今朝の新聞によるとナスダックの信用売り残が過去最高に脹れ上がっているとのことです。これは近々マーケットが売られると見て信用商いでいわゆる空売りを建てている額が大きいということです。
特にハイテク関連株に信用売り残が大きいようです。では果たしてマーケットはそれら多勢の人の目論見通りいずれ売られる可能性が高いのでしょうか?このような問題は日本の株式市場においてもママ問われる問題です。ここで一つ見逃してはいけないのは、結果としてマーケットは上がり続けているということです。テクニカル・アナリシスなどでも「買われ過ぎ」のサインがでると、いずれ戻すだろうということで売り向かう向きが増えます。しかしもっとも重要なことは、買われているしっかりとした理由が本当にあるかないかです。そのような理由がもしあると、結局売り向かった人達は大きなコストを払って買い戻すことになります。アメリカのマーケットを引っ張ってきたのはインターネット革命です。もしこれが第二の産業革命だとしたら、革命の主な担い手であるアメリカの受ける恩恵はまだまだ続くでしょう。ナスダックの値動きからはしばらく目が離せないですね。