昨日のつぶやきで、地球上のお金の大移動について書きました。原油の高騰を理由に、世界の金融資産の2%に当たる額が毎年移動しているかも知れない。しかしその背景には、もっと重大な理由があるのではないかと。

・・・これは先日、或る先輩の方と話していると、その方がポツッと云ったのです。「マクロ的に見ると、人口が異常なスピードで増えているのが原因ではないでしょうか。」おー!まさにその通りです。景気の浮沈や、様々な物価の上下は、今迄も何度もあったことです。平均気温の上下だって、長い年月の中では普通に何度もありました。しかし今の人口の多さだけは、文字通り未曾有の事態です。完全に未体験ゾーンです。

増えた人口が、エネルギーと食べ物を必要とする。欲する。それがエネルギーと食べ物の価格を、確実に押し上げていく。そしてエネルギーを持つ者、食べ物を持つ者にお金が流れる。エネルギーを持つ者とは、エネルギーの素を埋蔵物として持つ者に加えて、エネルギーを作れる者も含まれていくでしょう。食べ物を持つ者とは、気候が適している地域であれば、近未来に於いて優位に立てる者もあるでしょう。

お金の移動だけでなく、温暖化の問題も、貧困や水の問題も、全ては根底にあるのは人口の爆発的増加ではないでしょうか?そう云ったマクロ的な視点からも、ミクロの現象を見ていきたいと思います。