松本大のつぶやきの記事一覧
相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。
毎週金曜日更新
公的資金
公的資金の投入をするかしないか。それを分かつものは何か。これはとても重要なテーマです。かつて日本に於いても、長い間、何度も何度も議論されてきました。公的資金、即ち税金を投入するか否かには、多くの論点がありますが、今回は「富のトランスファー」と云う観点...
混乱
金融市場が混乱しています。この週末のアメリカでの動きは、今までの常識の域を逸脱するものでした。その展開の速さ、大きさ、意外さ。全てに於いて、今迄とは違う、新しい領域での話のように思えます。週末の間、特に昨日は、様々な情報収集を行いました。未だ未だ私が...
短命首相
昨日、当社のチーフ・エコノミストの村上尚己が、「首相交代で何が変わるのか?」と云う緊急レポートを発表させて頂きました。村上はゴールドマン・サックス証券でシニア・エコノミストを務め、この9月より当社チーフ・エコノミストに就任しました。各候補者の経済政策...
24時間
昨日のつぶやきを書いてから、今日のつぶやきを書くまで、凡そ24時間。短いようで、かなり長い時間です。今その24時間を思い出すと、それはまるで過去一週間の走馬燈のように、多くの出来事が目の中に蘇ります。何もしなければアッと云う間に過ぎてしまう24時間。...
代々木公園
今、代々木公園でこのつぶやきを書いています(@午後6時頃)。旧渋谷公会堂、現CCレモンホールで取引所主催のコンプライアンス・フォーラムがあり、インサイダー取引についてパネリストとして参加しました。それが終わり、天気もいいし、夜の会食は表参道近辺なので...
思い出す脳
東京の港区にある、或るお店の名前が思い出せないで困っていました。そんなにしょっちゅう行く店ではないのですが、20年前からチョロチョロと行き続けているので、よ~く知っている店です。ところが最近、店の名前を正確に思い出せなくて、弱っていました。大体は思い...
ラグビー・ボール
アメリカ政府が、ファニーメイとフレディーマック2社を、政府管理下に置くことを決定し発表しました。実質的な国営化であり、最大20兆円まで投入するとのこと。サブプライム問題の典型であったこの2社の救済は、今日の東京株式市場でも大きく好感されました。サブプライ...
タイムカプセル その2
マーケットは大荒れです。首相が辞任しても殆ど動揺しなかった我が国の資本市場ですが、アメリカ経済の雲行き不安には、大きく動揺しました。こう云った状況を、大騒ぎをしている永田町の住人の方々は御存知なのでしょうか。まぁしかし、今日は閑話休題、全く違う話でも...
短期集中
今朝は、或る用事のため4時起きでした。しかし夜になった今でも、全く元気です。流石に睡眠不足ではこうは行きません。一方、流石に4時起きでは、充分には寝られません。どうして調子がいいかと云うと、短時間ですが集中して深く眠ることに成功したからです。いつでも...
制度疲労
昨日は鈍感と云うテーマで、福田首相の辞任に関して、我々国民がこの異常事態に対してもっと敏感にならなければいけないのではないかと書きましたが、更に一晩経って思うに、今の政治の在り方自体に、既に制度疲労が起きているのではないかと感じ始めました。自公体制が...
鈍感
普段あまりテレビを見ないのですが、昨晩は偶々、ちょうど午後9時30分に、テレビの前に来ました。福田首相が何やら話し始めて、その雰囲気から、え?え?また?と思って見ていると、辞任しますとのこと。なんのことやら。権力にしがみつくのも良くありませんが、こう...
T9
T9って御存知ですか?アメリカのTegicCommunicationsと云う会社が開発した単語予測型の文字入力方式のことで、元々は英文を短縮入力するためのものらしいのですが、日本語の場合は、子音だけで入力して、単語を予測するものです。あかさたな・・だけで入力する。例え...
変化と対応
最近よく思うこと。それは「変化するかしないか」ではなく、「どう変化するか」が問われている、と云うことです。世の中で変化が起きています。必ずしもクッキリと見えている訳ではないのですが、変化が起きていることを、全身で感じます。変化は、既に在る者にとっては...
記録的
記録は破られるためにある、とはよく云われることですが、これはどんなものにも当て嵌まりそうです。最近実感しているのは「忙しさ」。経営者ですから忙しいのは当たり前です。忙しいのが苦手では、経営者は務まらないと思いますし、ですから決して弱音ではありませんが...
人口爆発
昨日のつぶやきで、地球上のお金の大移動について書きました。原油の高騰を理由に、世界の金融資産の2%に当たる額が毎年移動しているかも知れない。しかしその背景には、もっと重大な理由があるのではないかと。・・・これは先日、或る先輩の方と話していると、その方...
地球上のお金
世界のお金の流れが変化しています。原油消費国から産油国へのお金の移動は、1バレル当たり35ドルの時代で年間50兆円と云われていましたから、1バレル140ドルまで高騰した時点では、年間ベースでなんと200兆円ものお金が移動していたことになります。これが...
サバ科
サバと云っても鮨の話ではありません。私自身の話です。私は小さい頃から落ち着きがなく、「お尻に風船が付いているのではないか」とよく云われました。大人になってもその傾向は変わりません。但し流石に「落ち着きがない」のではなく、じっとしているのが堪えられない...
処暑
明日は二十四節気のうちの処暑です。処暑とは、三省堂の新明解国語辞典によると、「二十四(節)気の一。陽暦八月二十三日ごろ。朝晩、次第に冷気を覚える時分の意。」とあります。暦便覧には、「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」とあるそうです。文字通り...
波と変化
ウキは単振動で上下すると、中学生の頃に習いました。水面の波も、或る一点に注目すると、単振動で上下している。マーケットの変動も一種の波です。経済活動も波。なべて世の中は、波として変動しているものが多くあります。波の中で一番単純な単振動を例に取ると、波は...
こだま
こだまと云っても、ヤッホーでも新幹線でもありません。かつて自分が発した言葉が、自分自身に戻ってくることがあります。云ったことが巡り巡って、しっぺ返しのように自分に戻ってくると云う意味ではなく、ただ純粋に、自分の言葉が自分の目前に戻ってくることがありま...