ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

毎週金曜日に更新
ストラテジーレポート
相場の弱さと、その中に見る光明(マーケット・スナップショット)
今日の日経平均は101円高で引けた。前場は500円超に上げ幅を広げたが売りに押され、一時は小幅安に転じる場面まであった。いまさら言うまでもないが、弱い相場である。トランプ政権の通商政策が...
「日経平均3万円への道」アップデート 従来の見通しを維持するも、達成時期の後ずれシナリオを追加
要旨:◆日経平均が3万円に到達するというハウスビューの基本観は維持。◆グローバル経済や本邦上場企業の業績などファンダメンタルズは良好だが、市場のセンチメントが極端に悪化。◆いったん...
同じことの繰り返し(マーケット・スナップショット)
同じことを何度も書いたり話したりするのは、書いたり話したりする方もうんざりするが、それを読まされたり聞かされたりする方もいい加減にしてくれという気持ちではないか。しかし、書き手にし...
落ち着きを取り戻しつつある(マーケット・スナップショット)
今月に入っていきなり波乱に見舞われたマーケットも落ち着きを取り戻しつつある。VIX指数は先週半ばに20以下に下がってその水準で落ち着いている。米国株も、いまだに荒っぽい値動きだが、前日...
円高はどこまで進むか 「1年3カ月ぶりの円高」の意味
先週金曜日にドル円相場は1ドル105円台半ばまで円が買い進まれ、1年3カ月ぶりの円高水準を記録した。足元では107円台まで円安に戻っているが、これで円高もピークアウトしたと言えるのだろうか...
日本株は米国金利上昇で買われる(マーケット・スナップショット)
きのうのMarketTalkでは、いったんマーケットが大きくクラッシュすると一発で底が入ることはなく、必ず2番底を探りにいくのがマーケットの常であると述べた。視聴者からの質問に答えたものだが...
2018年版 疾風に勁草を知る 
「疾風に勁草を知る」というタイトルのレポートを書いたのは2015年6月だった。日立製作所をフィーチャーし、また富士フイルムを「勁草」の代表例と取り上げた。危機に直面してこそ真価が問われ...
「節分天井・彼岸底」 米国株の下落にいつまで付き合うか(マーケット・スナップショット)
米国株が高値を切り上げていくなか、日本株がさっぱり上がらない時、「米国株は最高値なのにどうして日本株は冴えないのですか?」という質問を受けた。それに対する僕の答えは、「別物だからで...
緊急レポート PART2 米国株急落の理由は金利上昇ではない
米国株市場でNYダウ平均は先週末の大幅安に続いて史上最大の下げ幅を記録した。巷にあふれる解説は、米国長期金利の上昇が米国株の下落理由だと言うがそうではない。では何が理由か?理由はない...
緊急レポート  NYダウ平均大暴落 米国株は割高か
今週のマーケット展望では、こう述べた。<冷静に考えれば米国の金利上昇は日本株にとって好材料。為替の面でも円高が進みにくくなるし、米国株から日本株へのシフトも誘因するかもしれない。2...
今日の株式市場の反応について(マーケット・スナップショット)
先週の「マーケット・スナップショット」で、紹介した小幡績・慶應義塾大学准教授の「仮説」。市場というのは、なぜ事実をあえて曲げて解釈するのか?仮説1 都合が良いから。市場が乱高下した...
この円高にまともな理由はない(マーケット・スナップショット)
先週のマーケット・スナップショットのタイトルは、「日米株価のスピード競争」だった。その時点では日経平均は取引時間中に2万4000円をつけたけど、終値では維持できなかった。ところが今週、...
日米株価のスピード競争(マーケット・スナップショット)
米国株市場でダウ平均が2万6000ドルを突破した。2万4000ドルをつけたのが昨年11月末。それから年初に2万5000ドルをつけるまで、すなわち1000ドルの大台替わりに要した日数はわずか20営業日余り...
比較的短期の投資アイデア
1/12付の「マーケット・スナップショット」でも書いたが、リターン・リバーサルが顕著である。昨年パフォーマンスがふるわなかった証券、不動産、銀行などが年初来上昇率ランキングの上位に並ぶ...
業界再編は今年も市場のテーマ(マーケット・スナップショット)
1月12日、午前10時現在、日経平均は弱含んでいる。決算が好感されたファーストリテイリングが6%近く急騰しているほか値がさのファナック、安川電といったロボット関連株の上昇が日経平均を下支...
大発会 大幅高の理由(マーケット・スナップショット)
日の大発会で日経平均が700円超の大幅高を演じたことは大きなニュースになった。その理由として、世界景気の好調さを指摘する向きが多い。例えば年始に発表された米中の景気指標が好感されたと...
セクター・パフォーマンス 明暗を分けたもの(マーケット・スナップショット)
今年は任天堂やソニーの復活などが目立ち、半導体関連や省力化投資で電機・機械のパフォーマンスが良いように思うが、意外にも1位は石油株。確かに原油価格はOPEC減産効果もあって堅調だったが...
2018年の投資環境  世界経済の拡大続く 死角はないが「もしもは起こる」と考える 市場の変動性自体がリスク
これまで「日経平均3万円の根拠」というレポートをPART1から3まで書いて、数字のうえでは日経平均3万円はじゅうぶん到達可能であることを示した。今回は、それらの数値の根拠となる投資環境を俯...
日経平均反発 来週の掉尾の一振を期待させる終わり方(マーケット・スナップショット)
日経平均は反発して今週の取引を終えた。下げて始まったが、後場早々に切り返した。2万3000円の節目が抜けず上値が重いと言われるが、逆に2万3000円から下に放れない膠着感がある。終値は2万290...
ビットコインはヴァーチャルである
ビットコインはヴァーチャルである。何を当たり前のことを言うのかと思われるだろう。「仮想通貨」=「ヴァーチャル・カレンシー」なのだから日本語をカタカナ英語で書いただけではないかと。そ...