13:04
ストックボイス
【為替】植田日銀総裁の発言、金融緩和の解除に向けた「地ならし」/為替介入は目前か
・9月9日付の植田日銀総裁の発言は、徐々に金融緩和の解除に向けた状況を整えはじめ、サプライズにならないように、地ならしを始...
吉田恒の為替デイリー
【為替】日銀緩和見直しなら円高になるのか?
9月11日、植田日銀総裁インタビュー報道から、金融緩和見直し思惑が浮上、円金利が上昇すると米ドル/円は一時146円割れへ急落した。一時148円近くまで米ドル/円が上昇した動きは金利差からかい離、そして円売りの「行き過ぎ」懸念も目立ったことから、その反動が入り易い面はあるだろう。
ただ、7月末の日銀会合後にも見られたように、円金利上昇のみに反応した円高には自ずと限度がありそうだ。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】9/11~9/15の米ドル/円を予想する
米ドル/円は、例年通りレーバーデイ明けからこの間のレンジをブレーク。今回の場合は米ドル高方向へ大きく動き出すところとなったが、147円を越えてきたところから円安阻止介入への警戒感が強まってきた。
足元で米景気は過熱気味に強い状況が続いているようだが、それを受けた「米金利上昇=米ドル高」が続くのか、それとも円安阻止介入がその前に立ちはだかるのか。
円安阻止介入の可能性も高まってきたと見られることから、今週の米ドル/円は米ドル高値圏で波乱含みと予想。145~150円中心での展開を想定したい。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「最強通貨ペア」メキシコペソ/円の分岐点
9月7日に発表されたメキシコの8月CPI(消費者物価指数)発表は、前回からインフレ率が低下したものの、依然としてメキシコ中銀のインフレ目標、2~4%を上回る結果となった。
これを受けて、メキシコ中銀の金融引き締め姿勢に著変なしとして、メキシコペソ/円は反発したものの、その後は反落となった。この背景について今回は考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】為替介入メッセージの読み方とは?
米ドル高・円安が続く中で、円安阻止介入への関心が一段と高まっている。
では、財務相や為替政策の実質的な責任者である財務官の発言から、為替介入の可能性をどのように読み取ることができるかについて、今回は考えてみたい。
吉田恒の為替デイリー
【為替】為替介入再開の際に当局が意識すること
米ドル/円が2022年の米ドル高値の151円に近付く中で、円安阻止介入再開への注目が一段と高まってきた。
そこで、通貨当局の立場になったつもりで、円安阻止介入再開で何を意識している可能性があるかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・長期化した円安。「日本売りの円安」とは違うだろう
前回は、最近にかけての円安の長期化は「日本売り」によるものではないだろうとの見方を示した。この円安長期化は、歴史的なインフレ対策の米利上げに伴う米ドル高の結果ということが基本だろう。
代表的な「日本売りの円安」局面とされた1998年にかけての円安も結果的には147円で終了した。それも参考に、今回の円安が終了する主な理由を確認してみたい。
吉田恒の為替デイリー
【為替】長期化した円安。「日本売りの円安」とは違うだろう
円安が長期化する中で、「日本の国力低下が円安の一因なのか?」という質問を受けることがある。ただそれが「日本売り」といった意味なら違うのではないか。
「日本売りの円安」なら株安も並行しそうだが、最近はむしろ株高だった。これまでの円安をうまく説明できるのは、米金利上昇に伴う米ドル高の結果ということになりそうだ。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】9月の米ドル/円を予想する
8月の米ドル/円は一時147円まで上昇。足元の米景気が予想以上に強い可能性のあることを受けた米金利上昇の影響が大きかっただろう。
ただ、米10年債利回りが4%以上に上昇するといった「上がり過ぎ」が、この先の景気減速をもたらし、米金利はこれまでから一変、「下がり過ぎ」に向かうリスクに注目。
9月の米ドル/円は、米金利の「下がり過ぎ」リスクをにらみ、上昇から下落へ転換、140~148円中心のレンジでの展開を想定。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円のレーバーデイ「アノマリー」
過去半月ほど、米ドル/円は144円半ば~146円半ば中心の方向感のない一進一退が続いた。米ドル/円が歴史的な大相場となった2022年を除くと、9月初めにかけてこのような方向感の乏しい小動きが続いたのは、むしろ「いつものこと」だった。
しかしそれは、9月初めの米国のレーバーデイ明けから一変し、一方向に大きく動くようになるのが基本だった。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「謎の米金利低下」が繰り返された理由
歴史的インフレの中で、米金利はここ数年上昇トレンドが展開してきたが、その一方で意外に大きく金利が低下する局面も何度かあった。
2023年1月、3月などの米金利低下局面がそれに該当しそうだが、この「謎の米金利低下」の理由とともに、近く3度目の「謎の米金利低下」となる可能性も考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・正念場を迎えたユーロ高トレンド(対円)
対米ドルで最近にかけて大きく反落したユーロだが、対円では米ドル高・円安を受けて引き続き年初来のユーロ高値圏での推移が続いている。
ただ対円でのユーロ安リスクとして気になることもいくつかある。米ドル高・円安から米ドル安・円高に転換したなら、対円でのユーロ安リスクも要注意となりそうだ。
吉田恒の為替デイリー
【為替】正念場を迎えたユーロ高トレンド(対米ドル)
対米ドルでのユーロの下落が止まらない。先週まで6週連続の陰線(ユーロ安)引けとなり、6月中旬以来の水準まで下落した。
テクニカルに見ると、2022年9月から続いてきたユーロ高・米ドル安トレンドの転換が試される局面を迎えている可能性もあるだろう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・円高へ反転する「理屈」を想像する
円安再燃の主因は米長期金利の大幅上昇に伴う米ドル高で、それをもたらしたのは足元の米景気がGDP5%以上の高成長予想と予想以上に強そうだということが大きいだろう。それにしても、5%以上の高成長予想の原因とは?
それは3月の金融システム不安浮上を受けて早期大幅利下げを織り込んだ大幅な金利低下の影響が大きかったのではないか。逆に言えば、最近にかけての大幅な金利上昇がこの先の景気減速、金利低下をもたらし、円高(米ドル安)へ反転する鍵となるのではないか。
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】8/28~9/1の米ドル/円を予想する
注目のジャクソンホール会議のパウエル発言を受けて、米ドル/円は僅かながら年初来の米ドル高値を更新した。
米金利が「上がりにくい一方で下がりやすくなっている」可能性に注目。円にも徐々に「売られ過ぎ」再燃の兆し。
今週は143~148円中心に米ドル高・円安が行き詰まる展開を想定。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円高へ反転する「理屈」を想像する
7月末の日銀会合の政策修正を受けて日本の10年債利回りは大きく上昇したが、それを尻目に為替相場は米ドル高・円安に大きく動いた。これは、日本の金利以上に米金利が大きく上昇した結果、金利差は米ドル優位拡大となったため。
では今後も「米金利上昇=米ドル高・円安」が続くのか否か。米ドル安・円高へ反転する「理屈」について、日米金利のシナリオを中心に考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円と金利の関係を再点検する
8月25日に予定されている、この時期恒例のジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言が注目されている。
ただ米ドル/円との関係を見ると、7月頃から金融政策を反映する日米2年債利回り差より、日米10年債利回り差の影響が強くなっているように見える。これは、為替市場のメインテーマが金融政策より景気にシフトしている可能性を感じさせるものだろう。
吉田恒の為替デイリー
【為替】ユーロ/米ドルと金融政策転換の関係
ユーロ/米ドルは一時1.12米ドルを大きく上回るまで上昇したが、その後は反落となった。ではユーロ高・米ドル安はもう終わったのか。
今回は、欧米の金融政策転換との関係などから、当面のユーロ/米ドル相場の見通しについて考えてみたい。
13:09
ストックボイス
【為替】円安再燃の理由と、いつ終わってもおかしくない理由
・先週の米ドル/円は年初来の米ドル高値を更新し、146円半ばまで上昇した。その一因は日米の10年債利回り差拡大だろう。・米国...
吉田恒の為替デイリー
【為替】円安終了の「共通パターン」を考える
米景気の予想以上の好調、一方中国経済への不安などからすると、米ドル高・円安が終わるイメージは描けないかもしれない。
では、過去の円安トレンドはどのような中で終わったのか。円安終了の「共通パターン」について検証してみた。