ストラテジーレポートの記事一覧
チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。
毎週金曜日に更新
相場の地合い改善 - 見た目の悪さに振り回されなくなってきた
任天堂(7974)、インソース(6200)、デュアルT(3469)、安川電(6506)、ミネベア(6479)。今朝、買い気配で始まった主な銘柄である。ポケモンGO上陸間近の任天堂は説明不要、インソース(...
米国株 この先の投資スタンス
割高感なき史上最高値更新企業収益の減益局面に終わりが見えてきたことを背景にNYダウ、S&P500は史上最高値を更新した。足元で本格化している米国主要500社の2016年4-6月期決算はトムソン・ロ...
日本株急騰の理由:限りなくヘリマネに近い政策期待
参院選と失われた3年間 参院選から一夜明けた11日の東京株式市場は全面高の展開となった。日経平均は601円高と今年4番目の上げ幅を記録。上げ幅は一時、700円を超え日経平均は1万5800円台をつ...
BREXIT ショックの収束 ファンダメンタルズとセンチメント
BREXITショックは収束に向かっている。BREXIT- 英国が国民投票でEU離脱を選んだこと - 自体を材料として、株が売られ円が買われることはもうないだろう。誤解しないでほしいのは、この先、円...
EU離脱となった英国民投票の結果を受けて
悔やんでも悔やみきれない。残留を見込んだトレードを推奨したことについてではない。ヨミが外れたのは仕方ない。悔やむべくは、離脱となった場合の影響の大きさに警鐘を鳴らさなかったことであ...
続・24日のトレーディング・アイデア <フォローアップ>
昨日のレポートの続きとポイントの修正である。一昨年のスコットランド独立を巡る国民投票の際に、改めて「イギリス」という国家のことを勉強し直したひともいるだろう(実は僕もそのひとりであ...
24日のトレーディング・アイデア
6月6日付レポートのタイトルは「『ギャンブルのすすめ』では決してない理由」だった。その文脈から言えば、本日のこのレポートは「ギャンブルのすすめ」である。英国の国民投票は、いまだに残留...
相場急変に備えるヘッジ手段
本稿執筆時点の13日、午前の東京株式市場は一気にリスクオフの様相を強めている。外国為替市場で1ドル106円台割れ寸前まで円高が進行したこともあって日経平均の下げ幅は一時500円を超える場...
「ギャンブルのすすめ」では決してない理由
飛行機のなかで不安顔の紳士がCA(キャビンアテンダント)に尋ねた。「この飛行機が墜落する確率はどのくらいかね?」「ほぼゼロ%ですよ。ご心配なく」「ほぼゼロ%では答えになっていない。具...
OPEC総会、原油価格、ドル、米国株
イベント目白押しの6月相場がスタートした。早速、明日2日はOPEC総会が開かれる。4月にカタールのドーハで開かれた産油国会合では増産凍結合意に至らず、直後の原油相場が急落する場面があった...
減少した上場企業の純資産
前回は日経平均採用企業の利益と時価総額を合計して、「日経平均株式会社」のPERとEPSを求める方法を紹介した。前期に多額の損失を出した資源関連企業の今期業績が回復すること等により、結果的...
決算発表通過で上昇した日経平均のEPS
3月期の決算発表がほぼ出そろった。日本経済新聞社の調べによると、上場企業の前期の経常利益は約1%減り、4年ぶりの減益決算となった(除く金融・電力)。資源安の影響で商社や石油、非鉄が多...
円高・減益は織り込み済み
テレビ東京ニュースモーニングサテライトが毎週実施している『モーサテ・サーベイ』は、番組出演者にその週の相場展開などを尋ねるアンケート調査である。僕も毎週回答しているが、今週末の日経...
日銀ショックと今後の相場展開
4月28日、日銀の「ゼロ回答」を受けて日経平均は前日比600円超も下落、会合結果が出る前の前引けからは約900円安と完全にショック安商状となった。ただ、当日のこの値動きだけに関して言えばち...
リスクは定義できればリスクではなくなる
この言葉が好きで、これまでも度々使っているが、出所がわからない。ずいぶん昔に、どこかで読んだこの言葉を手帳に書きつけていた(僕は超メモ魔である)。読者のなかにご存じの方がいたら、教...
底値は確認した
前回のレポートで、日経平均のBPS(1株当たり純資産)は約1万5750円であり、PBR1倍が底値目途であろうと書いた。先週出演したテレビ番組でも下値は1万5750円と述べた。テレビでそのように語った...
今年度の企業業績見通しと日経平均株価
新年度初日から約600円安と急落した日経平均。なんとも冴えない新年度のスタートだ。しかし、これで終ったわけではない。2016年度は今始まったばかりである。顔を上げて前を向こう。円高による...
年度替わりの日本株相場展望
10月は、株式投資にはとくに危険な月である。それ以外に危険な月は、7月、1月、9月、4月、11月、5月、3月、6月、12月、8月、2月である。(マーク・トウェイン)4月相場に期待日本株式相場は昨日...
年度末相場の注意点
年初からの波乱相場に幕前回のレポートで、「酷い相場だった」と過去形で書いたら、多くの読者から「まだ終わってないのでは?」との質問を受けた。今回の下げ相場で底なしのような恐怖を味わっ...
相場を予想するということ
リスク回避姿勢の緩和で目先堅調推移以下は先週金曜日の寄り付き前に、当日の株価の見通しを聞かれて述べたものである。日経QUICKニュースで配信された。<株、4日続伸か・広木氏 リスク...