以前にチャート分析についてつぶやいたことがありますが、チャート分析にもいろいろありますし、チャート分析以外にも多数の、いわゆるテクニカル・アナリシスがあります。オシレーターであるとか、先日書いたような売りと買いの注文の比率であるとか、数えればきりがありません。マーケットで採取できる客観的なデータを何らかの機械的処理をしたものは全てテクニカル・アナリシスです。ではどのテクニカル・アナリシスがもっとも優れた分析でしょうか?編集長は一目均衡表というでしょうか?
私が考えるもっとも優れたテクニカル・アナリシスは、その時、そのマーケットで、一番多勢の人が意識している分析です。内容は二の次です。みんなが見ている分析を知ることにより、どのポイントで売り買いのシグナルが出やすいかを知ることができ、多勢の他人の行動を予測しやすくなる。それがテクニカル・アナリシスのもっとも有用な部分だと思います。