ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

毎週金曜日に更新
ストラテジーレポート
今日の株式市場の反応について(マーケット・スナップショット)
先週の「マーケット・スナップショット」で、紹介した小幡績・慶應義塾大学准教授の「仮説」。市場というのは、なぜ事実をあえて曲げて解釈するのか?仮説1 都合が良いから。市場が乱高下した...
この円高にまともな理由はない(マーケット・スナップショット)
先週のマーケット・スナップショットのタイトルは、「日米株価のスピード競争」だった。その時点では日経平均は取引時間中に2万4000円をつけたけど、終値では維持できなかった。ところが今週、...
日米株価のスピード競争(マーケット・スナップショット)
米国株市場でダウ平均が2万6000ドルを突破した。2万4000ドルをつけたのが昨年11月末。それから年初に2万5000ドルをつけるまで、すなわち1000ドルの大台替わりに要した日数はわずか20営業日余り...
比較的短期の投資アイデア
1/12付の「マーケット・スナップショット」でも書いたが、リターン・リバーサルが顕著である。昨年パフォーマンスがふるわなかった証券、不動産、銀行などが年初来上昇率ランキングの上位に並ぶ...
業界再編は今年も市場のテーマ(マーケット・スナップショット)
1月12日、午前10時現在、日経平均は弱含んでいる。決算が好感されたファーストリテイリングが6%近く急騰しているほか値がさのファナック、安川電といったロボット関連株の上昇が日経平均を下支...
大発会 大幅高の理由(マーケット・スナップショット)
日の大発会で日経平均が700円超の大幅高を演じたことは大きなニュースになった。その理由として、世界景気の好調さを指摘する向きが多い。例えば年始に発表された米中の景気指標が好感されたと...
セクター・パフォーマンス 明暗を分けたもの(マーケット・スナップショット)
今年は任天堂やソニーの復活などが目立ち、半導体関連や省力化投資で電機・機械のパフォーマンスが良いように思うが、意外にも1位は石油株。確かに原油価格はOPEC減産効果もあって堅調だったが...
2018年の投資環境  世界経済の拡大続く 死角はないが「もしもは起こる」と考える 市場の変動性自体がリスク
これまで「日経平均3万円の根拠」というレポートをPART1から3まで書いて、数字のうえでは日経平均3万円はじゅうぶん到達可能であることを示した。今回は、それらの数値の根拠となる投資環境を俯...
日経平均反発 来週の掉尾の一振を期待させる終わり方(マーケット・スナップショット)
日経平均は反発して今週の取引を終えた。下げて始まったが、後場早々に切り返した。2万3000円の節目が抜けず上値が重いと言われるが、逆に2万3000円から下に放れない膠着感がある。終値は2万290...
ビットコインはヴァーチャルである
ビットコインはヴァーチャルである。何を当たり前のことを言うのかと思われるだろう。「仮想通貨」=「ヴァーチャル・カレンシー」なのだから日本語をカタカナ英語で書いただけではないかと。そ...
下値の堅さを確認(マーケット・スナップショット)
今週は年初来高値更新で始まったものの、今日の前引け段階では4日続落と冴えない展開となった。先週6日に急落した時の安値から月曜までの戻り幅に対し、すでに半値押しの水準まで売られた。出所...
弱気筋を振るい落とす
見ての通りの展開である。日経平均は11月上旬に高値を打ってから最初の調整では25日移動平均できれいに下げ止まり、その後堅調な戻り歩調を辿るかに見えた。ところが今週に入ってから弱含み、一...
日経平均 3万円の根拠 PART3
P=B+∑(RI/CoE)企業価値評価モデルは、配当割引モデル(DDM)やキャッシュフロー割引モデルなどをはじめいくつかあるが、クリーン・サープラス関係(期末株主資本=期首株主資本-配当+利益)...
日経平均 3万円の根拠 PART2
PART1をリリースしてから、しばらく時間が経つ間に、日経平均のEPSは1523円まで上方修正されてきた。前回は、ごちゃごちゃ書き過ぎたので、この最新の数字を使って、もっとシンプルにPART1の議...
日経平均 3万円の根拠 PART1
われわれは来年度中に日経平均が3万円に達すると考えている。本稿を含む3つのパートに分けてその理由を説明する。各パートの概要は以下の通り。PART1利益見通しと株価収益率(PER)の観点からPA...
日経平均 年度末2万5000円に ~日経平均の連騰記録と9つの原理
伊藤穣一とジェフ・ハウによる『9プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために』は、IoT/AI時代における必読の本である。この本で述べられている9つの原理原則とは以下の通り。1.権威より創発...
日経平均の21年ぶり高値に思うこと
門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし一休さんの作とされるこの歌は、寄席の大喜利のお題によく使われる。下の句の「めでたくもあり めでたくもなし」につなげる上の句を...
ノーベル経済学賞からみる衆院選予想
安倍首相が解散を決め記者会見を開いた翌日、僕はストラテジーレポートで今度の総選挙は、「与党の圧勝」だろう、と述べた。ところがその後、小池都知事の派手な振る舞いとそれを喧伝するマスコ...
雇用統計に賭けろ 2017
ウォーレン・バフェットの右腕と言われるチャーリー・マンガーは、「間違って価格付けされた賭け(ギャンブル)を探すこと。それが投資だ」と述べている。株価がその企業の長期的な成長性と同調...
総選挙と今後の株式相場
国難が大義かわが母校、浅野学園は神奈川の打越台という小高い丘のうえに立つ。校歌は、「我等は百難打越し行かん」と謳う。熱き血潮をたぎらせた若者が、遥かなる前途を見据え、どんな苦難にも...