アメリカのメディアなどにいろいろと取材されます。一番彼らに目新しく聞こえることは、「日本の国民は変化に対する心の準備がかなりできているよ」ということです。小泉内閣が実際に改革ができるかどうかということを考える時に、いわゆる抵抗勢力だけでなく、国民全般における抵抗感の強弱というのはとても重要だと思われるのですが、日本のメディアはあまりそのことを書きません。何かしらの事件をきっかけに支持率はぶれるでしょう。これも調査する側の聞き方によって数字は10%―20%は簡単に(意識的に)振れさせられると思うのですが、支持率が下がっても変化に対する心構えはさ程変わらないでしょう。その部分がきちんと報道されていません。期待の形成をしっかりと内外に築いて行く責任をもっと自覚してもらいたいと思います。