憂する展開が続いた。
今週は28日に日銀の金融政策が発表される。過去3回の日銀金融政策発表日の米ドル/円は3~7円程度に値幅が拡大するなど荒れた値動きになってきたので、今回も要注意。
今週の米ドル/円は132~136円中心での展開を想定。
吉田恒の為替デイリー
【為替】ユーロ/円と米ドル/円の「違い」とは?
ユーロ/円が2022年10月に記録したこの間の高値(10月21日、148.399円)に目前まで迫ってきた。米ドル/円が、同じく2022年10月に記録した高値(10月21日、151.942円)をまだ1割以上も下回った水準で推移していることを考えると、両者はかなり「差」が開いたと言えるだろう。今回は、この背景について考えてみる。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
【為替】膠着の米ドル/円相場、トレンドが発生すると考えられる2つの要因とは
揺れる米国の利上げ局面、方向感を失う米ドル/円相場
相場に影響を与える、トレンド発生に関わる2つの要因
吉田恒の為替デイリー
【為替】米金利が鍵になりそうな日銀政策判断
3月以降、金融システム不安の浮上を受けて大きく低下した米金利だったが、最近は低下が一巡、反発が目立ってきた。
日銀は4月28日に、植田新総裁が出席する最初の金融政策決定会合を予定しているが、米金利上昇リスクへの懸念が残るようなら、10年債利回り上限の拡大など、金融緩和見直しは見送る可能性があるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】メキシコペソ「最強通貨」終了の見極め方
代表的な高金利通貨であるメキシコペソは、対円で過去3年間に最大8割もの大幅高を演じた「最強通貨」だが、この半年ほどは2度の急落も起こるなど値動きが上下に荒くなってきた。
「最強通貨」メキシコペソの下落リスクと、上昇トレンド終了の見極め方などについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「一時的米ドル高・円安」のシナリオ
3月の金融システム不安の浮上を受けて一時130円を割れるまで急落した米ドル/円だったが、最近にかけて134円を越えるまで米ドル高・円安に戻してきた。
米ドル高・円安はどこまで続くか。120日MA、米金利との関係から考察する。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米利下げの実現は簡単ではない?
米2年債利回りは、政策金利のFFレートの誘導目標、4.75~5%を一時は1%程度と大幅に下回った。素直に見ると、早期に1%程度の大幅な政策金利引き下げを先取りした動きと言えるだろう。
そんな金利市場が描く「早期利下げ」は本当に実現するのか。過去の米利下げが始まる局面においての金利、株価との関係などから見ると簡単ではなさそうだ。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
【為替】米ドル/円は上値志向を強め、豪ドル/円は重要な抵抗を試す段階へ
米ドル/円週間予想レンジ:133.50~136.00メインストラテジー:押し目買い・米利上げ見通しは二転三転・地合い固めで上値志向が...
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】4/17~21の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は132~134円中心に方向感の乏しい展開に終始。3月の米経済データは、予想以上にインフレ是正、景気減速を示すものが多かったが、5月米利上げ継続との見方が強まると、「米金利低下=米ドル安」も行き詰まった。
今週も5月米利上げ継続を巡る思惑が交錯する中で、米ドル/円は上下に不安定な展開が続きそうだ。予想レンジは132~135円中心で想定。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・ユーロ/米ドル短中期見通し再点検
先週のユーロ/米ドルは、2022年12月頃から続いてきた1.05~1.1米ドルを中心としたボックス相場をユーロ高方向へ抜け出しそうな動きとなった。背景には、独金利上昇などを受けて金利差ユーロ劣位の縮小が広がっていることがありそうだ。
4月3日付「ユーロ/米ドル短中期見通しの再点検」のフォローアップ分析を行ってみた。
吉田恒の為替デイリー
【為替】ユーロ/円と豪ドル/円の違いとは?
主要なクロス円でありながら、ユーロ/円と豪ドル/円はここに来て対照的な動きが目立ってきた。
トレンドを判断する上で参考になる52週MAとの関係で見ると、ユーロ/円は上昇トレンドが続いているのに対し、豪ドル/円は下落トレンドへ転換した可能性があるため、トレード戦略も違うものになりそうだ。
吉田恒の為替デイリー
【為替】豪ドル/円の短中期シナリオの検証
2022年9月には100円の大台に迫るまで上昇した豪ドル/円だったが、2023年3月以降は90円を大きく割り込むまで下落した。
こういった値動きは、豪ドル安・円高トレンドへ転換した可能性を示している。そうであれば、基本的に豪ドル反発は限られ、普通なら1~2年以上、豪ドル下値を模索する展開が続きそう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「米利下げ」織り込みは修正されるか
金融システム不安が浮上した3月の米経済データが、相次いで予想以上の悪化となったことから、米景気先行きへの懸念が急速に広がり出した。しかし、4月7日発表の米3月雇用統計が予想の範囲内の結果となったことで、とりあえず一息ついた形となった。
今週はCPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)とインフレ指標の発表が注目される。これを受けて、早期の大幅利下げを織り込むほどに大きく低下した米金利が、どこまで戻すかが、米ドル/円の短期的な行方を考える上での鍵になる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・「円安に戻る円高」と「戻らない円高」
「米ドル安・円高でも比較的短期間に米ドル高・円安に大きく戻すといったこれまでの展開が続くのか、それとももうしばらくは大きく米ドル高・円安には戻さず米ドル一段安に向かう展開に変わるのか」の大きな目安は、米利上げが続くか、それとも本格的な利下げへ転換するかということではないか、というのが、前回の結論だった。
今回は本格的な米利下げへ転換する可能性について考えてみる。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
【為替】米ドル/円は強含みの保ち合い、豪ドル/円は安値圏にて底固め
米ドル/円週間予想レンジ:131.50~135.00メインストラテジー:押し目買い・米経済指標は不芳・保ち合いが先行するか・米金利は...