マネックスみんなのつぶやきの記事一覧

マネックスの関係者が金融、経済、マーケット動向、日々のニュースやトレンド、プライベートのこと等、様々なテーマで発信してまいります。

マネックスみんなのつぶやき
祝:日経平均4万円再達成。新NISAの下支えの現状と今後
昨日、日経平均が3ヶ月ぶりに4万円を再度達成しました。利上げも想定される環境にしては底堅いですね。言うまでもなく、これを支えている大きな要因は新NISAによる個人投資家の買いです。新NISAの利用状況を年齢別にみてみるといくつか興味深い点がわかります。昨年比で...
日本の投資家はゲーム、アニメ業界の企業価値を見過ごしている可能性
昨日催された英国王室と日本の両陛下との晩餐会で、チャールズ英国王が、ポケモンとキティちゃんに触れたというニュースが話題になっています。こういう場でこういう話が出るとは、微笑ましいサプライズでした。こういう話を聞くにつけ、日本のゲーム、アニメ、マンガ等...
「銀行版マグニフィセント・セブン」の威力
先月、米JPモルガンのアナリストが、高成長が期待できる「米銀版マグニフィセント・セブン」銘柄を抽出してレポートしたと報じられています。去年破綻したSVB(シリコンバレーバンク)を買収したファースト・シチズンズ・バンクシェアーズ[FCNCA]や、ウェスタン・アラ...
暗号資産BRIL新規上場で333億円応募のサプライズ:IEOの将来性を考える
昨日、新しい暗号資産ブリリアンクリプトトークン(BRIL)に、333億円の応募が集まったことが発表されました(コインチェック)。国内6件目のIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング、取引所上場)で、募集金額の約15億円に対する倍率は22倍程度。債券調達でい...
明日からできる株式価値向上の心得:株主総会参加のススメ
6月に入り、今年も3月決算企業の株主総会の季節がやってきました。そこで、個別株をお持ちの方々は、できるだけ株主総会に足を運んでみては、と強くお勧めします。会社の経営陣は大変偉い方々ですが、あくまで、株主の皆さんが主体=プリンシパルで、皆さんのお金を使っ...
AIブームは今「何合目」なのか
先週のNVIDIAの決算祭り以降、同社の株価は約20%も上昇し、日本のAI周辺メーカーも勢いづいています。そんな中、朝日新聞がAI特集を連載しており、3日前の日曜日には、「ノーベル賞受賞者はAI?」という興味深い記事を大々的に掲載しました。身内の話で恐縮ですが、実...
長期金利が11年ぶりの1%超え…金利を見れば投資はうまくいく!
『金利を見れば投資はうまくいく』… この表題は、マネックス・アセットマネジメントの堀井正孝さんの書籍のタイトルです。金利にはどんな種類があるのか、金利で何がわかるのか等が非常にわかりやすく解説されています。金利や債券の市場動向は、株式市場ほどには日々...
市場動乱期にも損をしたくない投資家が最初にやるべきこと
私も、金融業界では古株(ふるかぶ)の一人になっています。市場変動が大きい時などには、しばしば、「リーマンショックの時に比べると…」などとコメントしています。ところが、こうした先輩風を吹かせるような言動は「リーマンおじさん・おばさん」と称され、忌み嫌わ...
為替変動の歴史で考える、円安の転換点
幼少の頃、学者である父親の学会のついでに、初めて海外に連れて行ってもらいました。何もかもが良い刺激になりましたが、何しろ当時はドル円が200円台後半。全てが高価だったため、数日間は大学の研究室に寝泊まり。日本から持参したカップヌードルに父の手製の電熱線...
蠱惑の『ポイ活』で資産形成!?
なぜか私は、ポイント獲得を狙うという『ポイ活』がちょっと苦手です。2018年頃に、ある大学の授業で、学生たちがキャッシュレス決済のポイント祭りに熱狂していたのを見て、お金遣いが荒い大人になってしまうのでは…、と心配した辺りからだったかもしれません。結局こ...
IMFが米経済見通しを大幅引き上げ:複雑になってきた、為替、株価への影響
昨晩、IMF(国際通貨基金)が世界の経済見通しを更新しました。世界の経済成長率はやや強気化した程度だったのですが、なんといっても目立ったのが、米国の成長率予想の引き上げです。前回1月時点の今年の米経済成長の見通しは2.1%だったのが、今回、2.7%まで一気に引...
家賃25年ぶり上昇で、ここからのマンション投資は正解か
今朝の日経新聞で、賃貸住宅の家賃を示す指数が、2023年に25年ぶりに上昇したことが報じられています。上昇率は前年比0.1%とごくわずか、とはいえ、これは大きな変化です。消費者物価指数(CPI)に含まれる家賃は、主に家主の聞き取り調査から行い、経年劣化などの品質...
ドル円レートと日米金利差の関係に異変?
この2、3年、ドル円レートと金利の関係に若干異変が起きています。通常、ドル円レートは中長期国債利回りからインフレ率を引いた実質金利差に応じて動くとされています。ドルを買って米国債に投資すれば日本国債よりも高い金利が貰えます。が、米国の方がモノの値段が高...
改めて見直したい預金の魅力
日銀の政策変更の発表後、金融機関の預金金利の引き上げが相次いで発表されました。既にその前からキャンペーンを始めているところもあり、一部では、円定期にもかかわらず、年率2.0%(税引き前、預入期間は3か月)などという破格の高金利を提示するような金融機関も出...
バブル崩壊が始まったのか
このところ日本株がさえません。2月22日に過去最高値を更新した日経平均は、再びこの水準を割り込んでいます。全くの余談ですが、この日は「猫の日」でした。経済系メディアに愛猫とともに登場する企画が最高値更新のニュースで流れてしまったことから、無念さとともに...
春とともに訪れる海外投資家の日本株買い「アノマリー」
今、つぶやくテーマは株高しかない…そんな勢いが続いてきましたが、さすがに、4万円を超えたところで、「スピード違反」、「息切れ」、という声が増えた印象です。一方で、これから1つ注目されるのは、春の海外投資家のアノマリーです。毎年4月は、海外投資家の買い越...
銀行株上昇の落とし穴
日本株絶好調の中で、昨日(2/27)は、銀行株が1.7%上昇し、業種別で第2位の上昇率となりました。年初来の上昇率は18.5%と、東証全体の上昇率12.8%を大きく上回っています。昨日の上昇の理由は、昨日発表された消費者物価上昇率で日銀の利上げ観測が高まったこと。そ...
体感!アメリカ経済好調の背景
今アメリカに来ています。こちらの人々の米国経済への見方は、やはり想定外の強さである!ということです。その背景については諸説ありますが、最近現地でよく言われるようになった要因が2つあるようです。一つ目はバイデン政権の経済対策が、予想以上に功を奏し始めた...
日本株はスピード違反?バブル崩壊のパターンを振り返る
日本株が絶好調です。年初来の1か月半で上昇率は13%。1月だけで8.4%上昇しています。この上昇率は2000年1月以来の月間上昇率のトップ5%に入ります。ここまで上がると、どこかで暴落しないか、不安になるのではないでしょうか。少なくとも「高所恐怖症」の私はそうで...
アテンション・エコノミー:このコラムには思いがけない展開が待っている!?
人々の注意をいかにして惹きつけ、どのように生かすか、という議論が「アテンション・エコノミー」という概念です。どんなに多くの資産を持つ人でも、時間は1日24時間しかありません。注意力は、こうした時間に制約される、最も希少な「富」です。企業は何とかこの富を...