新潮流の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。

隔週月曜日に更新
新潮流
手足を動かせ
◆4月になった。新年度である。進級、入学、就職などで新しいスタートを切る若者に、僕からひとつアドバイスを贈ろう。とにかく「手足を動かす」ことを大切にしてほしい。キーボードを叩くので...
TIME FOR CHANGE(変化の時)
◆今日、3月6日は二十四節気の「啓蟄」である。大地が温まり、冬眠をしていた地中の虫が春の陽気に誘われて穴から出てくる頃だ。朝晩はまだ寒いが、関東では先週、春一番が吹いて暖かい日があっ...
「ホワイト過ぎても」
◆武田砂鉄の『わかりやすさの罪』に、こんな一節がある。「毎日豆腐を食べている人に、せんべいを差し出すと、毎日豆腐を食べているのでもっと柔らかいものを出してほしいと言われる」。わかり...
「舞いあがれ!」
◆NHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」を毎朝欠かさず観ている。時はリーマンショック直後、ヒロイン舞ちゃんの実家である東大阪のねじ工場も大ピンチを迎えている。そこに風来坊のお兄ちゃん...
言い訳
◆米国で「会社を休むための言い訳」の検索回数が急増しているそうだ。グーグルでの検索回数は200万回を超え、新型コロナウイルス流行前と比べて9倍になったという。試しにググってみると、「会...
知らんけど
◆今年の流行語大賞にもノミネートされた「知らんけど」。流行り言葉かと思いきや、関西では昔から普通に使われてきたという。NHKのWEBサイトで、関西出身の記者と関東出身のディレクターがこん...
人材の流動化
◆スポーツの秋たけなわである。この週末、お子さん、お孫さんの運動会に行かれた方も多かっただろう。青山学院大学ビジネススクールの教え子らとのゴルフコンペ、ABS広木杯も春に続いて先週第2...
世代交代
◆最近、エリザベス女王をはじめ偉大な人物の訃報に接することが多い。1週間前には映画監督のジャン・リュック・ゴダール氏が亡くなった。先月末にはゴルバチョフ元大統領、その少し前には京セ...
行き合いの空
◆この季節、空を見上げると、夏雲の積乱雲と秋雲のうろこ雲とを同時に見ることがある。行く夏の名残りと秋の訪れを目で確認できる。こういう空を「行き合いの空」という。夏と秋とが空で行き交...
意外に早い終わり
◆今日から8月である。やっと8月だ。今年、関東甲信は記録的に早い梅雨明けとなり、堪えがたい猛暑がもう1ヶ月以上も続いている。やっと今日から8月だが、まだ8月である。この暑さもまだまだ先...
もはや昭和ではない
◆先月、内閣府は「令和4年版男女共同参画白書」を発表した。特集のテーマは「家族の姿の変化・人生の多様化」。白書は、家族の姿が変化しているにもかかわらず、慣行、意識、さまざまな政策や...
教養としての数学
◆経済産業省がまとめた「数理資本主義の時代」というペーパーは以下のような記述から始まる。<現在、世界では、「第四次産業革命」が進行中であると言われている。この第四次産業革命を主導し...
広木杯ゴルフコンペと人的資本
◆4月のとある土曜日、「広木杯ゴルフコンペ」を開催した。ビジネススクールの教え子たちが企画してくれたゴルフコンペで、数世代にわたるOB、OGたちが集まり、楽しい時間を過ごした。彼らと大...
シングルベッド
◆シングルベッドで犬と寝ている。犬とはMondayNightLiveに時々登場するフレンチブルドッグのピース君である。彼は僕の布団に潜り込んで、ベッドの真ん中を占領しようと体を押し付けてくる。シ...
侮辱罪
◆歳をとったせいか、僕も角がとれて丸くなった気がする。その証拠に最近では「炎上」することがなくなった。以前はSNSなどの書き込みに怒って言い返すと、よく「炎上」したりしたものだった。...
いずれもそれぞれに不幸
◆ウクライナでの戦火が激しさを増している。メディアではロシア・ウクライナを巡る話題一色だ。記事の中でロシアの作家に触れるケースも多々ある。中でもトルストイに言及するものが群を抜く。...
ソビエト
◆逢坂冬馬氏の『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)は全選考委員が満点をつけ第11回アガサ・クリスティー賞を受賞した傑作である。独ソ戦のスターリングラード攻防を描く戦闘場面は迫力満点だ...
立春に思う
◆北京五輪の開会式は二十四節気のカウントダウンで始まった。2月4日の立春に合わせた素晴らしい演出だった。雪上、氷上での熱い闘いに喝采を送る日々が始まった。選手たちの熱気がいかにすごく...
備え
◆昨年12月、「日本沈没」というタイトルのレポートで「このところ地震や火山の噴火が相次いでおり、ドラマが現実のものとなるような不安を覚える」と述べた。ドラマとは当時話題になっていたTB...
成人
◆昨日は「成人の日」であった。オミクロン株の感染拡大が懸念される中、成人が集う式典をとりやめた自治体もある一方で、3万6000人あまりが新成人を迎えた横浜市は横浜アリーナで大規模な成人...