米国株などの高配当投資を実践しているチェヨペガさん、なのなのさんに2025年投資の振り返り、2026年の投資計画、今後の中長期的な目標などについてお聞きしました。

チェヨペガさん:インデックスファンドの積立と米国ETFや日本の高配当株への投資で家族の幸せの最大化を追求

【チェヨペガさんプロフィール】34歳のメーカー営業マン。2019年から株式投資を開始。米国株・米国ETF・インデックスファンド(S&P500、オールカントリー等)・日本の高配当株を保有。X「チェヨペガ@米国株投資」のフォロワーは3.5万人超(2025年11月時点)。会社員として働きながら資産状況や自身の投資経験などを発信している。共働きで夫婦と息子の3人暮らし。

投資成功の秘訣、急落時の積立継続と買い増し

――2025年の投資を振り返り、良かった点、反省点などを教えてください。

良かった点(1):急落相場でも積立を継続

NISAつみたて投資枠で月10万円(年間120万円)を自動積立設定していたこと。全世界株式型とS&P500に連動することを目標とした投資信託を月5万円ずつ購入しています。高値圏のため追加投資するか考えてしまうような相場や、2025年4月の急落相場でも積立を継続できたことで、2025年後半の「高市相場」でしっかり含み益を拡大させることができました。

良かった点(2):2025年4月の急落相場での買い増し

アメリカの関税政策変更→中国の報復関税→世界的リスクオフの流れとなり、S&P500指数も10%以上下落した関税ショックのタイミングで余剰資金の追加投資を実施しました。円安のため米ドル転は割高だと思い、米国株ではなく日本株、三菱商事(8058)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)を、NISA成長投資枠で購入しました。

反省点:2025年9月上旬にテスラ[TSLA]を利益確定してしまったこと

乱高下が激しい銘柄のため不安になり、テスラ株を全て売却。多少の利益を得たものの、その後、まさかのイーロン・マスク氏本人が約10億ドル相当のテスラ株の自社株買いを行い、アナリストの評価も高まり、私が売ってから株価は雲の上へ(笑)。まさかの報道に、「あのまま持っていれば…」と猛反省しました。次に活かしたいと思います。

【銘柄リスト公開:米国株ETF/日本株個別銘柄】2026年NISAの成長投資枠は毎年240万円分を埋めることが目標

――NISAの成長投資枠とつみたて投資枠の利用方法を教えてください。

NISA成長投資枠

主に配当金、ボーナス、毎月の給料の余剰資金が貯まったタイミングでスポット購入時に利用。銘柄は厚切りジェイソン氏イチオシのバンガード・トータル・ストック・マーケットETF[VTI]、連続増配銘柄のバンガード・米国増配株式ETF[VIG]、日本株も少しですが、三菱商事(8058)、三菱HCキャピタル(8593)、NTT(9432)などを購入しています。成長投資枠は毎年240万円分を埋めることが目標です。

NISAつみたて投資枠

毎月10万円、年間120万円を自動積立。購入銘柄は全世界株式型とS&P500に連動することを目標とした投資信託に月5万円ずつになります。

――過去の年間の配当金の推移を教えてください。

現在の配当金は年間94万円(税引前)です。投資を始めた当初は、年間利回り10%を超える超高配当ETF(QYLD等)をメインに運用し、現在とほぼ変わらない配当金を受け取っていました。そのため少ない資産でまとまった金額の配当金を受け取っていましたが、キャピタルゲインのパフォーマンスを考えるとインデックスに劣っていたため、4年前にリバランスしました。7年前~5年前までは年間配当金90万円程度を行き来していました。しかし、4年前のリバランスにより年間配当金60万円ほどまで減りましたがそこから株式を買い増ししたことにより年間10万円ペースで増え、配当金が投資を始めたころの水準に戻っている状況です。

保有銘柄と保有数

米国株については高配当ETFを主軸にしつつ、個別銘柄も保有しています。具体的には、以下の図表の通りです。

名称 シンボル ベンチマーク(ETFのみ) 保有株数
バンガード・米国増配株式ETF [VIG] S&P米国ディビデンド・グローワーズ・インデックス 112株
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF [VTI] CRSP米国トータル・マーケット・インデックス 65株
バンガード・米国高配当株式ETF [VYM] FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス 93株
グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF [QYLD] CBOE NASDAQ-100・バイライト・V2・インデックス 631株
JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF [JEPQ] (アクティブETFのため、連動する指数はなし) 158株
ブリティッシュアメリカンタバコ [BTI] 136株
アルトリア・グループ [MO] 34株
ステートストリート・SPDR ポートフォリオS&P・500高配当株式ETF [SPYD] S&P500高配当インデックス 20株
グローバルX・S&P500・カバード・コール・ETF [XYLD] CBOE・S&P500・バイライト・インデックス 91株

日本株については三菱商事(8058)306株、三菱HCキャピタル(8593)325株、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)100株、NTT(9432)2200株、その他投資信託1170万円を運用(2025年11月4日現在の保有株数と評価額を記載)。

売却のタイミングの考え方

――2025年の10月末には米国株が史上最高値を更新し好調でしたが、売却(利益確定)のタイミングについて、現時点で決めていることなどあれば教えてください。

売却のタイミングは、ないと考えています。2025年で34歳になりましたが、生涯、株を持ち続ける予定です。「JUST KEEP BUYING」収益を生む資産(株式、債券、不動産など)を細かな戦略にこだわるのではなく、ただひたすら、継続的に購入し続けるという投資戦略―の精神で、相場の乱高下に狼狽することなく定期的に買い続ける予定です。「ドルコスト平均法」という投資方法ですね!
現在は配当金も全て再投資に回していますが、本業をやめたら配当金は生活費に当てたいなと思っています。40代で実現させたいと思っています。

――2026年の投資計画を教えてください。

ありがたいことに2025年に第一子が誕生しまして、2026年度は投資に回せるお金が減る見込みです。
NISAつみたて投資枠は引き続き月10万円の自動積立を継続、NISA成長投資枠は現在保有している特定口座の株式を利確し、NISA口座で買い戻し(240万円分)を予定しています。

40代のうちに世帯純資産1.5億円達成を目標に

――中長期的な投資の目標があれば教えてください。

現在34歳。個人純資産は3700万円です。40歳時点で6000万円の達成が中期目標になります。本業年収は都内サラリーマンの平均ほどですので相場に頼る形にはなりますが、現在の投資方針であれば、何とか達成できるかなと考えています。共働き中の妻も、別でしっかりと資産形成をしてくれており、40代のうちに世帯純資産1.5億円を達成したら、お互い本業を辞めても良いし、やりたいことを自由にできる環境に身を置きたいねと話しています。

資産形成はゴールがないため、「足るを知るものは富む」という座右の銘を胸に、家族の幸せの最大化を追求していきたいと考えています。

2024年4月掲載:資産2400万円超の32歳営業マンが明かす「米国株の配当投資戦略」個人投資家チェヨペガさん【前編】

2024年4月掲載:30代共働き夫婦で高速資産形成!「配当株投資をゲーム感覚で楽しむ」イマドキ資産形成術 個人投資家チェヨペガさん【後編】

なのなのさん:NISA枠フル活用、目標10億円達成するために高配当銘柄を中心に「買い増し+保有継続」

【なのなのさんプロフィール】投資歴20年以上の兼業投資家。関西の大学院を修了後、新卒でプライベートエクイティ投資の会社に入社。約9年働いた後、メーカーに転職し、現在に至る。大学1年から株式投資を始め、当初6年間は赤字だったが、投資対象を高配当株メインにしてからは好成績に。X(旧Twitter)フォロワー数は5.5万人超。著書に「月41万円の「不労所得」をもらう億リーマンが教える『爆配当』株投資」(KADOKAWA)。

――2025年の投資を振り返り、良かった点、反省点など教えてください。

2025年の投資は米国株については、引き続き高配当とグロース株を中心にポートフォリオを組んでおりETF:1/6、インデックスファンド:1/3、個別銘柄:1/2という配分で保有を継続し、売買はほとんどしませんでした。米国個別株では、通信インフラ向けの半導体製品を製造、販売するブロードコム[AVGO]や、電子系設計ソフトウェアを開発、販売するシノプシス[SNPS]などを引き続き保有しています。日本株高配当により重きを置いている形で投資を継続しています。ポートフォリオの配分も2024年比で大きくは変えていません。

【図表1】ポートフォリオ
出所:なのなのさん作成

良かった点

2024年後半からTOB狙い×高配当の投資に重点を置き、実際多くのTOBを引き当てることができたことです(2025年11月30日現在18銘柄)。高配当株投資を地道に続け、日本株上昇の波に乗ることはできているかと思います。

反省点

ヘッジのため空売りしていた銘柄にことごとく踏まれたことです。上昇相場での空売りは控えるべきでした。

――NISAの成長投資枠とつみたて投資枠の利用方法を教えてください。

成長投資枠

原則、業績が安定しており、株主優待のない高配当株を組み入れています。全体が大きく下げたときなど、積極的に組み入れるようにしています。2025年は4月の暴落時周辺に、枠の半分ほどを組み入れました。

つみたて投資枠

外国の株式に投資し、投資成果をMSCIコクサイ指数(配当込み、円ヘッジ・ベース)の動きに連動させることを目指した投資信託に毎月10万円ずつ積み立てています。

――過去の年間の配当金の推移を教えてください。

【図表2】2018年からの年間配当金推移
※2025年は10月30日時点の配当金の合計金額。日本株保有銘柄数405銘柄
出所:なのなのさん作成

個別銘柄売却の判断軸とは

――米国株も史上最高値を更新するなど好調ですが、売却(利益確定)のタイミングについて、現時点で決めていることなどあれば教えてください。

原則として、(1)配当利回りが2.5%を下回ったとき、または(2)買いのシナリオが崩れたときに株を売るようにしています。

(2)については、例えば、①増収増益が続いている、③PERが6倍と割安、③ここ5年減配されていない、を理由に投資した銘柄が、減収減益となりPERも30倍に上がった場合、2つの買いシナリオ(①②)は崩れており、売却を検討します。さらに減配もされていたのであれば、すべての買いシナリオ(①②③)は崩れており、速やかに売却します。

――2026年の投資計画を教えてください。

これまでと大きくは変わりません。高配当銘柄を中心に、「買い増し+保有継続」を続けていく予定です。
――今後どのぐらいを目指していきたいと考えていますか。中長期的な投資の目標があれば教えてください。

インタビューなどでは目標10億円と回答していますが、あくまで投資は趣味であるため、楽しみながら投資を続けることができたらいいなと思っています。

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