ヴォラティリティーという言葉があります。日本語で言うと価格変動率といいます。(統計における標準偏差にあたります。)これはリスクと同じ概念です。アメリカにおいては、例えばあるファンドの成績を見る時に、単にリターンで比べるのではなく、リターンをヴォラティリティーで割った数字をシャープ・レシオと呼び、そのシャープ・レシオで比べることが最近では通常です。即ちリスクを調整した後のリターンを比べる訳です。これは特に有限の資金をもとに投資する時には極めて有効な指標です。ファンドと個別株価を一緒にはできませんが(何故なら個別株には個別の材料がありますから)、株式に対する投資を考える時にも、このような指標を一応見てみるのも興味深いのではないでしょうか。スプレッド・シートを使えば簡単に検証できますのでお試しになられると面白いと思います。