資産設計部の活動は既に始まっています(資産設計部については去年の12月4日につぶやきに書いてます)。いろいろと金融不安がある中で、元本保証型の円建て金融商品は安全な避難場所としての人気があります。確かに貯金しておけば日銀券100枚はいつだってそのまま(ほんのちょっとだけ利子がついて)返ってきます。しかし円安とかインフレとかになると今の100万円分の価値、購買力は返ってきません。例えば、ヨーロッパに行けたお金でハワイにしか行けなくなるかも知れません。MMFの元本割れや、ペイオフの解禁は数あるリスクの中の一つであり、円安やインフレといったよりマクロなリスクも同時に考えなければいけません。そういう観点から資産設計部ではいろいろな人にインタビューを始めました。まだ始めたばかりですが、今までにも財政に関わる政府高官、日銀の金融政策に関わる幹部、厚生労働省の年金担当官僚などの方々にお話を伺いました。議論をある程度尽くしたあとで、最後に御自身が自らの金融資産を運用する場合、円預金・貯金・国債のような円建てで元本のある資産(広義の円債権)に全体の何%分配するかを伺いました(因みにこれ以外の資産は、株か外貨資産になります)。
さて答えは・・・。今までの所、最小で10%、最大でも3分の1です。中々興味深い結果ですね。