ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

毎週金曜日に更新
ストラテジーレポート
株は幻想で動く - 日銀の金融緩和強化について
テレビで見ない日がないくらい、ひっぱりだこの林修先生の講演を聴く機会があった(どうでもいいことだが林先生と僕の誕生日は同じである)。講演のテーマはこどもの教育についてであったが、話...
今週の相場展望
「今週の相場展望」を、僕のブログDanceWithMarketでは毎週日曜日、メールマガジン新潮流では月曜日にお届けしている。月曜日の昼にはオンラインセミナーで当面の相場見通しにも触れている。週...
金利上昇は日本株にとって好材料
今朝のテレビの株価見通しでこう述べた。「NYは大幅反発ですが、日本株は円高が重石となって上値が重いでしょう。昨日、大幅安したあとだけに買戻しを期待したいところだが、反発力は弱いでしょ...
2つの200日移動平均超え
日経平均は1万7000円の大台に乗せ、200日移動平均も同時にクリアしてきた。25日移動平均が75日移動平均を上回るゴールデンクロスが示現したのが前回ザラ場高値の8月12日。その後、いったん押し...
バリュエーションの上昇による日経平均1万8000円の可能性
巷には、「長期的な株高には、自律的な景気拡大と企業の好業績による業績相場への転換が不可欠」という論調が目立つ。ごもっともな意見だが、逆にそんな世界はバラ色過ぎて高望みというものでは...
2016年末の日経平均株価の予想
このブログで、フィボナッチ・リトレースメントについて書いた。Bloombergはデフォルトで過去1年のチャートが表示されるので、日経平均の昨年12月高値の2万円から、今年の安値1万5000円割れまで...
日銀のETF買いとドル円相場
昨日の日本株相場を見て誰もが思ったことだろう。日銀のETF買い期待で右往左往する相場は情けないと。「日銀のETF買いで、市場の価格形成が歪められており、不健全だ」という声も聞かれる。僕は...
トランプ・リスクの後退 = リスクプレミアムの低下 = 株高の背景
トランプ人気の急落昨日の米国株式市場でダウ平均、S&P500、ナスダック総合の主要3指数ともそろって史上最高値を更新した。原油高、小売り決算の好調など米国株高の要因はいくつかある。もっと...
ファクターリターンの変化
2007年の8月に起きたパリバ・ショックから今日で丸9年が経つ。その時、市場で吹き荒れたファクターリターンの逆効き現象については、こちらのブログに詳しく書いたのでご参照いただきたい(Danc...
日銀の金融政策決定会合を受けて
1週間余り前にこう述べた。<日銀の金融政策決定会合でよほどの「サプライズ」が出ない限り、そこでラリーは終わりとなるだろう。「サプライズ」は予想できないから「サプライズ」なのであって...
電子部品株に妙味あり
本業に目を向け始めた株式相場前回のレポートでは、「円高で減益」になっても本業の好調さを評価して買われる銘柄があることを指摘して、相場の地合いが良くなってきたと述べた。この流れは週明...
相場の地合い改善 - 見た目の悪さに振り回されなくなってきた
任天堂(7974)、インソース(6200)、デュアルT(3469)、安川電(6506)、ミネベア(6479)。今朝、買い気配で始まった主な銘柄である。ポケモンGO上陸間近の任天堂は説明不要、インソース(...
米国株 この先の投資スタンス
割高感なき史上最高値更新企業収益の減益局面に終わりが見えてきたことを背景にNYダウ、S&P500は史上最高値を更新した。足元で本格化している米国主要500社の2016年4-6月期決算はトムソン・ロ...
日本株急騰の理由:限りなくヘリマネに近い政策期待
参院選と失われた3年間 参院選から一夜明けた11日の東京株式市場は全面高の展開となった。日経平均は601円高と今年4番目の上げ幅を記録。上げ幅は一時、700円を超え日経平均は1万5800円台をつ...
BREXIT ショックの収束 ファンダメンタルズとセンチメント
BREXITショックは収束に向かっている。BREXIT- 英国が国民投票でEU離脱を選んだこと - 自体を材料として、株が売られ円が買われることはもうないだろう。誤解しないでほしいのは、この先、円...
EU離脱となった英国民投票の結果を受けて
悔やんでも悔やみきれない。残留を見込んだトレードを推奨したことについてではない。ヨミが外れたのは仕方ない。悔やむべくは、離脱となった場合の影響の大きさに警鐘を鳴らさなかったことであ...
続・24日のトレーディング・アイデア <フォローアップ>
昨日のレポートの続きとポイントの修正である。一昨年のスコットランド独立を巡る国民投票の際に、改めて「イギリス」という国家のことを勉強し直したひともいるだろう(実は僕もそのひとりであ...
24日のトレーディング・アイデア
6月6日付レポートのタイトルは「『ギャンブルのすすめ』では決してない理由」だった。その文脈から言えば、本日のこのレポートは「ギャンブルのすすめ」である。英国の国民投票は、いまだに残留...
相場急変に備えるヘッジ手段
本稿執筆時点の13日、午前の東京株式市場は一気にリスクオフの様相を強めている。外国為替市場で1ドル106円台割れ寸前まで円高が進行したこともあって日経平均の下げ幅は一時500円を超える場...
「ギャンブルのすすめ」では決してない理由
飛行機のなかで不安顔の紳士がCA(キャビンアテンダント)に尋ねた。「この飛行機が墜落する確率はどのくらいかね?」「ほぼゼロ%ですよ。ご心配なく」「ほぼゼロ%では答えになっていない。具...