新潮流の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。

隔週月曜日に更新
新潮流
なつぞら
◆台風6号から変わった熱帯低気圧が抜けた昨日の東京はむっとする暑さに包まれた。さすがに梅雨明けではないかと思うのだが、いまのところ関東地方に梅雨明け宣言は出ていない。平年に比べれば1...
梅雨寒と小売り株
◆小暑(7月7日頃)と大暑(7月23日頃)を合わせた約ひと月を暑中という。暑中見舞いが届く今はまさに暑中であるが、さっぱり暑くない。暑くないどころか長雨が続き梅雨寒である。7月に東京で夏...
炎上商法
◆以前に、ツイッターで炎上したことがある(詳しい経緯はこちら:ストラテジー・レポート「相場を予想するということ」)。なんでそんなことを思い出したかというと、例の「年金2000万円問題」...
お父さんの役割(昨日の父の日に寄せて)
◆娘が中等科に進んで初めての運動会があった。初等科から大学までエスカレーター式の学校なので、運動場も学友たちも初等科の時と同じで代わり映えしない。しかし変わったこともある。まず写真...
物忘れ
◆歳のせいか物忘れが激しい。出張に出かけて忘れ物をしないで帰ってきたためしがない。携帯をどこかに置き忘れる。買ったばかりの土産を失くす。ひどいのはホテルの部屋にPCを忘れてきたことも...
盤根錯節
◆銀行や証券会社でノルマを廃止する動きが広がっている。バブルまっただ中に入社した当方からすると隔世の感がある。当時はノルマ達成のため夜遅くまで営業に励んだものだ。それでも僕のいた会...
令和でもよろしく
◆初めは、どうして4月からにしなかったのか、と思った。令和への改元時期である。言うまでもなく、我が国の年度は4月始まり。そこに改元を合わせれば、「令和元年」入学の新入生や「令和元年」...
季節は巡る
◆朝夕1時間以上、毎日犬の散歩に行く。最近路上で交わす挨拶は「寒いですね」。この春は桜の花が4月半ばまでもっている異例の寒さ。4月でこれほど寒いのは記憶にない。このコラムのタイトルを...
さあ、いよいよ
◆さあ、いよいよだ。言うまでもなく、あと2時間あまりに迫った新しい元号の発表である。11時半ごろに菅官房長官が墨書を掲げて公表するという。続いて正午ごろに安倍首相が記者会見して談話を...
文学と仮想通貨
◆仮想通貨がブームである。ビットコインは大暴落し、いまだに底打ちが見えず取引も低迷しているのに、何を言うかと思われるだろう。仮想通貨が流行しているというのは小説の世界の話である。直...
春に変わる
◆梅祭りが最終日を迎えたこの週末、熱海に行った。あいにく昨日は雨となったが土曜日はとても良い天気に恵まれた。温泉宿の大きな展望風呂につかり、伊豆の海に陽光がきらめく様を眺めると、春...
タイミング
◆前回の小欄は「トリセツ」について書いた。書き出しでは同名のヒット曲がある西野カナさんの活動休止のニュースを取り上げた。ところがそのコラムがメールで配信された1月28日月曜日の朝は、...
トリセツ
◆歌手の西野カナさんが、今週末の横浜アリーナの公演を最後に無期限の活動休止に入る。ファンの間では「永久保証じゃなかったの?!」と悲鳴があがっているという。西野さんの代表曲『トリセツ...
クロマグロと株価
明けましておめでとうございます。本年も【新潮流】をどうぞよろしくお願い致します。◆新春恒例の初競りが豊洲市場で開かれ、大間産のクロマグロが1匹3億3360万円の史上最高値で競り落とされた...
運と実力
◆フィギュアスケートのグランプリファイナルで紀平梨花選手が初優勝を果たした。前半のショートプログラムで世界最高得点をマークするなど圧巻の演技だった。紀平選手は今シーズンがシニアデビ...
劇中劇
◆今年も残すところ、あと1月あまりとなった。振り返ると今年は(今年も?)諸事に追われて、本を読んだり映画を観たりする時間があまりとれなかったが、その数少ない今年観た映画の中でマイ・...
ボヘミアン・ラプソディ
◆11月第1週末の北米映画興行収入ランキングで、英国のロックバンド、クイーンのボーカリストだったフレディ・マーキュリーの生涯を描いた「ボヘミアン・ラプソディ」が初登場1位となった。ク...
好き・嫌い
◆どこまで世界をひっかき回すつもりなのか。保護主義に走り、貿易戦争を仕掛ける。パリ協定から離脱し環境問題に背を向ける。中央銀行の独立性を尊重しない。セクハラ疑惑のあった人物を最高裁...
祝日と休日
◆1ヶ月のご無沙汰でした。久しぶりの「新潮流」であります。このコラムは毎週月曜日配信のメールマガジンに掲載するために書いているのだが、月曜日が祝日の場合、メルマガは休刊となる。9月の...
キルケゴール 
◆前回「デンマークでは床暖房もタダ」と書いたら、デンマーク在住の方からお便りをいただいた。「我が家も床暖房仕様にしているが、それに伴うfjernvarme(地域熱供給)の料金がかかっている」...