米アラバマ大の研究チームが、逆回転している銀河を発見したらしい。逆回転というのは、通常銀河は渦が中に巻き込まれていくように回転している訳ですが、逆にあたかも渦を外側に向かって放出するような向きに回転しているというのです。これは驚きモノです。どう考えても自然の摂理に逆らっています。2つの銀河が合体してこの銀河はできたらしく、その影響でこのような現象が起きていると伝えられています。恐らく表面上は吸収されて見えなくなってしまった小さい方の銀河が、実はとても大きな質量を持っていて、その銀河がもともと逆回りに回転しており(これは渦を巻き込む向きには回転しているのですが、右回りか左回りかという違い)、その影響で大きい方の銀河が無理やり逆さ向きに回されてしまっているということでしょうか。いやはや。しかしこのような不自然な存在というものは長続きはしませんし、子孫というか相続する存在もありません。さしずめ我が国の国会などは、逆回転銀座といった趣でしょうか。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。