今朝の日経新聞によると、米国のオンライン証券会社であるアメリトレード社が、自社で受付ける株式の売買注文における「買い」注文の比率を「オンライン投資家指数」として今後公表するとのことです。
つまりその指数が50を超えるか下回るかで投資家全体の動向を知る材料となり得るということで提供しようとのことです。このような数字は私も案外好きなので、早速マネックスでの開業以来の同様の指数を計算してみました。結果は・・。うっかりしていました。信用取引なしで、しかも開業したばかりですから、初日の指数は100%で、そこから徐々に減って来ているというもので、マーケットの動きとの相関関係も今のところはまだ興味深い結果が得られませんでした。(ちなみに昨日の指数は55.2%でした。)今後注意深く検証した上で、例えば前日分の指数と、当日分の場が開く前の段階での指数を毎朝発表するなど考えてみたいのですが、皆さんはどう思われますか?
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。