吉田恒の為替デイリー ユーロ高・米ドル安へ転換した背景
ユーロ/米ドルは120日MA、52週MAとの関係からユーロ高・米ドル安へトレンド転換した可能性が高くなっている。 金利差ユーロ劣位が大きく縮小し、トレンド転換を正当化している点は、米ドル/円との違いとしても注目。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー FOMCが利上げを止める「目安」とは?
米CPIの対前年同月比上昇率が7%程度まで低下してきたが、FOMCがインフレ対策の利上げを終了する「目安」を考えてみる。 CPI上昇率は、2021年11月末に、パウエル議長が「インフレは一時的」との見解を撤回した当時の5%割れに近付くかに注目。もう1つの目安として、失業率4%以上への反発にも注目。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー FXの投資戦略が変わる可能性
2022年に、記録的な米ドル高となったのは、大幅な米利上げの影響が大きかった。2023年は米国の金融政策の変動率が、2022年に比べて大きく低下する見通しとなっていることから、米ドル/円のボラティリティも大きく低下する可能性がある。 それに伴いFXの投資戦略も米ドル買い一辺倒から、2023年には変わる可能性がありそう。
吉田 恒
12:56
ストックボイス 2023年の米ドル/円は値動きが縮小すると考える理由
・2022年は米ドル/円が大きく動いた1年であり、最大値幅は38円で1990年以降では年間値幅の最大となった。ただ限界点にさしかか...
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米ドル高・円安はどこまで戻せるのか
11月以降の米ドル急落で、米ドルは足元で140円程度の120日MAを大きく割り込んだ。経験的に、これは米ドル高から米ドル安へトレンド転換した可能性を示している。 米ドルはすでに151円台で天井を打っており、今後の上昇も足元で140円程度の120日MAを大きく、長く超えない程度にとどまるとの見通しが基本になりそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー CPI、FOMCなど年内最後の「注目ウィーク」
11月以降の米ドル急落をもたらした大きな要因となった可能性があるポジション調整の米ドル売りが峠を越えつつあるなら、CPIやFOMCを受けても米ドル下落拡大には自ずと限度がありそうだ。 米ドル反発は、テクニカルには11月30日のパウエル発言をきっかけに米ドル下放れが起こる前までの保合い下限、137円半ばを大きく超えられるかが目安になりそうだ。 今週の米ドル/円予想レンジは133~138円を想定。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米ドル/円大相場の翌年は小動きになるか?
2022年の米ドル/円年間値幅は、1990年以降では最大となった。では、勢いづいた大相場は2023年も続くのだろうか。 経験的には、このような大相場の翌年は、前年より値幅が3~5割も縮小するなど、一転して「小動き」になることが多い。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 「PPI・CPI大相場」の振り返り
最近にかけて、PPIやCPIといった代表的な米インフレ統計発表直後に、米ドル/円が一方向へ2~3円といった具合に大きく動くケースが続いてきた。 12月9日発表の米11月PPIは、前年同月比上昇率が前回から1%程度と大きく低下するとの事前予想になっているだけに、米ドル/円の反応が注目される。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米ドル全面安の一因に「変化」の兆し
先週にかけての米ドル全面安は、米ドル買いポジション手仕舞いに伴う米ドル売りが一因と考えられたが、米ドル売りもかなり進んだ可能性があった。 ただ、なお米ドル買い・円売りポジションの相対的な大きさは目立つだけに、来週にかけてFOMCなどの注目イベント次第で、もう一波乱は要注意か。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 円安150円からの「変化」を確認する
米ドル/円は120日MAとの関係で見ると、既に151円で天井を打った可能性がある。一方で、米金利や90日MAかい離率との関係を見ると、短期的には米ドル「下がり過ぎ」懸念が拡大している。 5年MAかい離率を見ると、中長期的な米ドルの「割高」は修正されつつもなお要注意段階。そのため、米ドル買いが再開しても、投資額の抑制、ストップロスなど損失を限定化させる工夫が必要になりそう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 2023年のメキシコペソと南アフリカランドを予想する
メキシコペソ/円や南アフリカランド/円といった新興国通貨は、2022年にかけて米金融引き締め局面では異例の大幅高となった。ただその結果、5年MAかい離率などで見ても記録的な「上がり過ぎ」となっており、反動リスクに要注意。 2023年の予想レンジは、メキシコペソ/円が6~7.5円、南アフリカランド/円が6.5~8.5円。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 12月の米ドル/円を予想する
11月以降、それまでから一変して米ドル安・円高が急加速となった。この米ドル安・円高がいつまで続くかについて、①ポジション調整の米ドル売りが年内で一巡するか、➁米ドルの短期的な「下がり過ぎ」拡大が130円までに一巡するかの2点に注目 12月の米ドル/円の予想レンジは130~137.5円を想定
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 2023年の豪ドルを予想する
豪ドル安・米ドル高は0.6米ドルを回避し、2023年は豪ドル高・米ドル安へのトレンド転換が明確になりそうだが、当面豪米の「利上げの差」が大きく変わらないなら、豪ドル高・米ドル安も緩やかな動きにとどまりそうだ。予想レンジは0.6~0.75米ドル。 豪ドル/円は米ドル/円の影響を受けやすい展開が続くと思われる。2023年の予想レンジは85~98円で想定。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 2023年のユーロと英ポンドを予想する
FRBとECBの「金融政策の差」を主因としたユーロ安・米ドル高は終わり、2023年はユーロ高・米ドル安トレンドを予想。予想レンジは0.95~1.15米ドル(コアは1~1.1米ドル)。 クロス円の予想レンジは、ユーロ/円が135~155円、英ポンド/円は150~180円。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 2023年の米ドル/円を予想する
2023年は、米インフレ対策の利上げから利下げへの転換が予想されるため、米ドル/円も米ドル安・円高へのトレンド転換が明確になりそう。ただ、今のところ米利下げは限定的にとどまるとの見通しであるため、米ドル安・円高も130円を大きく割れる可能性は低いのではないか。 2023年中の米ドル/円のメイン・シナリオは130~150円レンジ中心で想定。 130円を大きく割り込む米ドル安・円高に拡大するなら、米国のリセッションが本格化。その場合、予想以上の大幅利下げに向かう可能性があると考えられる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米ドル/円「米金利離れ」の理由
11月に入ってから、米ドル/円と米金利の連動性が薄れ、米ドルの下落リスクが目立っている。 これは、米ドル買いポジション手仕舞いに伴う米ドル売りの影響が大きいのではないか。年内最後の注目イベントである12月FOMCまで、その影響には注意が必要ではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 続・ユーロ安・米ドル高は終わったのか
2022年は約20年ぶりの「パリティ」割れが実現。その意味では歴史的ユーロ安が展開した年でもあった。 このユーロ安・米ドル高には、米国とユーロ圏の「金融政策の差」が大きく影響したと見られたが、この点で8月以降変化の兆しがある。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 円安トレンドの転換を試す正念場続く
米ドル上値の重い展開が続いているが、米ドル売りの主役は米ドル買いポジション手仕舞いではないか。 チャート的には、この間の米ドル高・円安トレンドをサポートしてきた120日MA割れ含みとなり、米ドル下値の正念場となっている。 綱渡りが続くものの、個人的には米利上げが続く中での米ドル下落は限られると考えている。 今週の米ドル/円予想レンジは、137.5~141.5円を想定。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米ドル安・円高の基本シナリオとは?
過去5回の米ドル安・円高トレンドを参考に、今後のシナリオについて考えてみた 2022年10月の151円から米ドル安・円高トレンドが始まっていると仮定する。これが2年以上続き、その中で米ドルが2割以上下落するなら、今回の米ドル安・円高は2024年以降にかけて続き、その中で120円以下までの米ドル安・円高に戻るといった計算になる
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 豪ドル安トレンド転換の目安とは?
経験的には、豪ドル安から豪ドル高へのトレンド転換の目安は、足元で0.7米ドルの52週MAを本格的にブレークするということ。 ただ、金利差や資源価格の下落などが、今なお豪ドルにとってネガティブな要因となっている。
吉田 恒