ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

毎週金曜日に更新
ストラテジーレポート
下値の堅さを確認(マーケット・スナップショット)
今週は年初来高値更新で始まったものの、今日の前引け段階では4日続落と冴えない展開となった。先週6日に急落した時の安値から月曜までの戻り幅に対し、すでに半値押しの水準まで売られた。出所...
弱気筋を振るい落とす
見ての通りの展開である。日経平均は11月上旬に高値を打ってから最初の調整では25日移動平均できれいに下げ止まり、その後堅調な戻り歩調を辿るかに見えた。ところが今週に入ってから弱含み、一...
日経平均 3万円の根拠 PART3
P=B+∑(RI/CoE)企業価値評価モデルは、配当割引モデル(DDM)やキャッシュフロー割引モデルなどをはじめいくつかあるが、クリーン・サープラス関係(期末株主資本=期首株主資本-配当+利益)...
日経平均 3万円の根拠 PART2
PART1をリリースしてから、しばらく時間が経つ間に、日経平均のEPSは1523円まで上方修正されてきた。前回は、ごちゃごちゃ書き過ぎたので、この最新の数字を使って、もっとシンプルにPART1の議...
日経平均 3万円の根拠 PART1
われわれは来年度中に日経平均が3万円に達すると考えている。本稿を含む3つのパートに分けてその理由を説明する。各パートの概要は以下の通り。PART1利益見通しと株価収益率(PER)の観点からPA...
日経平均 年度末2万5000円に ~日経平均の連騰記録と9つの原理
伊藤穣一とジェフ・ハウによる『9プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために』は、IoT/AI時代における必読の本である。この本で述べられている9つの原理原則とは以下の通り。1.権威より創発...
日経平均の21年ぶり高値に思うこと
門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし一休さんの作とされるこの歌は、寄席の大喜利のお題によく使われる。下の句の「めでたくもあり めでたくもなし」につなげる上の句を...
ノーベル経済学賞からみる衆院選予想
安倍首相が解散を決め記者会見を開いた翌日、僕はストラテジーレポートで今度の総選挙は、「与党の圧勝」だろう、と述べた。ところがその後、小池都知事の派手な振る舞いとそれを喧伝するマスコ...
雇用統計に賭けろ 2017
ウォーレン・バフェットの右腕と言われるチャーリー・マンガーは、「間違って価格付けされた賭け(ギャンブル)を探すこと。それが投資だ」と述べている。株価がその企業の長期的な成長性と同調...
総選挙と今後の株式相場
国難が大義かわが母校、浅野学園は神奈川の打越台という小高い丘のうえに立つ。校歌は、「我等は百難打越し行かん」と謳う。熱き血潮をたぎらせた若者が、遥かなる前途を見据え、どんな苦難にも...
危機は去ったのか?
リリーフ・ラリーの域を超える昨日270円高と大幅反発した日経平均は今日も230円高と続伸、この2日間でちょうど500円戻した。こういう局面では、しばしば「所詮、買い戻しの域を出ない」とのコメ...
北朝鮮リスク再燃 秋相場・波乱への対処法
北朝鮮が発射した弾道ミサイルが北海道上空を通過した。菅義偉官房長官は29日午前、首相官邸で臨時記者会見を行い、「わが国の安全保障にとって、これまでにない深刻かつ重大な脅威だ」と述べた...
本当の買い場は9月だが、今から備えたい厳選優良銘柄
昨日の東証1部売買代金は1兆7500億円と見送り姿勢が鮮明となるなか、日経平均は3カ月半ぶりの安値に沈んでいる。PERは13倍台、バリュエーション面からは割安感もあるので、週間マーケット展望で...
雇用統計とダウ平均の9連騰
先週金曜日に発表された7月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が20万9000人増加し、18万人程度を見込んだ市場予想を上回る伸びとなった。6月の雇用者数も当初発表の22万2000人増から23万1000人...
IoT時代の電子部品と化学株
前回のレポートで、4-6月期決算について、「まだ第1四半期の決算なので通期見通しを修正する企業は少なく、結局のところ個別銘柄ベースでは大きく反応が出ても相場全体を動かすイベントにはなり...
ここから1カ月の夏休みとバタフライ・エフェクト
史上最高値更新が続く米国株の活況をよそに、日本株の相場は冴えない。商いも盛り上がらず、日経平均は2万円の大台を割り込んだ。テレビ東京の「ニュースモーニングサテライト」で実施している...
世界的な金利上昇による円安&景況感改善 日本株上昇のきっかけに
前回のレポートで述べた通り、日経平均のEPS1400円をPER15倍で評価してやれば2万1000円。2015年につけた高値はPER14倍台にあり、きっかけさえあれば2015年の高値を抜けてくるだろう。前回のレポ...
年後半の投資戦略
いよいよ来週から7月、今年も折り返し、後半戦に入る。昨日出演したテレビのニュース番組で、株式相場の季節性の話をした。株式相場は年前半のパフォーマンスが良く、後半が悪い。これは世界共...
利上げに救われたマーケット
マーケットというものは、つくづく「想定外」を嫌うものだと思う。英国の総選挙は、メイ首相の目論見とは反対に、まさかの保守党惨敗に終わった。その結果を受けた東京外国為替市場ではポンドが...
日経平均2万円回復
日経平均が2万円の大台を前に足踏みを続けていたとき、僕は<日経平均2万円の前に「壁」はあるか>というレポートを書いた。「2万円にあと1円51銭まで迫りながら押し返されると、なにかそこに見...