総合商社の眼、これから世界はこう動くの記事一覧

総合商社の視点で、経済の今、新興国の今、現地情報などを織りませながら、丸紅株式会社 丸紅経済研究所の研究員の方々によるコラムをお届けします。これからの世界の動きを読んでいくためには必読のコラム。

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総合商社の眼、これから世界はこう動く
円安による『Jカーブ』は現れるのか
日本の貿易実績は依然として貿易赤字が継続しているものの、2012年11月以降の円高是正により、名目上輸出額に持ち直しの兆しが出ているようにみられる。【図表1】季節性を排除するため、前年比...
中国は中速成長時代に突入
中国の経済成長率は、5四半期連続で7%台に留まっている。本来、新政権は発足する年では、景気を持ち上げていい滑り出しにするインセンティブがある。しかし、3月に発足した新政権は、高成長追...
シェールガス革命?
1. 日本の天然ガス輸入価格は低下する?シェールガスに関する報道が増えています。シェールガスとは技術革新により新たに利用できるようになったシェール(頁岩)に含まれる天然ガス(以下単に...
TICAD Vを読み解くキーワード
6月1-3日、横浜において、第5回アフリカ開発会議(TICADV)が開催されました。今回は、51か国・39名の国家元首・首脳級をはじめ、国際機関及び地域機関の代表等の関係者4,500名が集まり、日本が...
OPECによる原油市場調整の行方
2013年5月31日、OPEC(石油輸出国機構)は通常総会で、現行の生産目標(日量3,000万バレル)の据え置きを決定しました。世界の原油需給は緩和傾向にありましたが、原油価格は1バレル当たりWTIで...
ミャンマーのインフラ需要と日本の対応
5月22~24日にかけて、安倍首相が日本の総理大臣として36年ぶりにミャンマーを訪問した。テイン・セイン大統領との会談では、ミャンマーの民主化及び経済改革への支援を約束すると共に、5,000億...
教育現場に適したプレゼンテーション・ツールの登場
現在のプレゼンテーション・ツールのデファクトスタンダードは、マイクロソフト社のパワーポイント、略称パワポ。このパワポはもともと米Forethought社が1987年にMacintosh用に開発したソフトで...
地球の未来を考える3つの視点
「2052-今後40年のグローバル予測」という本が売れている。40年前に「成長の限界」を執筆し将来のシナリオを描いたヨルゲン・ランダース氏が、新たに40年後の世界を予測したものだ。本書による...
ビッグデータ
「ビッグデータ」という言葉を最近よく目にするようになりました。日経テレコンで書籍辞書を除いて記事検索をしてみると、2010年に1年間で9件というのが最初です。米国の状況の紹介が主体でした...
中国は停滞に陥るのか?~「都市化」政策からの視点
中国の高度成長はいよいよ終焉へ2012年の中国の実質GDP成長率は+7.8%と、2年連続で2桁成長割れとなりました。中国の高度成長は既に30年経っており、いよいよ終焉を迎えるとの認識が広がってい...
見逃しがちな貿易赤字の内訳
2012年通年の貿易総額は、輸出が63兆7476億円、輸入が70兆6886億円となり、その結果6兆9411億円の貿易赤字となった【図表1】。2年連続の貿易赤字となった主因は、「原油及び粗油」や「液化天然...
ますます高まる中国の原油対外依存度
中国では、経済成長や都市化、モータリゼーションの進行に伴い、一次エネルギー消費量が近年大幅に増加している。BP統計によれば、2009年には原油換算で22億トンと初めて米国を抜いて世界一のエ...
「日の丸原油」第1号はアラビア石油ではない
日本の海外自主開発石油(いわゆる「日の丸原油」)第1号というと、アラビア石油のカフジ油田を思い浮かべる人が多いでしょう。確かにカフジ油田の存在感は大きく、それに関わった人々の情熱や...
アフリカ投資の機運高まる
今年の6月、日本とアフリカ間の国際会議であるTICAD(TokyoInternationalConferenceonAfricanDevelopment,アフリカ開発会議)が開催されます。1993年から5年に1度の頻度で開催されており、今回は...
本格成長期を迎えつつあるミャンマー経済
2011年3月の民主化政権の誕生により、ミャンマーはアジア最後のフロンティアとして、世界の注目を浴びる様になった。豊富な天然資源、肥沃な国土、安価な労働力、中・印・ASEANに挟まれた戦略的...
加速する取引所の再編
近年、取引所の再編が相次いでいます。2012年7月、かねてから身売り話のあったロンドン金属取引所(LME)を香港取引所(HKEC)が買収することで合意し、12月に買収が完了しました。2012年12月に...
「スマートシティ」と「スマートなシティ」
前回の記事では、ICTの発達・普及により世の中はやがてスマートシティ化していく流れを説明させていただいた。今回は、広い意味でのスマートシティには、実は、大きく分けて2つの異なる概念があ...
マクロのネットワークとミクロのネットワーク
10月末から11月初めにかけて、横浜でスマートシティ・ウィークが開催された。主催者によれば、40カ国から2万2,000人強が参加しての盛大な催しとなったようだ。2030年までの市場ポテンシャルが...
スペイン住宅バブル崩壊とその後
欧州債務問題がくすぶり続ける中、ギリシャと並んで話題の中心となっているのがユーロ圏第4位の経済規模を持つスペインである。スペインの経済危機は、「国家の債務問題」と「金融機関の不良債...
中国の鉄鋼産業の行方 ~鉄鋼大国から強国へ~
中国は日本にとって韓国に次ぐ2番目の鉄鋼輸出相手国である。それと同時に、世界全体の4割程度を占める最大の鉄鋼消費国でもある。しかし、中国の鉄鋼消費は足元大きく鈍化しており、日本の輸出...