新潮流の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。

隔週月曜日に更新
新潮流
寒さの理由
◆先週木曜日、東京で初雪が降った。平年より40日早く、11月の初雪は54年ぶり。11月の積雪となると1875年の統計開始以来初めてという。もちろん暦の上では立冬は過ぎているものの、11月下旬はま...
山羊の呪い
◆前回の小欄ではプロ野球の日本シリーズが熱いと書いたけど、海の向こう本場アメリカのワールドシリーズも大変な盛り上がりを見せた。第7戦の延長10回の死闘を制し、カブスが108年ぶりにワール...
一夜にしてならず
◆プロ野球日本シリーズが熱い。ブログでも書いた通り、横浜ベイスターズファンの僕は、クライマックスシリーズからおおいに楽しんでいる。ファイナルステージで敗れたのは残念だけど、相手が今...
光速 
◆2週続けて映画のネタで恐縮だが、映画を観るのは僕の数少ない楽しみのひとつなのでご容赦願いたい。『ある天文学者の恋文』という映画を観た。『ニューシネマパラダイス』を撮ったジュゼッペ...
リバイバル  
◆先日、JR九州の新規上場承認をきっかけに、あるメディアの記者から民営化企業についての取材を受けた。東証の時価総額ランク上位には、NTTグループ、JT、日本郵政グループなどが並ぶ。ランク...
マチネの終わりに  
◆昨日の日曜日は東京ジャズフェスティバルの最終日。東京国際フォーラムの昼の部(つまりマチネ)を聴きに行った。僕のお目当ては渡辺香津美と沖仁のギターセッション。これでも僕はギタリスト...
ファーバーレポート
◆今回から毎月1回、マーク・ファーバー博士のレポートを紹介する。ファーバー博士がどういう人物かについては、こちら(※)をご参照いただくとして、米国株セミナーでおなじみの広瀬隆雄さん...
ルノワールのデッサン
◆国立新美術館で開催されているルノワール展に行った。今回、初来日の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」をはじめ「ダンス」「ピアノを弾く少女たち」「浴女たち」などルノワールの代表...
統計と読み間違い
◆国立がん研究センターが先日発表した最新の推計値によると、がん患者の5年後の生存率は62.1%。3年前の前回調査より3.5ポイント上昇したが、その理由は、「前立腺がんや乳がんなど治りやすい...
政治と花火
◆今日7月4日は米国の独立記念日だ。昔、アメリカで暮らしていた時、独立記念日に打ち上げられる花火を観たが、日本の花火を観慣れている目からするとアメリカの花火はずいぶんとしょぼく感じた...
欧米か
◆ラジオからやたらとビートルズの曲が流れてくる。今年はビートルズの初来日から50周年。1966年6月29日、ビートルズは羽田に降り立ち翌30日から7月2日にかけての3日間、日本武道館でコンサート...
投票 
◆気になる投票の行方は?英国の国民投票の話ではない。一昨日行われたAKB総選挙である。アイドルグループ、AKB48のシングル選抜メンバーを決める「AKB48 45thシングル選抜総選挙」の開票イベ...
パスカルの賭け
◆今度の日曜日、6月19日は「パスカルの定理」などで有名な数学者ブレーズ・パスカルの誕生日。パスカルは10歳にもならない頃に、三角形の内角の和が二直角であることを証明してみせたというか...
ジューンブライドとBREXIT
◆6月に入って約1週間。昨日、関東甲信越地方も梅雨入りした。欧米では6月に結婚すると幸せになれるという言い伝えがあるが、梅雨時の日本に「ジューンブライド」を持ち込んだところで結婚式が...
笛吹けど
◆先日、東京の宝塚劇場で星組の公演を観た。断っておくが僕が宝塚ファンなのではなく、家族の付き添いで出掛けたのだ。出し物は有名なオペレッタを下敷きにしたミュージカル『こうもり』『THEE...
【新潮流】 夏休み特別連載 第4回 ミディアム・レア
◆今年の夏休みは米国西海岸を旅行してきた。郷に入っては郷に従え、ではないが、旅先ではその土地の食べ物を食べるに限る。その土地の食べ物が一番おいしい。アメリカならば、ハンバーガーやス...
【新潮流】 夏休み特別連載 第3回 政治と平和
◆この前の日曜日に投開票された仙台市議選は5選挙区のうち4つで野党候補が最多得票し、そのうち3つは共産党候補がトップ当選した。民主党の公認候補も9人全員が当選した。明らかに自民党への逆...
【新潮流】夏休み特別連載 第2回 目の色
◆西銀座青目赤爪白日傘 (残雪)漢字だけで書かれた俳句というものは、いくつかあるが、押韻も読み下しも漢字のみで完成している句というのは多くない。これなどは稀有な傑作だろう。夏の銀座...
【新潮流】<夏休み特別連載>第1回 夏への扉
◆昨日届いたマーケットメール朝刊をご覧になって、物足りなさを感じた方も多いだろう。マネックスメール朝刊は【米国株式市場】と【為替・金利】の2部構成。その為替欄を担当する山本が夏休み...
【別冊 新潮流】 走れメロス
◆「メロスは激怒した」 - 桜桃忌を約2週間近くも過ぎた今になって太宰治「走れメロス」の書き出しを引用したのは、まさに僕の気持ちがそうだったからだ。自民党の議員が、安全保障関連法案が...