吉田恒の為替デイリー
【為替】日銀金融政策決定会合と米ドル/円の関係
3月10日、黒田総裁が出席するのは最後となる日銀の金融政策決定会合が開かれる予定だ。ここで、2022年12月に拡大した10年債利回りの上限再拡大あるいは撤廃が行われるかが注目されている。
今回の会合の結果が米ドル/円にどう影響するかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円安「高転びリスク」はまだ低いのか?
米ドル高・円安へ戻す展開が続いているが、2022年は140円手前で米ドル高・円安が止まると、その後、短期間に130円割れ寸前まで米ドルは急反落に向かった。
この2022年のケースと最近ではいくつか重要な違いがあるため、今回はこの先円安が一段落した後もすぐに急激な円高に向かうリスクは低いと考えている。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円安予想の注意点(ファンダメンタルズ編)
2月以降の米ドル高・円安の今後の見通しを考える上で、今回は米金利および日米金利差といったファンダメンタルズ分析からアプローチしてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円安予想の注意点(テクニカル編)
1月にかけて急激な円高から一変し、2月以降は大きく円安に戻すところとなった。私にとって、これは基本的には予想通りだった。その上で、この円安がまだまだ続くと考えているわけではない。そろそろ円安の終わりにも注意する必要が出てくると考えている。
なぜそういった考え方になるかについて、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析に分けて述べてみたいと思う。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】3月第2週の米ドル/円を予想する
「米金利上昇=米ドル高」が続き、先週も米ドルは年初来高値を更新。一時は137円台に乗せた。
今週は10日の米2月雇用統計発表など米経済指標発表と、同じく10日の日銀金融政策決定会合などが要注意だが、基本的には米ドル高・円安が続くと予想。
米ドル/円の予想レンジは134~138円中心で想定。
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【為替】なぜ米ドル/円の変動は激しくなったのか
米ドル/円は、2021年にかけては5年連続で年間の最大変動幅ですら10円程度といった小動きが続いた。それが、2022年の最大変動幅は1990年以降で最大となる38円に急拡大となった。
激しい値動きは円安、円高ともに起こってきた。なぜ、急に米ドル/円がこれほど激しく動くようになったのかについて今回は考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】復活した「最強通貨」メキシコペソ/円
2022年に対円で米ドル以上に上昇した「最強通貨ペア」メキシコペソ/円が、2月以降の円安再燃などをきっかけに急上昇となっている。
中長期的には記録的な「上がり過ぎ」が続いていることに加え、短期的にも徐々に「上がり過ぎ」気味になっており、米ドル高・円安一段落後は反動リスクも要注意だろう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】豪ドル安・米ドル高の今後のシナリオ
豪ドル/米ドルは一時0.67米ドルをわずかではあるが割れるまで下落するなど、2月以降下落傾向が拡大した。これは、基本的には米ドル/円やユーロ/米ドルと同様に、米金利上昇に伴う米ドル高の影響が大きかっただろう。
豪ドル安・米ドル高の今後の見通しについて今回は考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】YCC見直しは年後半以降の可能性
次期日銀総裁の候補者である植田和男氏に対する衆参両院の所信聴取が2月27日で終了した。その中で植田氏は、「情勢に応じて工夫を凝らしながら金融緩和を継続することが適切」などと述べたことから、現在の長期金利上昇を阻止するYCC(イールドカーブ・コントロール)も含めた金融緩和策の早期見直し観測は後退したようだ。
YCC見直しのタイミングについて考えてみる。
12:40
ストックボイス
【為替】米ドル円動向:米金利の見通しを前提にすると140円を超える可能性
・2月は米ドル高・円安に大きく戻す展開となったが、これには米金利の上昇が関係している。・米ドル/円が2月に大きく米ドル高・...
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【為替】ユーロ安・米ドル高の今後のシナリオ
対円で米ドルが年初来高値更新となっているが、このような米ドル高再燃は対円に限ったことではなく、対ユーロなどでも起こっている。
2023年に入り、一時1.10米ドルを超えるまでユーロ高・米ドル安となったが、最近にかけて年初来のユーロ安値・米ドル高値に近いところまで戻してきた。そんなユーロ安・米ドル高はどこまで続くかについて、今回は考えてみる。
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【為替】3月の米ドル/円を予想する
2月の米ドル/円は、年初来の米ドル高値を更新するなど、大きく米ドル高・円安に戻す展開となっている。主因は米金利が大きく上昇したことだろう。
日銀の新執行部人事、いわゆる「ポスト黒田」を巡る動きも警戒されたほど円高に反応することがなかったことから、米ドル買い・円売りの安心感につながった可能性がある。
3月の米ドル/円は、そうした流れを引き継ぎ、132~140円中心での展開を予想。
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【為替】米金利上昇見通しと米ドル/円への影響
2月以降、米インフレ是正の鈍化、景気減速懸念の後退などを受けて、米金利の上昇が再燃している。では、米金利はこの先どこまで上昇し、それは米ドル/円にどのように影響するかについて考えてみたい。
吉田恒の為替デイリー
【為替】復活した米金利と米ドル/円の相関関係
米ドル/円と米金融政策を反映する米2年債利回りの相関関係が復活してきた。米利上げ見通しの上方修正など、米金融政策への注目が再燃したためではないか。
このまま米2年債利回りに米ドル/円が連動するなら、米利上げに連れる形で米ドル/円は140円を大きく上回る見通しになる。
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【為替】「植田日銀新体制」と米ドル/円の関係
次期日銀総裁に起用される植田和男氏の国会における所信聴取が2月24日に行われる。
植田氏の次期総裁起用との見通しが浮上して以降、為替相場は円安に動いたが、これは為替市場が植田新体制に対して円安に反応していると考えるのは間違いだろう。改めて植田日銀新体制と為替相場の関係を整理してみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル円動向:円安、151円更新には至らない可能性
2月以降、米ドル高・円安へ戻す展開となっている。米ドル/円は2022年10月に、1990年以来約32年ぶりに150円を越えるまで米ドル高・円安となったが、その更新に向かう米ドル高・円安なのかと言えば、さすがにそれは違うのではないか。
似たような過去のケースを参考に、今後起こりうるシナリオについて考えてみる。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】米ドル高・円安は140円を目指すのか?
先週の米ドル/円は大きく上昇した。主因は米金利の上昇。米金利はこれまでの「下がり過ぎ」の反動もあり、さらなる上昇の可能性もありそうだ。
52週MAとの関係からすると、米ドル高・円安はあくまで「一時的」の可能性が高いが、米金利上昇次第ではさらに140円を目指す可能性も考えられる。
今週の米ドル/円予想レンジは132.5~137円中心で想定。
吉田恒の為替デイリー
【為替】日銀3月会合も金利上限再拡大は見送りか?
日銀の次回の金融政策決定会合は3月10日に予定されている。これが黒田総裁が出席する最後の金融政策決定会合になる見通しだが、ここでYCC(イールドカーブ・コントロール)の見直しに伴う10年債利回りの上限再拡大、またはYCC自体の撤廃はあるだろうか。
これまでの経験、特に米金利との関係に注目すると、上限の再拡大等は見送られる可能性が高いのではないか。いずれにしても、為替相場への影響の観点でも注目される。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円の客観評価を再点検する
2022年10月に151円まで上昇した米ドル/円は、その後3ヶ月弱で127円台まで急落した。そして今週は134円台まで米ドル高・円安へ戻すところとなった。
このように激しい値動きが続く米ドル/円の客観的評価の変化を、移動平均かい離率を使って確認してみたい。
吉田恒の為替デイリー
【為替】なぜ「円一段高」予想は実現しなかったのか
2022年12月に日銀が10年債利回りの上限を拡大すると、円金利が大きく上昇、米ドル/円も2023年1月にかけて一時127円台まで急落した。
こうした中で、さらなる米ドル安・円高予想も増えたが、2月15日には134円台を記録するなど、むしろ最大で約7円も米ドル高・円安へ戻った。なぜ円一段高予想は実現しなかったのかについて考える。