松本大のつぶやきの記事一覧

相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。

毎週金曜日更新
松本大のつぶやき
買われ過ぎ?
今朝の新聞によるとナスダックの信用売り残が過去最高に脹れ上がっているとのことです。これは近々マーケットが売られると見て信用商いでいわゆる空売りを建てている額が大きいということです。特にハイテク関連株に信用売り残が大きいようです。では果たしてマーケット...
テクニカル・アナリシス
以前にチャート分析についてつぶやいたことがありますが、チャート分析にもいろいろありますし、チャート分析以外にも多数の、いわゆるテクニカル・アナリシスがあります。オシレーターであるとか、先日書いたような売りと買いの注文の比率であるとか、数えればきりがあ...
アイ・ドント・アンダースタンド
シアトルでのWTOは決裂して幕を下ろしました。途中暴動も起こりました。米国中、世界中からいろいろな利益背景を持った人達が集まっていたところに、クリントン大統領及び米国政府がそれぞれの国・団体の言い分につき「アイ・アンダースタンド」と言ったところ、「何...
投資家指数
今朝の日経新聞によると、米国のオンライン証券会社であるアメリトレード社が、自社で受付ける株式の売買注文における「買い」注文の比率を「オンライン投資家指数」として今後公表するとのことです。つまりその指数が50を超えるか下回るかで投資家全体の動向を知る材...
シャープ・レシオ
ヴォラティリティーという言葉があります。日本語で言うと価格変動率といいます。(統計における標準偏差にあたります。)これはリスクと同じ概念です。アメリカにおいては、例えばあるファンドの成績を見る時に、単にリターンで比べるのではなく、リターンをヴォラティ...
師走
暦の名前の付け方は中々面白いですね。本当の春分・秋分の日を国民の休日にしてしまう日本はやはり情緒に溢れていて、各月にも趣のある名前が付いています。今日から12月ですが、12月は御存じのように「師」(先生)も走っていろいろと越年の準備をしなければいけな...
為替介入
中央銀行による為替介入は当然その瞬間はかなり効き目があります。但し中・長期的に見ると歴史的に見て殆ど全てのケースで元のトレンドを止めることはできず、中央銀行は「やられて」終わります。マーケットにおいて流れに棹さすことがどれだけ無益なことかよく分かりま...
オリエンテーション・コミティー
一昨日の土曜日に第1回のオリエンテーション・コミティーを開かせて頂きました。北は岩手、南は熊本からお客様にお越し頂き、忌憚のない御意見を拝聴させて頂くとともに、弊社といたしましても率直な回答をさせて頂いたつもりです。オンライン証券というヴァーチャルな...
ヨーカ堂の決済専門銀行
いやぁー、今朝は久しぶりに唸らされました。全国に9300拠点、しかも恐らくその大部分の拠点が既に採算が取れていて、しかも24時間営業。企業向け貸し出しは行わず、国債と高格付け流動資産で運用。日銀ネットにも参加。もしかすると通常の銀行よりも信用力の高い...
錬金術
この世に、特に投資の世界において、果たして錬金術はあるでしょうか?必ず上がる株とか、いつも儲かるトレーディングというのはまずあり得ません。但し1つだけ錬金術的なものがあるとするとそれは分散投資によるメリットでしょう。以前にもつぶやきに少々書いたことが...
岡目八目
勝負事の世界では直接勝負に関っていない人の方が勝負がよく見えるとまま言われます。これは冷静な判断がどれだけ重要であるかをうまく表していると思います。投資、特にトレーディングについても全く同じことが言えるでしょう。自分でポジションを持っている時に、いか...
トレーダーの資質
よくリクルート学生の方などから、どういう人がトレーダーに向いているかなどと聞かれことがあります。私はいつも異質なものと「コミニュケーション」する能力に長けている人だと答えました。ただし実はこれはトレーダーだけでなく、セールスマンなども同様だと思います...
出口
保育園の入園待ちの児童数が依然高いそうです。日本のように基本的に「人」だけが資源の国で、かつその人口が減ってきている国では、どうやって眠っている、或いは効率的に使われていない人的資源をより効率的に使うかが大変重要だと思います。ひとつの大きな潜在人的資...
株の国籍
最近では各企業が世界のいろいろな国でビジネスをしており、またその収益もビジネスをしている国、本店所在国などいろいろな所で計上されています。よく日本株、外株という分け方がありますが、近い将来、或いは現時点においても、そのような分け方にあまり意味がなくな...
市場に委ねる
今朝の新聞によると、FRBが米国の上位30から50の金融機関に劣後債を発行することを義務付けることを検討しているらしいです。何と素晴らしいアイデアでしょうか。各金融機関の評価を、当局によるお墨付きではなく市場のプライシングに委ね、その評価を勝ち得よう...
祭日
2000年問題などのリストを見ていると、来年から始まるハッピー・マンデーもたまに顔を出します。成人の日と体育の日を月曜日に合わせてしまうというものです。今までと休日のカレンダーが変わるからでしょう。但し私がふと「あれ?」と思うのは、従来から春分の日と...
トレーディング・ヴォリューム
チャート分析は値動きだけを見るものですが、テクニカル分析の中には売買量も考慮に入れて分析する手法もあります。以前私はつぶやきの中で、市場の動きには無数の人の恣意が交錯し、結果としてその動き自体に株価の将来をも予測し得る意味が隠されていることがあり得る...
トレーダー達の想い出
昨日LTCMのジョン・メリウェザーとその仲間たちの話を書きましたが、ひとつ想い出話を。あれは1988年のことだったと思いますが、JMの配下のトレーダー達は自らの理論を信じてそれを実践し、市場の歪みから巨利を挙げており、文字どおりウォール・ストリートを闊歩...
LTCM
かつて「ドリーム・チーム」と言われ、ノーベル賞受賞者2名を擁した、伝説のトレーダー、ジョン・メリウェザー率いるヘッジ・ファンド「LTCM」が、ロシア危機などを契機に大損失し、欧米の金融機関から36億ドルの緊急出資を受けたのは昨年の夏のことでした。かつ...
まだはもう
トレーダーがたまに口にする語り継がれて来た文句は中々趣のあるものがあります。その内のひとつに、「まだはもう、もうはまだ」というのがあります。但しこれは日本のトレーダーだけが言うセリフのようですが。いわゆるファンダメンタルズに基づくトレンドを軸に、常に...