【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,240.99  ▼166.67 (2/3)
NASDAQ: 23,255.19  ▼336.92 (2/3)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って反落となりました。半導体やソフトウェア関連銘柄が大きく売られ、相場全体の重荷となりました。ソフトウェアは、AI開発新興企業のアンソロピックが先週末に新ツールを発表し、その新ツールがソフトウェアサービスを代替するといった懸念が売り材料となりました。

ダウ平均は小幅安で取引を開始し、序盤は上昇に転じました。前日終値である49,407ドル付近で一進一退に推移するも、中ごろにかけて下げ幅を拡大する展開となりました。日本時間午前4時過ぎに48,832ドルをつけ本日の安値を更新、その後は持ち直し最終的には166ドル安の49,240ドルで反落となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は336ポイント安の23,255ポイント、S&P500株価指数は58ポイント安の6,917ポイントで取引を終えました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇しました。エネルギーが3.3%高となり、セクターの上昇率トップとなりました。素材が2.0%高で続き、生活必需品が1.7%高、公益事業が1.5%高となりました。一方で6業種が下落となり、中でも情報技術が2.2%安で大きく下げました。コミュニケーション・サービスが1.3%安、ヘルスケアが1.0%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が3.7%高と連日で大きく上昇し、構成銘柄中の上昇率トップとなりました。シスコシステムズ[CSCO]が3.1%高、ウォルマート[WMT]が2.9%高、シェブロン[CVX]が2.3%高となりました。一方でソフトウェアのセールスフォース[CRM]が6.9%安で大きく下げたほか、アイビーエム[IBM]も6.5%安、マイクロソフト[MSFT]が2.9%安、エヌビディア[NVDA]が2.8%安とハイテク関連が指数を押し下げました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ガートナー[IT]はソフトウェア株全般が弱含んだことに加え、通期売上高見込みがアナリスト予想を下回ったことから20.9%安と大きく下落、決算を発表したペイパル・ホールディングス[PYPL]が市場予想を下回る業績内容が嫌気され20.3%安となりました。一方でペプシコ[PEP]は1株当たり利益が市場予想を上回り、また100億ドル規模の自社株買い計画も合わせた発表したことで4.9%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.01%低い4.26%となりました。4日朝のドル円は155円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場はソフトウェアを中心に情報技術セクターが売られ、主要3指数が揃って反落となりました。また、日経平均は昨日大きく上昇したことから、利益確定の売りが出る可能性があり、寄付きは反落してのスタートが見込まれます。日中には丸紅(8002)や住友商事(8053)、日本郵船(9101)、三菱重工業(7011)の決算が予定されており、決算銘柄の動向に注目です。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)