ストラテジーレポートの記事一覧
チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。
毎週金曜日に更新
注目銘柄の押し目買い PART1(サービス・セクター編)
日経平均2万円というのはシンボリックな値かもしれないが、数字自体に意味はなく、1万9998円と2万円の差はわずか2円。そこにどれだけの意味を見出すかは、ほとんど哲学論争、もしくは空虚な概念...
日経平均2万円の前に「壁」はあるか?
最近の市場の話題は2つある。ひとつはボラティリティの低下。シカゴのオプション市場が織り込む市場変動率をもとに算出されるボラティリティ・インデックス(VIX指数)は記録的な低水準。これに...
日本株 この先の上値余地
北朝鮮情勢の緊迫化に加えフランスの大統領選や米国のトランプ政権の政策などの不透明要因が相場の重石となった4月。そのような「不確実性」の高まりに鑑みて、僕は緊急レポートを出して、株式...
慎重スタンス継続 戻りは売りで対処
端的に趣旨を述べると、レポートの表題の通りである。この局面は引き続き慎重なスタンスで臨み、相場の戻りは売りで対処することを推奨する。昨日の東京株式市場で日経平均は3日続伸し、底堅さ...
緊急レポートPART2 不確実性との付き合い方
「耳のある者は聞きなさい」と聖書にあるが、「聞く気のある者」だけが聞くのである。(イーヴァル・エクランド『偶然とは何か ー 北欧神話で読む現代数学理論全6章』)昨日のレポートのフォ...
緊急レポート 本日の日本株相場急落について 北朝鮮リスクの高まり
東京株式市場は実質新年度入りしてから軟調な相場が続いている。その背景として期初特有の金融機関の売りを指摘してきたが、今日の下げはこれまでの軟調地合いとは根本的に異なる。今日の急落の...
年度末の波乱に注意
今日から実質新年度入りである。4月は1年のうちで1月に次いで2番目に株価が上昇しやすい月として知られる。日本の新年度入りでニューマネーが入ってきたり、機関投資家が動きやすくなったりする...
1カ月後を見据えて
昨日の日経平均は400円を超える大幅安。昨年11月以降の「トランプ相場」で最大の下げ幅を記録した。円相場も一時110円台まで円高が進み、4か月ぶりの水準をつけた。起点は21日の米株式市場で、...
3・15ショックは起きるか?この局面を乗り切る相場の張り方
重要な点は、起こりそうな(最も実現可能性の高い)シナリオを予想してそれに賭けるのではない、ということである。それでは起こり得るシナリオの一部しか考慮していない。他のシナリオを切り捨...
相場の潮目が変わる時
小回り3カ月来週15日は「スーパー・イベント・デー」である。オランダ総選挙、FOMC、米国のデットシーリング(債務上限)期限、米国予算教書提出。もうひとつある。米国長期金利とドル円がピー...
FOMC前夜のマーケット状況
年初来高値は抜いたが3月FOMCでの利上げ観測が急速に高まり、円安が進行したことを受けて、日経平均は先週、取引時間中に一時年初来高値を更新する場面があった。今週は週末にメジャーSQと米国...
温故知新
ファーバーレポート以前コラムで「嘘」について書いたことがある。<僕自身、何度も嘘をつかれ、そして何度も嘘をついてきた。>(2015年3月18日 【新潮流】第196回 嘘)そして最近もまた嘘を...
ドル円相場だけが間違っている
人間は自分の信じたいことを信じたがる。(ユリウス・カエサル)昨年9月22日付のブログDanceWithMarket「FOMCを終えて-円高だけがおかしい」で書いた状況の再現である。株も債券もリスクオンに...
天動説を信じますか? トランプ大統領の暴言は無視するべき
物価水準の財政理論今、話題のFTPL(=FiscalTheoryofPriceLevel「物価水準の財政理論」)の提唱者であるクリストファー・シムズ米プリストン大学教授が来日され、日経ホールで行われた講演&討...
NYダウ平均、史上初の2万ドルの大台へ
ダウ平均が2万ドルの大台に到達した。トランプ大統領も、Great!とつぶやいた。昨年11/25付の僕のブログで述べたように、19,000ドルの大台更新まで483日を要した。18,000ドル越えから約2年かかっ...
調整一巡 トランプラリー第二幕のスタートへ 後講釈と後知恵バイアス
毎週月曜日に配信しているメールマガジン「新潮流」では、その週の相場展望を述べている。今週は、「基本的にはトランプ新大統領の就任式を控えて神経質な展開を予想するが週末にかけてリスクオ...
2017年 相場予測 PART3 大きな時代の転換点 チャンスとリスク
先週、日経新聞に非常に興味深い記事が掲載された。「長期循環論が示す米金利」というものだ。米国金利の上昇について、「数十年単位の大きな景気のうねりでみても、低金利時代は岐路を迎えてい...
2017年 相場予測 PART2
PART1で提示した日本株上昇の根拠は、一にも二にも、日本企業の業績が伸びるからというものだった。2012年3月期のボトムを起点にすると2018年3月期までの6年間で2.7倍に利益が増える。前年度(2...
2017年 相場予測 PART1
今から1年後の2017年12月に日経平均は2万2500円に達すると予想する。強含む場面では2万3000円程度もあり得るだろう。6年で株価も利益も2.7倍に2012年末からスタートした「アベノミクス相場」は2...