ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

毎週金曜日に更新
ストラテジーレポート
裏の裏は表
BuyOnRumor,SellOnFact (噂で買って、事実で売る)というのは、僕の好きな相場格言のひとつ。一筋縄ではいかない市場の振る舞いを表した言葉だ。相場というものは、そんなに単純なものじゃな...
ブラックスワン
大波乱の1週間が始まった。週明けの東京株式市場は、前週末の欧米株安や円高・ドル安進行を嫌気した売りが先行し、日経平均の下げ幅は午前10時の段階で600円近くに達している。原油安が止まらず...
市況コメント 12月10日
相場が急速にリスクオフの流れを強めてきた。このマーケットの動きは僕の想定より1週、早い。僕は、来週のFOMC、そして日銀の決定会合を受けて円高に巻き戻り、日経平均も1万9000円を割り込む下...
2016年以降の経済・市場展望 PART1 米国株式市場と米国金利
「2016年」ではなく「2016年以降」としたのは、より中長期の見通しにも一部言及するからである。まずPART1では米国の利上げで株式市場と長期金利はどう動くのか見通しを述べる。米国の利上げと...
設備投資低迷に見るアベノミクスの機能不全
内閣府が本日発表した2015年7-9月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質で前期比0.2%減、年率換算では0.8%減だった。個人消費には持ち直しが見られたが、設備投資の不振が足を引っ張った。設備...
上放れの並び赤
前回のレポートで「米国株は史上最高値、日本株は年初来高値を再び目指す展開へ」と書いたから、日経平均が2万円を回復するまではレポート更新しないでもいいか、と思っていた。言うべきことは...
年内残り2カ月 米国株は史上最高値、日本株は年初来高値を再び目指す展開へ
最近レポート更新の頻度が低いのでは?というご指摘をいただくことが多い。確かに、あまり書いていないが、それには理由がある。書くことがないのだ。なぜなら、すでに相場の要点は述べてしまっ...
2カ月かかった
この前の土曜日に、マネックス全国投資セミナーを三重県の四日市で開催した。四日市を訪れるのは初めてであった。セミナーはおかげさまで大盛況。セミナーの最後は、社長の松本はじめ、チーフ・...
今日の自律反発は評価できる
前回のレポートで「底打ち確認」とした米国株は、多少下に振れても大丈夫だろう。①ダブル底、②半値戻し、③一目均衡表の雲を上抜け、とこれだけ明確な底入れシグナルが出ており、よもや三番底...
ようやく底打ち確認 市場の誤謬性について
前回のレポートが9月24日付けだから、丸2週間レポートを書いていなかった。ずいぶんと更新間隔が空いてしまったものである。先週はベトナムに行って、生春巻きやフォーを食べたりしていたものだ...
引き続き弱気心理が支配する市場 いつになったら現実に目を向けるのか
前回のレポートで、シルバーウィーク中の米国株式市場は戻りを試す展開ではないか、と述べた。残念ながら予想とは正反対に軟調な展開となった。半値戻しが目前に迫っていたS&P500は、先週金曜日...
FOMCの決定を受けた株式市場の反応について
昨日の米国株式市場ではNYダウ平均が3日ぶりに反落し、前日比65ドル安の1万6674ドルで取引を終えた。一般的な市況コメントを読むと、「連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りを好感した...
FOMCでの利上げは?米国株は買いで臨む
株式に本源的価値はあるか?あるひとは「ある」といい、あるひとは「ない」という。通説では「株価は企業価値を反映して決まる」ということになっている。たいていのファイナンスの教科書には、...
収まらない市場の動揺 この先の展望は?
お断り:【マネックス証券入社5周年記念レポート】「光と波」PART2をお届けする予定でしたが、市場の動揺が収まらず、不安になられているお客様も多いことから、より「相場っぽい」ことを述べ...
【マネックス証券入社5周年記念レポート】2015年版「光と波」 PART1世界株安の原因が中国不安ではない理由
3年前に書いた【マネックス証券入社2周年記念レポート】「光と波」は、PART1~3の3部からなる大作で、僕自身は相当な思い入れをもって執筆したが、読者の評判は散々だった。レポートの一部を引...
下げ止まりの兆し - ジョージ・ソロスの市場理論
僕らはふつう、たいていのものごとには原因があって結果があると考える。すなわち因果関係である。ところがHEC経営大学院教授のイツァーク・ギルボアは著書『合理的選択』のなかで、マクロ経済...
【緊急現地リポート】 中国景気減速に対する過剰反応
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる (古今和歌集)暦のうえではとうに立秋を過ぎ、この週末は二十四節気の処暑である。暑さが処(や)む頃ということだ。今年の夏は...
人民元絡みの混乱も収束へ
株式市場はリスクを嫌う。「リスク」の定義にはいくつかあるが、「わからないこと」「先の展開が読めないこと」「不透明感が強いこと」はマーケットにとっての「リスク」の最たるものである。今...
中国人民元切り下げ - いつも通りの過剰反応
ストラテジストとは楽な商売である。過去、何度も書いてきたことを繰り返していれば、それで仕事になるからだ。それは、とりもなおさず、マーケットというものが毎回同じことの繰り返しであると...
カタリストは為替
若者の流行り口調で言えば、「やっぱ為替じゃね?↗」という感じか。どうでもいいが、この中途半端に語尾を上げる言い方、なんとかならないものか。聞いていて非常に不愉快である。今日、TOPIX...