ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

毎週金曜日に更新
ストラテジーレポート
FOMCの決定を受けた株式市場の反応について
昨日の米国株式市場ではNYダウ平均が3日ぶりに反落し、前日比65ドル安の1万6674ドルで取引を終えた。一般的な市況コメントを読むと、「連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りを好感した...
FOMCでの利上げは?米国株は買いで臨む
株式に本源的価値はあるか?あるひとは「ある」といい、あるひとは「ない」という。通説では「株価は企業価値を反映して決まる」ということになっている。たいていのファイナンスの教科書には、...
収まらない市場の動揺 この先の展望は?
お断り:【マネックス証券入社5周年記念レポート】「光と波」PART2をお届けする予定でしたが、市場の動揺が収まらず、不安になられているお客様も多いことから、より「相場っぽい」ことを述べ...
【マネックス証券入社5周年記念レポート】2015年版「光と波」 PART1世界株安の原因が中国不安ではない理由
3年前に書いた【マネックス証券入社2周年記念レポート】「光と波」は、PART1~3の3部からなる大作で、僕自身は相当な思い入れをもって執筆したが、読者の評判は散々だった。レポートの一部を引...
下げ止まりの兆し - ジョージ・ソロスの市場理論
僕らはふつう、たいていのものごとには原因があって結果があると考える。すなわち因果関係である。ところがHEC経営大学院教授のイツァーク・ギルボアは著書『合理的選択』のなかで、マクロ経済...
【緊急現地リポート】 中国景気減速に対する過剰反応
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる (古今和歌集)暦のうえではとうに立秋を過ぎ、この週末は二十四節気の処暑である。暑さが処(や)む頃ということだ。今年の夏は...
人民元絡みの混乱も収束へ
株式市場はリスクを嫌う。「リスク」の定義にはいくつかあるが、「わからないこと」「先の展開が読めないこと」「不透明感が強いこと」はマーケットにとっての「リスク」の最たるものである。今...
中国人民元切り下げ - いつも通りの過剰反応
ストラテジストとは楽な商売である。過去、何度も書いてきたことを繰り返していれば、それで仕事になるからだ。それは、とりもなおさず、マーケットというものが毎回同じことの繰り返しであると...
カタリストは為替
若者の流行り口調で言えば、「やっぱ為替じゃね?↗」という感じか。どうでもいいが、この中途半端に語尾を上げる言い方、なんとかならないものか。聞いていて非常に不愉快である。今日、TOPIX...
カルフォルニア土産 その1
一足早く夏休みをとって米国西海岸カルフォルニアに行ってきた。大昔にアルバート・ハモンドが唄った『カルフォルニアの青い空』の原題は、"ItNeverRainsInSouthernCalifornia"、直訳すると南カ...
この半月余りの相場を覚えておこう
今日7月15日。日経平均は3日続伸し、前日比78円高の2万463円で終えた。この半月余りの動きはいったい何だったのだろう。いや、これこそが相場そのものである。7月1日付レポート「株価の決まり...
上げ100日、下げ3日
今朝、テレビのニュース番組で日本株の見通しをコメントした。今日の日経平均の予想レンジを1万9200円-1万9600円と提示した。キャスター:昨日も上海株急落です。まずこの状況をどのようにご覧...
本日の急落について
本日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。終値ベースで6月18日以来、およそ3週間ぶりに節目の2万円を下回り、5月15日以来、ほぼ2カ月ぶりの安値で終えた。下げ幅は2013年6月13日(843円94...
ギリシャがユーロ離脱する可能性は低い
学校給食費の未納が3カ月間続いたら、給食の提供を停止します。その間は弁当を持参させてください。 - 埼玉県北本市の中学校が、保護者に通知を出したところ該当者全員が納付するか、納める...
株価の決まり方 ギリシャ危機と株主価値
どんなものについても言えることだが、「価値」=「価格」ではない。では、まったく「価値」を無視して「価格」がつけられるかと言えば、そうではない。特に市場性のあるものの価格は、それだけ...
ギリシャ問題の帰趨
コンピュータの能力は、人間のプロ棋士と互角の勝負ができるところまで発達している。対局の勝負になると、まだ人間の棋士に分があるようだが、先の手を読む能力では、当然のようにコンピュータ...
1年前から約束されていたバブル超え
今日、日経平均は4日続伸で始まり、寄り付きからITバブル時につけた高値である2万833円を抜いた。セオリーで言えば、目標達成感から一旦、利益確定売りに押されて反落となるところだが、「そ...
最高の結果となったFOMC
昨日、日経平均は4日続落し、1カ月ぶりに2万円の大台を割り込んだ。「市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果をみて弱気になり、ギリシャ金融支援問題を懸念してリスクオフに傾いた」という...
金利からみた日本株の優位性
日本株が底堅い。昨日も日経平均は200円安まで売られた後、結局16円安まで戻して引けた。今日も大引けは約130円安だが、ギリシャ不安やFOMCを控えた状況のなか下げ渋ったほうだろう。...
疾風に勁草を知る
私の履歴書日経新聞に月替わりで連載される「私の履歴書」。先々月はニトリの創業者・似鳥昭雄氏の「履歴書」が大きな反響を呼んだ。起業家や芸術家など、凡人の枠に収まらない波乱万丈な物語は...