暦の名前の付け方は中々面白いですね。本当の春分・秋分の日を国民の休日にしてしまう日本はやはり情緒に溢れていて、各月にも趣のある名前が付いています。今日から12月ですが、12月は御存じのように「師」(先生)も走っていろいろと越年の準備をしなければいけないほど忙しいということで「師走」と言われます。
西洋においてはDecemberですが、元来はこれは10月用の名前です。Decは、デシマルとかデシミリ・リットルの「デシ」ですから10という意味です。ところがローマ皇帝のジュリアス・シーザー(July)とアウグストゥス(August)が無理やり割り込んだもんですから9月以降は2ヶ月ずれている訳です。普段何の抵抗もなく使っているこのような名前も、こうやってみると面白いですね。