先日、高校を卒業して20年目にあたる学年全体の集まりがありました。400人中、約200人が午後3時に母校に集まり、80歳以上になられた先生方も含めてそのほとんどが9時頃まで2次会に参加し、その半分が3次会に流れ、深夜前にはねる時でまだ80人が残っていて、25人が2時まで4次会、15人が4時まで5次会をしました。その約半分が更にそのあと寿司かラーメンを食いに行きました(私はラーメンでした)。各段階でハグれた連中も、きっとどこかで飲んでいたことでしょう。4次会では突然みんなで中学の時に習ったサンタルチアを空で原語で「すぅ〜マーれるちカァ〜」と大声で歌いました。みんなしっかり覚えているというのが不思議です。バカをしても恥ずかしくもなく、背伸びすることもないし、小さく縮まることもない。何も強いないし、何も止めない。まるで母港のようなそんな暖かさがそこにはありました。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。