シアトルでのWTOは決裂して幕を下ろしました。途中暴動も起こりました。米国中、世界中からいろいろな利益背景を持った人達が集まっていたところに、クリントン大統領及び米国政府がそれぞれの国・団体の言い分につき「アイ・アンダースタンド」と言ったところ、「何を分かっているのだ」という不満が噴き出てしまったというところでしょうか。
「分かっている」と言うことよりも「分かってない」と言うことの方が大事な時はママあります。特に「違う」人達とコミニュケーションする時は、うかつに「分かった」と言わないことが大切です。マーケットとの対話をする時も同様だと思います。本当に分かるまで徹底的に追求すること。分かった気にならないで臆病に付き合うこと。マーケットの中に入る時に決して忘れてはならない心構えだと思います。