豪ドル の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
円安とユーロ安、豪ドル安との「差」
米金利上昇に伴う米ドル高相場が展開しているが、対円での米ドル最大上昇率が8%以上となっているのに対し、ユーロや豪ドルに対するそれは5~6%程度にとどまっている。
対円に比べて、ユーロ、豪ドルに対する米ドル高が出遅れた形ともいえるが、逆に今後も米ドル高が続くなら、ユーロや豪ドルに対する米ドル上昇余地は対円以上に大きくなるかもしれない。
吉田恒の為替デイリー
なぜ米ドルは全面高再燃となったか?
先週米金利は急上昇一服となったが、米ドルは週末にかけ軒並み最高値更新となった。
ユーロ/米ドルや豪ドル/米ドルは、この間金利差米ドル優位への反応が鈍かったが、そのかい離を先週一気に埋めてきた形。米金利上昇が長期化する中で、米ドル買いが「あぶり出される」ようになった。
吉田恒の為替デイリー
豪ドル/円上昇は85円で終わったのか?
今週に入りクロス円の急落が目立ち、とくに豪ドル/円は先週の高値から3%以上の急落となった。これは、代表的な資源国通貨・豪ドルだけに、原油など資源価格、コモディティー相場の急落の影響ではないか。
豪ドル/円は85円を超えたところで、52週MAを10%以上上回り、経験的には天井を打ってもおかしくない。このままコモディティー相場や金利差などの影響で豪ドル/円が下落するなら、結果的に85円が天井だったとなる可能性もあり。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は円売り加速、豪ドル/円は反落基調
米ドル/円 週間予想レンジ:105.50~108.00メインストラテジー:押し目買い・米ドル高の流れが強まる・受動的な円売り加速・米...
吉田恒の為替デイリー
豪ドル急落に「誤解」のリスク
先週末、米ドル全面高の中で一際大きく動いたのが豪ドル安・米ドル高。ただこれを、米金利上昇=米ドル買いの結果と考えるのは「誤解」かもしれない。
実際、金利差はむしろ豪ドル優位が拡大していた。にもかかわらず豪ドル急落となったのは、コモディティー相場下落=資源国通貨・豪ドル売りの影響ではないか。
豪ドル/米ドルの行方において、米金利とコモディティー相場のどちらの影響が大きいかによって見通しは正反対になる可能性があるため要注意。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は押し目買いを維持、豪ドル/円は高値追いの展開
米ドル/円 週間予想レンジ:105.00~107.00メインストラテジー:押し目買い・モメンタム強まる・段階的な切り返し・米ドル全体...
吉田恒の為替ウイークリー
「米ドル高」一服の背景と今後のシナリオ
先週の米ドル/円は一時106円を上回ったものの、その後は米金利上昇が続く中、上値重い展開となった。これは、金利上昇が悪材料となり、米国株の上値も重くなったことが一因か。
対豪ドルなどでは米ドル安値更新となり、これも対円での米ドル高にとって足かせとなった可能性。豪ドル高・米ドル安の背景には、コモディティー相場上昇の影響がありそうだが、コモディティー相場も短期的な「上がり過ぎ」懸念が強くなっている。
吉田恒の為替デイリー
豪ドル/円は90円にどこまで迫れるか?
豪ドル/円は80円の大台を上回り、2年2ヶ月ぶりの水準まで上昇してきた。52週MAとの関係を参考にすると、豪ドル高・円安の「目標」は82~90円か。
この間の豪ドル高、対米ドルで見るとNYダウなど株高と高い相関関係が続いてきた。その意味では、豪ドル/円も90円にどこまで迫れるか一番の鍵は株価が握っている可能性。
吉田恒の為替デイリー
豪ドル高一段落後のシナリオとは?
豪ドル/米ドルは年末年始で一段高となり、最近も高値圏での推移となっている。これをうまく説明できるのは、資源価格などコモディティーの総合指数であるCRB指数。
ただCRB指数は、「上がり過ぎ」懸念が強くなってきた。経験則通りに、CRB指数が「上がり過ぎ」修正で反落、それに豪ドルも連動するなら、0.75米ドルを大きく割り込む可能性も!?
吉田恒の為替ウイークリー
円、ユーロ、豪ドル「脱・小動き」の鍵は?
先週は、米ドル/円に加え、ユーロ、豪ドルも方向感を欠いた小動き。為替相場が全体的に小動きとなったが、「小動きの理由」はそれぞれ、三者三様か。
脱小動きの手掛かり、米ドル/円は、昨年6月以降続くレンジ相場、足元なら102.3~104.4円のレンジ・ブレーク、ユーロは米金利上昇再燃、豪ドルはコモディティー相場上昇終了が鍵か。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は103円後半で小動き、豪ドル/円は反落もブル基調を維持
米ドル/円週間予想レンジ:103.50~105.00メインストラテジー:押し目買い・ドル指数との連動・米長期金利との連動・モメンタム...
吉田恒の為替デイリー
豪ドル高の限界、そして反落のリスク
先週、ユーロ/米ドル反落に対し、豪ドル/米ドルは「高止まり」。これは、原油などコモディティー相場上昇の影響か。ただそのコモディティー相場も「上がり過ぎ」懸念が拡大。
年明け以降、豪ドル/米ドルは金利差との関係が逆転。金利差との関係からすると、0.75米ドル割れへ反落するリスクあり!?
吉田恒の為替デイリー
豪ドル高の理由、そしてそのリスク
豪ドル/米ドルは高値更新が続いてきたが、それは米国株高と連動してきた。「コロナ・ショック」で起こった金利差からかい離した高過ぎる米ドルの修正が基本か。
株高と連動した豪ドル高・米ドル安により、金利差とのかい離は昨年末までにほぼ是正された。今後株安、米金利上昇などをきっかけに、米ドル安の修正(米ドル高・豪ドル安)となるリスクも要注意か。
吉田恒の為替デイリー
米ドル安、対豪ドルは警戒域か
年末年始で米ドル安が拡大したが、どの通貨を対象とするかによって「評価」にはかなり差がありそうだ。
たとえば、52週MAとの関係で見ると、対円での米ドルはとくに「下がり過ぎ」ではなさそうだが、対豪ドルでは「下がり過ぎ」警戒域に入っているといった具合。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は「リスクオフの円高」が試される!?豪ドル/円は堅調な推移
米ドル/円 日足週間予想レンジ:102.50~104.50メインストラテジー:レンジ取引・「リスクオフの円高」が試される・ブレイク...
吉田恒の為替デイリー
「コロナ後最強通貨」豪ドルの上昇は続くのか
「コロナ後」、豪ドルは対米ドルで4割も上昇、その意味では「コロナ後最強通貨」。
ただ「コロナ後」豪ドル高の株や金利差との関係を考察すると、今後は豪ドルのさらなる上昇も限られるようになっていくのではないか。52週MAとの関係でも、すでに「上がり過ぎ」懸念が強くなってきた可能性あり
吉田恒の為替デイリー
為替の「低ボラ化」を否定した2020年
昨年は、主要通貨の年間変動率が軒並み10%を大きく下回り、為替相場全体が構造変化により「低ボラ化」したとの見方すら浮上してきた。
ただ今年は豪ドル/米ドルを筆頭に年間変動率が軒並み10%を大きく上回り、「低ボラ化」は否定された。これが「コロナ・ショック」などの影響による一過性の結果に過ぎないかが、2021年に改めて問われることになる。
吉田恒の為替デイリー
2021年のユーロと豪ドルを予想する~ユーロ高、豪ドル高とも反転する可能性~
「コロナ後」ユーロ高・米ドル安となったのは、「コロナ・ショック」を受けた金利差からの米ドル割高是正が主因の可能性。
その米ドル割高はほぼ是正された可能性。そして52週MAとの関係からすると、「コロナ後」ユーロ高・米ドル安は終盤で、1.25米ドル前後がせいぜいか。
豪ドル/米ドルもユーロ/米ドルとほぼ同様の構図。2021年にかけて、豪ドル高・米ドル安は0.75~0.8米ドルで一巡する見通しか。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円はブレイクのタイミング!?豪ドル/円は年初来高値更新、上昇モメンタムの一段加速も
米ドル/円 日足週間予想レンジ:103.00~105.00メインストラテジー:レンジ取引・コップの中の嵐が続く・米ドル安の継続が焦...
吉田恒の為替ウイークリー
ユーロ、豪ドル「上放れ」と今後の行方
先週にかけて、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルなどがこれまでのレンジを大きく上放れてきた。これが米大統領選挙後に一方向への大きな動きが広がるといった「アノマリー」が一因なら、短期間にユーロ/米ドルは1.25米ドル、豪ドル/米ドルは0.76米ドルを目指す見通し。
これは、選挙前の小動きで溜まったエネルギーが、選挙後の「無敵の株高」というテーマを受けたリスクオンの米ドル売りとして発散された可能性。