松本大のつぶやきの記事一覧

相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。

毎週金曜日更新
松本大のつぶやき
マスコミの責任
アメリカのメディアなどにいろいろと取材されます。一番彼らに目新しく聞こえることは、「日本の国民は変化に対する心の準備がかなりできているよ」ということです。小泉内閣が実際に改革ができるかどうかということを考える時に、いわゆる抵抗勢力だけでなく、国民全般...
パラドックス
ダボス会議がNYで行なわれています。街中が威信を賭けて治安の維持に努めています。至る所に州内からかき集めたのであろう警官が闊歩しています。会場となっているウォルドルフ・アストリア・ホテル(エディー・マーフィーの「王子様NYへ行く」という映画で王様が泊...
間合い
剣術などでよく「間合い」が大切だと聞きます。剣道を習った訳ではないのですが、時代劇や剣術劇画などで「斬る斬られるは剣の鋭さではないッ。間合いをどう取るかなのだ。」なんてことを剣聖が目をつぶりながら言ったりします。剣を全く振る前に間合いを取りながら向き...
国際会議の場
今日からNYで世界経済フォーラム年次総会が開かれます(私も週末に参加します)。通称ダボス会議ですが、今年は例のテロの件があり、初めてスイスの山奥ダボスを出て敢えてマンハッタンで催されます。NYの復興を世界にアピールするといった趣向だと思いますが、ダボ...
黒タク
東京では最近黒塗りのタクシーが増えています。昔に逆戻りみたいですが、どんなTPOでも利用できますし、どこかハイヤーみたいで高級感もあり、内装もタクシーとハイヤーの中間のような作りになっているので人気です。これはそもそも大手のK社がニュー・カラー・タク...
温泉の格付け
温泉の本格度をランク付けする動きがあるらしい。例えば「ぬめり」が、本当に効き目のある温泉成分からきているのか、汚い話で恐縮ですが湯に浸かった大勢の人の脂分からきているのかとかを分析して、6段階だかに区分するのだそうです。私は反対ですね。温泉は科学的な...
相続税と贈与税
昨日フジテレビの報道2001で「税制大胆提言」をさせて頂きました。相続税を極端に高くして、同時に生前贈与税を極端に低くする、というものです(これは幼児への生前贈与みたいなインチキは勿論禁止しての話です)。1400兆円といわれる個人金融資産の恐らく半分...
円預金・貯金・国債
資産設計部の活動は既に始まっています(資産設計部については去年の12月4日につぶやきに書いてます)。いろいろと金融不安がある中で、元本保証型の円建て金融商品は安全な避難場所としての人気があります。確かに貯金しておけば日銀券100枚はいつだってそのまま...
お金の流れ
一年間に公的年金受給者が受け取る金額って、国全体でいくらぐらいだと思いますか?何と、約40兆円です。我が国の歳入が約40兆円、歳出が約80兆円ですから、赤字部分はちょうど年金給付額と同じということになります。実際には既に積み立てられている基金からの支...
ウェブ
最近私のブラウザの「お気に入り」のページがほとんど増えません。面白いページの発見がない訳です。それは「面白い、新しいページがない」のか、「そういうページを発見する時間がない」のかの、どちらかだと思います。ウェブ文化の繁殖もちょっと停滞期に入ったのでし...
信用取引 その3
マネックスが信用取引をやらない理由については「その1」「その2」として去年の2月5日、6日につぶやきに書きました。個人投資家と他の市場参加者との間の情報量、情報速度、資金量などの格差が大きな理由です。私は元々外資系の証券会社でトレーディングを10年以...
エレキ
電化製品のことを英語では「エレクトリカル アプライアンス」と言い、日本においても業界の人はエレキと言ったりします。私はエレキに目がありません。しょっちゅう秋葉原に行っていろいろな店を覗いては、たまに衝動買いをしてしまいます。この週末も当社として初めて...
囲い込み
ビジネスの世界では「囲い込み」という概念がよく語られますが、究極の囲い込みはカジノだと思います。アメリカではカジノは基本的に砂漠の真中や、周りに何もないような所にあります。ラスベガス然り、アトランティック・シティー然り。そしてカジノの中にはエンターテ...
トップ・レフト
主幹事っていい響きです。2月の18日にナスダック・ジャパンに上場するソフトウェア会社のソースネクスト株式会社の主幹事をマネックスは務めます。外資系証券会社が何年も掛かっても中々取れなかった主幹事。私自身、債券ではありますが引受の仕事は長い間していたこ...
元本保証
かつて私が外資系の投資銀行でデリバティブを担当していた頃、いわゆる仕組み債といったものを多く扱っていました。これは債券なのですが、元本や毎年払われる利子(クーポン)が、ある特定の株式の値段や指数、或いは金利の動きに応じて変化するというものです。具体的...
引っ越しました
10月に発表した中間決算短信にも記載した通り(7頁)、この週末に本社の引越しを行ないました。あまりにも手狭であったのと、居た場所がいずれにしろ一年後には借りられなくなるためです。新しいオフィスは丸の内1−11−1、香港の財閥の立てたPCPというビルの...
博打小説
私は阿佐田哲也さんの本が大好きでよく読んだものです。勝負師達の人生絵図とか登場人物の人間模様もとても愉しいし、何より文章が上手なので読んでて飽きないのですが、賭け事にまつわる哲学というのも中々読み応えのあるものでした。例えば麻雀は究極的にはツキを4人...
円周率
オイル・マッサージを受けていて、小さい人と大きい人でどれだけ使用するオイルの量が違うのだろうと気になり始めました。球の表面積は4PRR(文字化けを避けるためパイをP、半径をRとし、Rの二乗をRRと表記しています)ですから、仮に身長160センチと190...
個人向け変動利付国債
財務省が検討しているとされる個人向けの変動利付国債というのはどうもピンと来ません。昨年12月7日のつぶやきにも書いたように、個人による国の信用の金融商品保有が我が国においては低いという理由はあり得ないと思います。国債発行の消化懸念という理由は、銀行が...
中国
最近中国が気になります。遂にWTOにも参加したので、グローバリゼーションの渦にも巻き込まれていくでしょうか。かつて日本が国際社会に復帰し、経済力を強めるに従って、1ドル360円から100円以下まで円が切り上げられて行ったように、いずれ中国も国際社会の...