FX の記事一覧

吉田恒の為替デイリー 円安値更新の背景と今後の焦点
円「売られ過ぎ」懸念は最近にかけて是正、米ドル買い・円売りが仕掛けやすくなったことが、対円で米ドルが2021年来の高値更新となった一因だろう。 そんな米ドル高・円安を正当化してきたのは日米金利差拡大。ただ米金利は短期的に「上がり過ぎ」懸念が強く、この先も米ドル高・円安を正当化できるかは微妙か。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 1月の為替を予想する
その年の相場の流れは、「January Effect(1月効果)」という言葉のように1月の流れで決まる可能性があり、そしてそんな1月相場は、経験的には年明け早々に決まる可能性がある。 米金利は短期的に「上がり過ぎ」懸念が強いため、目先的な「米金利上昇=米ドル高」には限りがありそう。ただ、目先的に米ドル安となっても、それはあくまで一時的な動きで、年末にかけて120円を目指す米ドル高が続くとの考えが基本。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 円安の「終点」を長期移動平均線で読む
長期の移動平均線、5年MAからのかい離率が±20%以上に拡大すると「行き過ぎ」。115円程度では、同かい離率はプラス5%程度なので、「行き過ぎた円安」には程遠い。 2000年以降の円安トレンドのピークでは、基本的に5年MAからのかい離率がプラス10%以上に拡大していた。それを参考にすると、今回の局面では少なくとも120円まで円安が続きそう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 新年相場前の主要通貨ポジション再点検
CFTC統計の投機筋のポジションで見ると、11~12月で大きく変化したのは円と英ポンド。前者は売り越しが半減、一方後者は売り越しが急拡大するといった対照的な結果。 豪ドルとユーロのポシションには大きな変化はなかった。ただ豪ドルは「売られ過ぎ」が懸念される状況が続いたのに対し、ユーロは小幅売り越しで、売り余力が大きそうな状況が続いた。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 「悪い円安」説への疑問と違和感
2021年後半急速に進んだ円安に対して、日本経済にとってはデメリットが大きい「悪い円安」との声を聞く。ただ株価との関係で見ると、この「悪い円安」説には疑問あり。 また、円の総合力である実質実効レートの下落を、「円離れ」とする評価にも違和感がある。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー トルコリラ安終了「W底」という目安
トルコリラは先週から急反騰となった。暴落相場の転換は、いわゆる「V字型」より、本当に底を打ったのか何度か試しながら反転に向かう、いわば「W字型」が少なくなかった。 暴落相場の終わりは、下落リスク再燃を凌げるか、つまり安値更新を回避できるかが目安か。
吉田 恒
陳満咲杜流 FXプライスアクション 米ドル/円は年末年始波乱の可能性に注意、豪ドル/円は強気変動に留まるか
米ドル/円 日足週間予想レンジ:112.00~115.00メインストラテジー:押し目買い・年末年始は薄商い・波乱含みで慎重に・押し目...
陳 満咲杜
吉田恒の為替ウイークリー 「新年大相場」の前倒しとその方向を考える
年明け後に相場が大きく動く「新年大相場」が、カレンダーの関係から2021年は1週間早く、つまり今週から早々に始まる可能性にも注目。 大相場となった場合、肝心の方向性は米ドル高 or 米ドル安!? 米ドル/円と高い相関関係が続いてきた米金利との関係で考えると、目先的な「米金利上昇=米ドル高」には自ずと限度ありか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー トルコリラ安は終わったのか?
先週のトルコリラ急反騰は、『トルコリラ暴落は短期的な「下がり過ぎ」反転で一段落する』といった過去のパターンからすると、トルコリラ安一段落の可能性が注目される値動きではある。 ただ、インフレ下での通貨安が利上げなしで本当に終わるかなど、なお悩ましさを抱えている。
吉田 恒
陳満咲杜流 FXプライスアクション 米ドル/円は年末年始の薄商い、豪ドル/円は中段保ち合いへ
米ドル/円 日足 週間予想レンジ:113.00~115.00メインストラテジー:レンジ取引・FOMC通過後も均衡・年末年始は薄商い・年内...
陳 満咲杜
田嶋智太郎の外国為替攻略法 米・英・欧の中央銀行はインフレ抑制重視で「正常化」に傾く
新型コロナウイルスからインフレへの対応へシフト 英中央銀行は利上げを決定するも、市場にはリスク回避の懸念も 米ドル/円は米ドル買いが優勢か
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX インフレで外貨を増やすトルコ、中央銀行はゴールド売りで米ドルを調達
トルコの高インフレと金融政策 エルドアン大統領の新経済モデル 焼け石に水のトルコ中央銀行によるトルコリラ買い介入 トルコ外貨準備急減 トルコリラ急反騰のテールリスクとは
吉田恒の為替デイリー FRB「タカ派」ドミノという可能性
今週の金融政策ウィークでは、BOEの「サプライズ利上げ」やメキシコ中銀の利上げ幅拡大などがあった。 世界的なインフレ懸念の広がりとともに、米国の「タカ派」姿勢強化が、ドミノ倒し的に米国以外の国の「タカ派」姿勢強化に伝播しているといった可能性もありそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー FOMC後の為替の行方を考える
注目された15日のFOMCは「テーパリング」加速を決定した。これに対して米金利は上げ渋る反応となったことから、為替相場の米ドル高も限定的な動きにとどまった。 金融政策を反映する米2年債利回りは短期的に「上がり過ぎ」懸念が強いことから、その反動で低下するリスクもありそう。その場合、為替相場も米ドル安に振れる可能性に注目。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー FOMCで米金利・米ドルはどう動く?
米金融緩和政策の転換が意識された6月のFOMC以降、FOMC後の米2年債利回りの反応は6、9月が上昇、11月は低下と分かれた。この違いは、基本的に90日MAからのかい離率で説明できる。 足元の米2年債利回りの90日MAからのかい離率は11月に近い。その意味では、今回のFOMCの評価とは別に、一旦「米金利低下=米ドル安」に向かう可能性が高いのでは?
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 今年最後の金融政策ウィーク、各国通貨の動向は?
今週は水曜がFOMC(米連邦公開市場委員会)、木曜はBOE(イングランド銀行)、ECB(欧州中銀)、さらにメキシコ、トルコでも金融政策会合が予定されている。そして金曜は日銀の金融政策会合。 このうち、FOMCは「テーパリング」加速、そしてメキシコは利上げ、トルコは利下げといった具合に政策変更の予想もあるが、それらが為替相場へどう影響するかを考察してみた。
吉田 恒
陳満咲杜流 FXプライスアクション 米ドル/円は米インフレが高まり米ドル高基調維持へ、豪ドル/円はスピード調整が続く
米ドル/円 日足週間予想レンジ:113.00~115.00メインストラテジー:押し目買い・FRBはタカ派のスタンス・米インフレの高騰継...
陳 満咲杜
田嶋智太郎の外国為替攻略法 2022年為替相場展望、米ドル/円は引き続き強気の流れ
2021年の振り返り。米ドル高の1年 スピード感を求められる2022年の金融政策正常化 米ドル/円は引き続き強気の流れ
吉田恒の為替デイリー クリスマス前、投機筋の基本ポジション整理を見る
例年、クリスマス、年末にかけてリスク回避の観点から、ポジションの圧縮は広がりやすい。 今回の場合、そんなポジションの圧縮は、基本的に米ドル安や円高をもたらしやすいのではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替ウイークリー 米ドル/円の「FOMC相場」を予想する
米2年債利回りが短期的に「上がり過ぎ」の懸念の強い中でFOMCを迎えるといった構図は、前回11月のFOMCと似ている。 前回11月のFOMC後は、「上がり過ぎ」の修正で米2年債利回りは一旦、大きく低下に向かった。今回も同様に、FOMC後は一旦「米金利低下=米ドル安」の可能性に注目。
吉田 恒