東京市場まとめ
1.概況
前日の米国市場では、ハイテク株を中心に売りが優勢となったことで日経平均は147円安の58,606円と反落して取引を開始しました。米半導体大手のエヌビディア[NVDA]が売られ、日本市場も序盤から売りが優勢となりました。9時38分には58,130円をつけ、この日の安値を更新しました。その後は持ち直し、前引けは225円安の58,528円となりました。
後場は海外勢による株価指数先物への買いが現物にも波及し、上昇に転じました。上値は重く、一進一退で推移した日経平均は最終的に96円高の58,850円で4日続伸、連日で最高値を更新しました。
TOPIXも58ポイント高の3,938ポイントで4日続伸、史上初の3,900ポイントを超え、最高値を更新しました。新興市場では東証グロース250指数が28ポイント高の777ポイントで3日続伸となりました。
2.個別銘柄等
ソシオネクスト(6526)は1.2%高の2,023.5円をつけ3営業日ぶりに反落しました。26日、国内証券が同社の投資判断を3段階で最上位の「1(アウトパフォーム)」から「2(中立)」に引き下げ、これを材料視した売りが出ました。目標株価も従来の2,600円から2,200円に引き下げられています。
スマートフォン部品などを手掛けるTDK(6762)は0.3%安の2,424.5円をつけ3営業日ぶりに反落しました。26日、米調査会社IDCは、2026年のスマホの世界出荷台数が2025年比12.9%減の11億2000万台と、10年以上ぶりに最低になりそうだと発表しました。スマホの出荷台数減少懸念が、同社の売り材料となりました。
DOWAホールディングス(5714)は一時11.2%高の11,610円をつけ、上場来高値を更新しました。26日、国内証券が同社の目標株価を従来の7,700円から11,900円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。
U-NEXT HOLDINGS(9418)は3.6%高の1,861円をつけ反発となりました。26日、米動画配信大手のネットフリックス[NFLX]は同業のワーナーブラザース・ディスカバリー・インク[WBD]の買収を事実上断念し、ワーナーの作品を提供する同社の競争優位性が維持されるとの見方から、買いが優勢となりました。
マルエツなどを展開するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)は3.5%安の909円をつけ3日続落となりました。26日、2026年2月期(今期)の最終損益が42億円の赤字(前期は8億1000万円の黒字)を見込むと発表しました。従来は12億円の黒字を見込んでおり、一転して赤字に転落となったことが売りにつながりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は前場に売りが出るも、後場に持ち直し最終的には96円高となりました。週間では3.4%高と大きく上昇しました。また、TOPIXも最高値を更新しており、日本市場全体でモメンタムの強さがうかがえます。来週に向けて、今晩の米国では1月分の生産者物価指数(PPI)の発表が予定されています。また、来週は2日に、氷見野日銀副総裁の講演や3日には2025年10-12月期の法人企業統計の発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
