普段あまりテレビを見ないのですが、昨晩は偶々、ちょうど午後9時30分に、テレビの前に来ました。福田首相が何やら話し始めて、その雰囲気から、え?え?また?と思って見ていると、辞任しますとのこと。なんのことやら。権力にしがみつくのも良くありませんが、こう簡単に投げ出されても。 誹謗中傷、権謀術数、百鬼夜行。政治の世界ですから、色々なことがあるでしょう。状況が変わると云うこともあります。
しかし、それらをどんなに考慮してみても、たった一年で首相の座から辞任すると云うのは、どう云うことでしょうか。仮にも世界第二位の経済大国のリーダーに、自ら立候補してなるからには、それなりの決意があった筈です。想像を絶するようなオドロオドロしいことが起きるのが政界でしょうから、大概のことは予め想像は出来たでしょう。それがたった一年で・・・。
去年はちょっとドキドキしましたが、今回は大して驚きもしませんでした。もう慣れてしまったのです。こんな極めて異常なことに、私たち日本人は慣れてしまった、と云うことに、私はビックリします。大した騒ぎにならないと云うところが、この国の底力なのかも知れませんが、やはり異常です。平和ボケでしょうか。本当は平和なんて云ってられる状態でないだろうに。永田町には呆れるばかりですが、私たち国民も、鈍感なままではいけないのだと思います。