吉田恒の為替デイリー 【為替】総合力でも「限界圏」推移が続く円安
米ドル/円には過去5年の平均値である5年MAを3割上回ると上昇が終了するパターンがあった。 一方、円の総合力を示す実質実効レートは、5年MAを2割下回ると下落(円安)が一巡するパターンがあり、それを参考にすると最近も円安限界圏での推移が続いているようだ。
吉田 恒
13:06
ストックボイス 【為替】米ドル/円、円安が終わるのは145円前後か?
・6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)をきっかけに米金利上昇が続き、円安が進んだ。ただ、2022年に記録した151円を更新するとは...
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吉田恒の為替デイリー 【為替】円全面安「合理的ではない」の意味とは?
通貨政策の責任者である神田財務官は6月26日、FRB (米連邦準備制度理事会)が年内2回利上げすることは新しい情報ではないにもかかわらず、それを手掛かりに米ドル高・円安が広がったことについて「市場では、必ずしも合理的でない動きと言われている」と指摘したと言う。では「円安は合理的ではない」かについて検証してみる。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】6/26~30の米ドル/円を予想する
先々週の予想以上にタカ派のFOMCを受けた「米金利上昇=米ドル高」は先週も続き、米ドル/円は144円近くまで続伸した。 ただ急ピッチの米ドル高・円安で、いくつかのシグナルには短期的「行き過ぎ」の兆しもあり。 145円前後では円安阻止介入再開の可能性もあり。今週の米ドル/円は141~146円中心の展開を想定。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】クロス円上昇の代表格、英ポンド/円の行方は?
2023年の円相場の特徴の1つに、対米ドル以上に米ドル以外の通貨に対する円相場、クロス円の上昇が目立っているということがある。その代表格が英ポンド/円だろう。2023年に入ってからの最大上昇率は、先週までに18%近くに達し、ユーロ/円の同14%を大きく上回った。 今回は、英ポンド/円の大幅高の理由と、今後の見通しについて考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】円安阻止介入と株価の関係
2022年に続き、米ドル高・円安が140円を超えてきたが、2022年の場合は株安・円安となっていたのに対し、今回はこれまでのところ株高・円安となっている点が異なる。 過去の株価と円安阻止介入の関係について考察してみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】トルコ利上げとリラ/円のシナリオ
5月に行われた大統領選挙後、最初のトルコ中央銀行による金融政策決定会合が6月22日に行われるが、現在のトルコの政策金利8.5%を一気に15~20%まで引き上げると予想されている。 予想通りにインフレ対策の利上げが行われた場合、長期下落相場が続いてきたトルコリラの反応はどうなるかについて、今回は考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】続・外貨投資が必要になってきた理由
前回の記事では、日本経済の構造変化により、これまでより円高になりにくく、円安になりやすい変化が起きており、それが「構造的円安」化の本質ではないかと述べた。 今回は主に購買力平価との関係で検証してみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】外貨投資が必要になってきた理由
2022年に約32年ぶりの150円を越える米ドル高・円安が起こると、日本経済の構造変化を受けた「構造的円安」論の再浮上も一部に見られる。 150円の円安は、米インフレ対策の利上げ長期化に伴う循環的な米ドル高・円安「行き過ぎ」の影響が大きいため、利上げ終了後は円高に戻るだろう。 ただ経済構造の変化を受けて、かつてより円高(外貨安)になりにくく、円安(外貨高)になりやすいという変化が起こっている可能性があり、それこそが外貨投資の必要性を高めることになっているのではないか。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】6/19~23の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は「タカ派」FOMCを受けてこの間の米ドル高値更新。 140円を大きく超え始めたことで、円安阻止介入再開も注目。また6月21、22日予定のパウエルFRB議長の議会証言にも注目が集まりそうだ。 今週の米ドル/円は139~144円中心で高値波乱含みの展開を想定。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「円売り=米ドル以外の通貨買い」という変化
為替ポジション・データを見ると、円の売り越しは2022年のピークまで拡大してきた。一方で米ドルの買い越しは足元で小幅にとどまっている。 円売りの対価が、2022年の「米ドル買い」から「米ドル以外の外貨買い」に変化した可能性あり。その理由と影響を考察する。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「タカ派FOMC」と米ドル高のシナリオ
6月14日のFOMCは、今後の政策金利見通しを上方修正した。個人的には、これほどの利上げが行われるか懐疑的ではあるが、あくまでこの政策金利見通しを前提とした場合の米金利の見通しと米ドル高シナリオの関係について考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】円安140円の短期と中長期の意味
米ドル/円は5年MAとの関係で見ると、中長期的な「上がり過ぎ」懸念が再燃している。 米ドル/円が目先的にさらに上昇するかどうかは、基本的には米インフレ対策の金融政策次第。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「豹変」を繰り返す市場のFFレート予想
本日6月14日はFOMCの結果が発表される。 米金融政策の見通しについて、最近の金利市場は早期の大幅利下げから一転して利上げ強化へ、異例なほど予想の「豹変」を繰り返している。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】投機的ポジションから考える米金利の見通し
6月13日のCPI(消費者物価指数)、14日のPPI(生産者物価指数)といったインフレ指標の発表、そして14日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)が続くこの2日間は今後の米金利の行方を考える上で、とても重要なタイミングになるかもしれない。 インフレ懸念と米景気動向などから、米金利は上昇するのか、それとも低下に向かうところとなるのか。これについて、実は米国債の投機筋のポジション動向を見る限り、答えはかなりシンプルに出せそうだ。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】6/12~16の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は手掛かり材料難で139円台中心の小動きに終始。 今週は一転して注目材料が目白押し。特にFOMCの結果次第では波乱含みが予想される。 難しいところだが、FOMCを受けて米金利上昇が限られると予想。今週の米ドル/円は137~142円中心に米ドル高・円安が行き詰る展開を想定。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】トルコリラ暴落の今後の行方は?
トルコ大統領選挙で現職のエルドアン大統領の再選が決まって以降、トルコリラの暴落が広がっている。 テクニカルで見ると、トルコリラの短期的な「下がり過ぎ」懸念も拡大してきたが、逆にここで踏みとどまらないと「大暴落コース」へ向かいかねない瀬戸際攻防となっている。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米利上げ終了の可能性を考える
一時利上げを中断した豪州とカナダは、今週の金融政策決定会合で改めて利上げを決めた。これに対して来週予定されているFOMC(米連邦公開市場委員会)では利上げを見送る方針と見られている。 本当に6月FOMCは利上げを見送るのか。また、6月は利上げを見送っても、7月FOMCでは利上げを再開するのだろうか、ということについて考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】円安151円更新が簡単ではない理由
1月に127円まで下落した米ドル/円だが、最近にかけて140円まで米ドル高・円安に戻してきた。ではさらに米ドル高・円安へ戻り、2022年10月に記録した151円を更新する可能性はあるだろうか。 今回は、米ドル/円と円の総合力を示す実効相場について、主に5年MA(移動平均線)との関係から考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「アベノミクス円安・株高」との類似と相違
日本株の上昇と円安(米ドル高)の連動が続いている。似たような株高と円安の高い相関関係が続いたのはアベノミクス相場と呼ばれた2013~2015年だった。 ただ当時は日本の金融緩和による円安だったのに対し、今回は米利上げによる米ドル高といった点が大きく異なる。米金融政策次第では米ドル安(円高)に転換する可能性があるだろう。
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