モトリーフール米国本社 – 2026年2月1日 投稿記事より
ウォール街のアナリストは、今後数年間の力強い利益成長を予想
テスラ[TSLA]の株価は依然として変動が激しいものの、本稿執筆時点で過去3年間に134%上昇し、S&P500指数の上昇率を大きく上回っています。2025年第4四半期の決算発表後に株価は一時的に下落しましたが、これは、投資家が設備投資の増加見通しや当面の利益への影響を懸念したためです。
しかし、同社の株価が高いバリュエーションで推移しているということは、テスラが長期的に大きな成長機会を持っているという見方を反映しています。特に、より高収益が見込める人工知能(AI)関連サービスの提供が期待されており、その中には人型ロボット「Optimus(オプティマス)」も含まれます。テスラは、2026年末までにオプティマスの生産開始を目指して準備を進めており、これにより、株価に対する投資家心理が変化する可能性があり、今後数年間に株価が2倍になる方向へ向かう可能性もあります。
オプティマスの生産は2026年末までに開始される可能性
自動運転車やロボットは、今後数十年で数兆ドル規模の経済価値をもたらす可能性があります。テスラの高いバリュエーションは、こうした巨大市場の成長を取り込める立ち位置にある、という見方を示しています。同社は第1四半期にオプティマスのバージョン3を公開する予定です。動作はより人間に近くなり、オプティマスの開発が大幅に進んでいることが明らかになるとみられています。
またテスラは、2026年後半にオプティマスの生産を開始する準備を進めています。同社はモデルS/Xの生産を終了し、その生産ラインをオプティマス向けに転用する方針です。これにより、将来的に年間100万台規模まで生産を拡大する道が開かれます。
世界には人型ロボットを開発している企業が複数あります。しかし、テスラには量産できる生産能力とAIトレーニングのための技術力があり、この分野の主要プレイヤーになれる可能性があります。テスラの最大の強みは、同社が生産した車両フリート(車両群)から得られる実世界の映像データにアクセスが可能である点です。このデータは、他のロボットメーカーにはない強みであり、オプティマスに繊細で高度な意思決定を学習させるのに役立ちます。
なぜここから株価が2倍になり得るのか
テスラの株価のバリュエーションが高い理由の一つは、同社が「サービス型のビジネスモデル」に移行している点にあり、これはオプティマスにも当てはまります。24時間365日稼働し、時折行われるメンテナンスを除けば、疲れを知らない製品の「生涯価値」は、非常に高いのです。これが、ロボタクシーや完全自動運転(FSD)のサブスクリプションと同様に、テスラがオプティマスをサービスのような形として収益化する可能性が高い理由です。
もしオプティマスがフル生産体制に入れば、極めて収益性が高い、経常収入をもたらすビジネスになると予想されます。オプティマスがテスラの業績に本格的に貢献するまでには数年かかるものの、株式市場は将来を先取りして動きます。オプティマスの生産開始が近づくにつれ、株価はこの新製品から得られる将来の利益を織り込み始め、上昇する可能性があります。これは2025年、テスラがロボタクシー・サービスを開始した際に株価が動いたのと同様です。
投資家には我慢強さが必要です。2026年にテスラの株価が2倍になることを期待するなら、買うべきではないでしょう。しかし、テスラが今後数年間、ウォール街の予想通り年率25%の利益成長を実現できれば、株価が2倍になり得る十分な材料と言えるでしょう。
免責事項と開示事項 記事は一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者John Ballardはテスラの株式を保有しています。モトリーフール米国本社はテスラの株式を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、情報開示方針を定めています。
