新潮流の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。

隔週月曜日に更新
新潮流
季節は巡る
◆朝夕1時間以上、毎日犬の散歩に行く。最近路上で交わす挨拶は「寒いですね」。この春は桜の花が4月半ばまでもっている異例の寒さ。4月でこれほど寒いのは記憶にない。このコラムのタイトルを...
さあ、いよいよ
◆さあ、いよいよだ。言うまでもなく、あと2時間あまりに迫った新しい元号の発表である。11時半ごろに菅官房長官が墨書を掲げて公表するという。続いて正午ごろに安倍首相が記者会見して談話を...
文学と仮想通貨
◆仮想通貨がブームである。ビットコインは大暴落し、いまだに底打ちが見えず取引も低迷しているのに、何を言うかと思われるだろう。仮想通貨が流行しているというのは小説の世界の話である。直...
春に変わる
◆梅祭りが最終日を迎えたこの週末、熱海に行った。あいにく昨日は雨となったが土曜日はとても良い天気に恵まれた。温泉宿の大きな展望風呂につかり、伊豆の海に陽光がきらめく様を眺めると、春...
タイミング
◆前回の小欄は「トリセツ」について書いた。書き出しでは同名のヒット曲がある西野カナさんの活動休止のニュースを取り上げた。ところがそのコラムがメールで配信された1月28日月曜日の朝は、...
トリセツ
◆歌手の西野カナさんが、今週末の横浜アリーナの公演を最後に無期限の活動休止に入る。ファンの間では「永久保証じゃなかったの?!」と悲鳴があがっているという。西野さんの代表曲『トリセツ...
クロマグロと株価
明けましておめでとうございます。本年も【新潮流】をどうぞよろしくお願い致します。◆新春恒例の初競りが豊洲市場で開かれ、大間産のクロマグロが1匹3億3360万円の史上最高値で競り落とされた...
運と実力
◆フィギュアスケートのグランプリファイナルで紀平梨花選手が初優勝を果たした。前半のショートプログラムで世界最高得点をマークするなど圧巻の演技だった。紀平選手は今シーズンがシニアデビ...
劇中劇
◆今年も残すところ、あと1月あまりとなった。振り返ると今年は(今年も?)諸事に追われて、本を読んだり映画を観たりする時間があまりとれなかったが、その数少ない今年観た映画の中でマイ・...
ボヘミアン・ラプソディ
◆11月第1週末の北米映画興行収入ランキングで、英国のロックバンド、クイーンのボーカリストだったフレディ・マーキュリーの生涯を描いた「ボヘミアン・ラプソディ」が初登場1位となった。ク...
好き・嫌い
◆どこまで世界をひっかき回すつもりなのか。保護主義に走り、貿易戦争を仕掛ける。パリ協定から離脱し環境問題に背を向ける。中央銀行の独立性を尊重しない。セクハラ疑惑のあった人物を最高裁...
祝日と休日
◆1ヶ月のご無沙汰でした。久しぶりの「新潮流」であります。このコラムは毎週月曜日配信のメールマガジンに掲載するために書いているのだが、月曜日が祝日の場合、メルマガは休刊となる。9月の...
キルケゴール 
◆前回「デンマークでは床暖房もタダ」と書いたら、デンマーク在住の方からお便りをいただいた。「我が家も床暖房仕様にしているが、それに伴うfjernvarme(地域熱供給)の料金がかかっている」...
HYGEEと社会保障
◆コペンハーゲンから北へ電車で小一時間、対岸にスウェーデンを望む海峡に面したクロンボー城を訪れた。世界遺産にも登録されているこの城は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ハムレット」...
猛暑
◆今年の夏の記録的な猛暑は、「ダイポールモード現象」によるものだという。インド洋で起きる海水温の異変である。インド洋の海水温は通常、東が高く、西側のアフリカ沖が低いが、これが逆にな...
インフレはむずかしい
◆国際通貨基金(IMF)の予想によればベネズエラのインフレ率が年末までに100万%に達するらしい。先週、朝のテレビ番組にゲスト出演した時にこのニュースが取り上げられた。一緒に出演していた...
ポピュリズムの道具
◆渋谷ヒカリエにある東急シアターオーブでミュージカル『エビータ』を観た。アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲、ティム・ライス作詞、ハロルド・プリンス演出という、ミュージカル界の「御三...
世界と戦う 
◆今頃眠い目をこすっている方もおられるだろう。日本時間の真夜中零時にキックオフとなったサッカーW杯の日本対セネガル戦。手に汗握る接戦で見始めたら途中で寝られない。試合後も熱闘の余韻...
サミット  
◆この週末、日米欧主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)がカナダのケベック州シャルルボワで開かれ2日間の日程を終え閉幕した。議長国カナダのトルドー首相は「7ヶ国の共同宣言を採択し、一定...
ラプラスの魔女 
◆是枝裕和監督の『万引き家族』がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したことは大きなニュースとなった。早く観たいが、映画の公開は6月8日、まだ2週間近く先だ。仕方がない、他の映画を観...