ストラテジーレポートの記事一覧
チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。
毎週金曜日に更新
日本株の上昇要因 マイナス金利が促す資本構成の変化
要旨・ 金利はマイナス、PBRは約1倍。このような状況では負債比率を高め、自社株を買い戻すのが企業の財務戦略として非常に合理的な判断であろう。・ マイナス金利が導入されたことで負債のコ...
目先の底値に到達 反騰タイミングは従来通り3月との見通しを維持
日本株 底入れの水準暴風雨のようなリスクオフの嵐が世界的に吹き荒れている。2月第二週(8~12日)は世界の主要な株式市場は全面安となったが、なかでも日本株の下落率の大きさは群を抜いた...
当面の相場見通しと3つの「逆転」
従来からの見通しに変更なし荒れ相場である。マイナス金利導入の効果が早くも剥落、という声も聞かれるなか、日経平均は再度下値模索の展開となっている。僕の描いたストーリーとは違うけれど、...
日銀マイナス金利導入の効果
結論:株式相場にとっては非常にポジティブ。但し、デフレ脱却を目的とした政策としての効果は薄い。金利は一段と低下する。長期国債もマイナス利回りになる可能性がある。避けるべきセクター:...
二番煎じ 節分天井・彼岸底
「底なし沼と普通の沼はどう違う?」「底がないか、あるかですか?」「底がない沼なんてない。ようは人間の幻想の有無なんだ」(森博嗣「誌的私的ジャック」)底なしのように思われた株式相場の...
ここからは買い
これまで買いを推奨するようなレポートを書いてこなかった。過去1カ月に書いたレポートは3つ。2016/01/12外国人はすでに売りにまわっている アベノミクス相場終焉の予兆2015/12/282016年以降の...
外国人はすでに売りにまわっている アベノミクス相場終焉の予兆
いわゆる「需給分析」というものが好きではない。海外のヘッジファンドの決算に絡む売りが出たとか、GPIFのアロケーション変更による買い余力があといくらだとか、その手の話である。誰が(どこ...
2016年以降の経済・市場展望 PART2 日本株式市場
「2016年以降の経済・市場展望 PART1」を書いたのが1か月前。ずいぶんと間が空いてしまった。PART1の最後で、PART2では為替の見通しと米国経済のより根本的なイシューについて述べるとして、...
常軌を逸した政策 株価急落の真相
思わず目を疑った。日銀が決定した<「量的・質的金融緩和」を補完するための諸措置の導入>についてである。<ETFの買入れについて、現在の年間約3兆円の買入れに加え、新たに年間約3000億円の...
裏の裏は表
BuyOnRumor,SellOnFact (噂で買って、事実で売る)というのは、僕の好きな相場格言のひとつ。一筋縄ではいかない市場の振る舞いを表した言葉だ。相場というものは、そんなに単純なものじゃな...
ブラックスワン
大波乱の1週間が始まった。週明けの東京株式市場は、前週末の欧米株安や円高・ドル安進行を嫌気した売りが先行し、日経平均の下げ幅は午前10時の段階で600円近くに達している。原油安が止まらず...
市況コメント 12月10日
相場が急速にリスクオフの流れを強めてきた。このマーケットの動きは僕の想定より1週、早い。僕は、来週のFOMC、そして日銀の決定会合を受けて円高に巻き戻り、日経平均も1万9000円を割り込む下...
2016年以降の経済・市場展望 PART1 米国株式市場と米国金利
「2016年」ではなく「2016年以降」としたのは、より中長期の見通しにも一部言及するからである。まずPART1では米国の利上げで株式市場と長期金利はどう動くのか見通しを述べる。米国の利上げと...
設備投資低迷に見るアベノミクスの機能不全
内閣府が本日発表した2015年7-9月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質で前期比0.2%減、年率換算では0.8%減だった。個人消費には持ち直しが見られたが、設備投資の不振が足を引っ張った。設備...
上放れの並び赤
前回のレポートで「米国株は史上最高値、日本株は年初来高値を再び目指す展開へ」と書いたから、日経平均が2万円を回復するまではレポート更新しないでもいいか、と思っていた。言うべきことは...
年内残り2カ月 米国株は史上最高値、日本株は年初来高値を再び目指す展開へ
最近レポート更新の頻度が低いのでは?というご指摘をいただくことが多い。確かに、あまり書いていないが、それには理由がある。書くことがないのだ。なぜなら、すでに相場の要点は述べてしまっ...
2カ月かかった
この前の土曜日に、マネックス全国投資セミナーを三重県の四日市で開催した。四日市を訪れるのは初めてであった。セミナーはおかげさまで大盛況。セミナーの最後は、社長の松本はじめ、チーフ・...
今日の自律反発は評価できる
前回のレポートで「底打ち確認」とした米国株は、多少下に振れても大丈夫だろう。①ダブル底、②半値戻し、③一目均衡表の雲を上抜け、とこれだけ明確な底入れシグナルが出ており、よもや三番底...
ようやく底打ち確認 市場の誤謬性について
前回のレポートが9月24日付けだから、丸2週間レポートを書いていなかった。ずいぶんと更新間隔が空いてしまったものである。先週はベトナムに行って、生春巻きやフォーを食べたりしていたものだ...
引き続き弱気心理が支配する市場 いつになったら現実に目を向けるのか
前回のレポートで、シルバーウィーク中の米国株式市場は戻りを試す展開ではないか、と述べた。残念ながら予想とは正反対に軟調な展開となった。半値戻しが目前に迫っていたS&P500は、先週金曜日...