FX の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
円安が止まらなくなった理由
最近にかけて円の一段安が広がった。これは、新たな「止まらない円安」なのか。
2021年1月に102円から展開してきた米ドル高・円安トレンドでも、米ドル高・円安の加速は何度かあったが、米金利上昇の一巡で一服した。その意味では、今回も米金利上昇が一服した時に米ドル高・円安が止まるかに注目。
吉田恒の為替ウイークリー
円安130円の可能性を考える
米金利上昇に連れた米ドル高が展開。「行き過ぎ」が警戒されるのは、130円を超えてからか。
約40年ぶりの本格的インフレも米ドル高容認の理由。一方で、インフレ鎮静化の後に、「行き過ぎた米ドル高」の反動に伴う米ドル下落リスク拡大にも注意は必要か。
吉田恒の為替デイリー
米ドル高容認の「新ビナイン・ネグレクト」
1980年代前半に、日米消費者物価購買力平価を大きく超える米ドル高・円安が起こった。これは当時の米政権がインフレ対策を重視する中で、「ビナイン・ネグレクト」と呼ばれる米ドル高容認に動いた結果だった。
米国が、その時以来のインフレに見舞われる中で、まさに日米消費者物価購買力平価を超える米ドル高・円安も再現している。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
有事の円買いとは?なぜ今回は円高とならなかったのか?
有事の米ドル買いとは
有事の円買いとは
ロシアによるウクライナ侵攻では有事の円買いが起こらなかった理由
吉田恒の為替デイリー
長短金利差が示す米景気後退の見通し
米国の短中期金利と長期金利が急接近、両者の逆転、「逆イールド」も現実味を増してきた。
FFレートと長短金利差は基本的に逆相関の関係があるため、さらなる大幅利上げは「逆イールド」拡大といった大幅な景気後退をもたらす見通しになる。
吉田恒の為替デイリー
「トランプ・ラリー」米ドル高値の更新
3月16日のFOMCは0.25%の利上げを決定するなど、ほぼ事前の予想通りの結果となった。
為替相場の米ドル買いも限定的にとどまったものの、米ドル/円はテクニカルに注目された「トランプ・ラリー」の米ドル高値を更新したことから、120円の大台が次の目標となった。
吉田恒の為替デイリー
円と株の関係変化で最も重要なこと
円安が大きく広がる中で、日本株がそれを好感しなくなった。ただ、元々「円安=日本株高」といった一方向の関係は強くなかった。最近にかけての日本株の下落拡大は、グローバルな株安への連動で説明するのが基本だろう。
むしろそんなグローバルな株安と為替の間には、これまでは「安全資産の円買い」という関係があったが、それが目に見えて変化している点が重要ではないか。
吉田恒の為替デイリー
「トランプ・ラリー」の118円と何が違うか?
先週から米ドル一段高となり、近年の代表的な米ドル高大相場、2016年の「トランプ・ラリー」のピークとほぼ肩を並べてきた。
「トランプ・ラリー」では、118円でピークを打つ時、米ドルも米金利も短期的な「上がり過ぎ」懸念がかなり強くなっていたが、今回はその点が異なる。米ドル、米金利とも、今回はまだ上昇余地がありそう。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は試練の後に円売り優勢へ、豪ドル/円は上昇余地を拡大する動き
米ドル/円 日足週間予想レンジ:116.00~118.50メインストラテジー:押し目買い・試練が多くても底固い展開・有事の米ドル買い...
吉田恒の為替ウイークリー
FOMCと120円までの米ドル高・円安シナリオ
米ドル/円は先週、長く続いてきた小動きのレンジを「上放れ」したことから、しばらくこれまでのレンジの上限だった116円以下に下落せず、上値を模索する展開が続きそう。
ただ、米金利は短期的な「上がり過ぎ」懸念が強く、今週のFOMCなる米金利上昇は限られる可能性がある。次の米ドル高・円安の目標、118円台、120円を超えていくのも意外に時間がかかる可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
円金利上昇阻止策と円売りの関係
日銀は、2月に円金利上昇を容認しない方針を確認した。ただそんな円金利は米金利と連動、その意味で円金利は日銀の方針以上に米金利の影響が大きい可能性あり。
3月に入り米金利上昇が再燃。米金利上昇の行方次第で、円金利も上昇。それを阻止するための日銀の政策が円売りを後押しする可能性も注目。
吉田恒の為替デイリー
「異常値」続出の原油相場などで強まる「上がり過ぎ」懸念
90日MA、5年MAなどとの関係で見ると、原油相場などは短期、中長期的とも記録的な「上がり過ぎ」懸念が強くなっている。
似たような状況だった2008年には、原油相場などで急騰から暴落への大転換が起こった。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ安・円高へトレンド転換巡る攻防
ウクライナ情勢への懸念が続く中、為替相場で最も目立ったのがユーロ急落。ユーロ/円で見ても、一時的なユーロ安かユーロ安へのトレンド転換か、注目される段階に入ってきた。
似たようなことは、米国株、NYダウなどにも該当しそう。52週MAとの関係を参考にすると、NYダウも一時的下落か、下落トレンドへの転換かの分岐点を迎えている可能性がある。
吉田恒の為替デイリー
「ウクライナ相場」ユーロの反発リスクは?
ウクライナ情勢への懸念に伴い為替市場ではユーロが急落した。一方、今後のウクライナ情勢の動向によるユーロ反発リスクも気になるところ。
この間のユーロ急落は、米金利に対する独金利の相対的に大幅な低下と連動。その意味では、ユーロ反発リスクは独金利が米金利以上に上昇するかが鍵になるが、米インフレ懸念の強い状況が続く中で、それは限定的か。
吉田恒の為替デイリー
ユーロ「パリティ割れ」大相場はあるか?
ウクライナ危機で、エネルギー相場を中心に金融マーケットが激しく動く中で、為替相場ではユーロ急落が目立っている。
そんなユーロは、対米ドルでは1ユーロ=1米ドルといった等価「パリティ」割れの可能性もありそう。ユーロ/円では長く続いた小動きの下放れが、ほかのクロス円に波及、円高リスク拡大となる可能性に要注意か。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
ユーロの一段の下値リスクに要警戒
ウクライナ情勢への懸念が続く中、米国債は逃避の買い
米ドル/円は下値に支えられる展開、ユーロ/米ドルは大きな下げ
売りが強まる英ポンド/米ドル、2月の米消費者物価指数の発表にも注目
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は地政学リスクの増加で円は材料に挟まれる展開、豪ドル/円は強気変動へ
米ドル/円 週間予想レンジ:113.00~116.00メインストラテジー:レンジ取引・ロシア制裁のリスクオフ・有事の米ドル買いでも限...
吉田恒の為替デイリー
豪ドル反発の理由と今後の見通し
代表的な資源国通貨である豪ドルは、中長期的に見ると、最近にかけての原油相場急騰と異例なほどのかい離拡大となっている。ただ2月以降の短期的な豪ドル反発は、さすがに原油など資源価格急騰に連れた影響が大きそう。
そんな豪ドル反発は、足元で0.74米ドル程度の52週MA近辺に達してきた。経験的には、この豪ドル高が飽くまで一時的な動きか、既に豪ドル高へトレンド転換した動きかを試す分岐点を迎えている可能性がある。
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル高・円安シナリオを再検証する
米ドル高・円安の足踏みが続く中、インフレ懸念の拡大やロシアのウクライナ侵攻などを受けて株安が拡大した。
そこで、年末にかけて120円を目指し一段と米ドル高・円安が進むといったシナリオに変更の必要がないかを再検証してみる。
吉田恒の為替デイリー
「リーマン・ショック前」原油高との類似
代表的な資源国通貨と代表的な資源価格である原油相場は、基本的に高い相関関係があるが、最近両者のかい離が大きく拡大している。
似たようなことが、2008年のリーマン・ショック前にもあったが、当時原油相場が下落に転じると、ほんの半年程度で最大8割もの暴落が起こった。当時と最近との類似点などを検証する。