FX の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
大きく円高には戻らない可能性
2ヶ月弱で約15円も米ドル高・円安となった「怒涛の円安」は、130円の大台前で小休止となった。
ただ、この数ヶ月の顕著な変化、「株安でも円高にならない」状況が続くなら、大きく円高に戻すシナリオはまだ当分描けないのではないか。
吉田恒の為替デイリー
「止まらない円安」と「超円高」の記憶
円安が長期化する中で、日銀の金融政策を筆頭に、日本の政策への批判が増えている印象がある。
一方向への相場の動きが長期化し、循環的な説明が苦しくなると、構造論が持ち出されるのは円高局面でも繰り返された。結果的には、構造的円高論を尻目に円高は一巡となったが、果たして今回の円安はどうか?
吉田恒の為替デイリー
続・豪ドル高・円安の少し気になること
豪ドル/円などクロス円は総じて、先週後半から急反落となった。短期的な「上がり過ぎ」の修正が、米国株暴落などに伴うリスクオフの円買い「復活」をきっかけに本格化した可能性。
一方、豪ドル/円は中長期的な高値圏にも近付いている可能性あり。その意味では、短期的な「上がり過ぎ」修正が一巡、上昇再燃となっても上昇余地は限られる可能性も考える必要があるのではないか。
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は一旦歯止めが利くのか、豪ドル/円は強気を継続するのか
米ドル/円日足週間予想レンジ:127.00~130.00メインストラテジー:レンジ取引・米利上げに関するタカ派予想は行き過ぎ・130円...
吉田恒の為替ウイークリー
米ドル高値圏で荒っぽい展開の可能性
金利差からのかい離が目立つなど、さすがに米ドル高・円安も短期的な「行き過ぎ」懸念が高まってきた。当面は米ドル高値圏で荒っぽい展開が続きそう。
短期間の一方的な円安により、経験的には円安阻止介入の可能性が高くなってきたのではないか。介入の効果は、米国との協調ではなく、日銀の金融政策との整合性が鍵。
吉田恒の為替デイリー
「怒涛の円安」で迎えるGW円高アノマリー
GWには、「円高パニック」のアノマリーがある。薄商いの間隙をついて、米ドル買い・円売りに傾斜したポジションの逆流が起こったことが基本だった。
最近にかけて記録的なペースでの米ドル高・円安、「怒涛の円安」が展開する中、円の「売られ過ぎ」懸念も高まっている可能性があるだけに、GW前後のその反動リスク拡大には一応要注意か!?
吉田恒の為替デイリー
黒田日銀総裁と22年前の「黒田財務官」
1999年9月G7声明では、「日本の円高懸念の共有」が異例の形で言及されたが、それは結果的に当時の日銀のゼロ金利解除という金融緩和見直しへの「制約」となった。
現在の日本では「円安懸念の共有」をG7に求めたいくらいかもしれないが、それは黒田緩和見直しにつながりかねない。22年前は財務官として、現在は日銀総裁としての黒田氏の関わりを振り返る。
吉田恒の為替デイリー
豪ドル高・円安の少し気になること
円全面安が広がる中で、豪ドル高・円安も一段と広がってきた。
ただ米ドル/円などと比べて、5年MAかい離率や購買力平価との関係で豪ドル「上がり過ぎ」懸念が強くなっている点は少し気になるところ。
吉田恒の為替デイリー
これは「未体験の円安」なのか?
長く小動きが続いた円相場が急に円安へ大きく動き出したが、ここまではまだ経験内の円安と言えそうだ。
この先さらに130円を大きく超えてくるようなら、これまで経験したことのないといった意味で、「未体験の円安」が始まっている可能性への懸念が高まるか?
吉田恒の為替デイリー
米ドル売り・円買い介入の具体的シナリオ
過去の為替介入実績を参考にすると、このまま円安が続いた場合、1米ドル=130円前後で2兆円以上の規模の米ドル売り・円買い介入が行われる可能性がありそう。
日本の円買い介入実施では、米国との関係より、日銀の金融政策といかに整合性がとれるかが最大の焦点ではないか。
田嶋智太郎の外国為替攻略法
4月の国内CPIと黒田総裁の出方に注目
円安を誘発する黒田総裁発言
インフレ高進を示唆する米国経済指標
加速するユーロ売り・米ドル買い
米ドル/円は125-128円レンジ内の動きを想定
陳満咲杜流 FXプライスアクション
米ドル/円は慣性&感性的な円売りへ、豪ドル/円は米ドル次第で上昇加速か
米ドル/円 日足 週間予想レンジ:125.00~128.00メインストラテジー:押し目買い・「買われ過ぎ」ゆえに買われる・3月末高値...
吉田恒の為替ウイークリー
「怒涛の円安」一服の鍵を握る米金利
米ドル/円は先週126円台まで上昇した。米ドル高・円安が126円を超えたのは20年ぶりのこと。まさに「歴史的な円安」展開となっている。
そんな米ドル高・円安は米金利上昇にこれまでは裏打ちされてきたが、その米金利上昇が先週は一服となった。歴史的な「怒涛の円安」一服は、米金利の動向が鍵か。
吉田恒の為替デイリー
円買い介入は130円前後の可能性
日本経済にとって「悪い円安」といった声が増えている。では円安は止められるのか?
円安阻止の具体策の1つである円買いの為替介入は、過去のパターンを参考にすると早ければ130円前後で実現する可能性あり。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
2022年のゴールデンウィークは米ドル/円相場の急変に注意
「米ドル高」であり「円安」である米ドル/円上昇
「米ドル高」の要因である米ドル金利上昇はどこで一服するか
「円安」要因である日銀の金融緩和スタンスは変わらないのか
吉田恒の為替デイリー
米インフレ懸念一段落の見極め方
米CPIなど注目のインフレ指標発表後、米金利が低下に向かうと、「インフレのピークが近い」ためとの解説が増えた。
ただ米金利低下は、記録的な「上がり過ぎ」の修正が主因であり、そんな米金利低下が「インフレはピーク」との後講釈になった可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
126円は「行き過ぎた円安」ではない可能性
米ドル/円は、2015年6月に記録した125.8円の米ドル高値を更新した。
約7年前に記録した水準より米ドル高になると、「行き過ぎ」を意識するのも分からなくない。ただし、2015年の125円と足元の125円の意味は、かなり違う。
米ドル/円の上昇は、短期的な「行き過ぎ」の反動が入る可能性はあるものの、絶対水準の印象ほどに中長期的な「上がり過ぎ」懸念は、決して強くないと言えそうだ。
吉田恒の為替デイリー
「止まらない円安」、1998年の例を振り返る
最近にかけて急ピッチで進む円安の日本経済への懸念が拡大しているようだ。
「止まらない円安」への懸念が拡大した代表例は1998年だったが、この時には一日で2兆円もの円買い介入に動いても円安は止まらなかった。
吉田恒の為替デイリー
「円資産のみ保有するリスク」の現実味
最近にかけての円安は、株価との関係変化など、これまでの円安との「違い」が目立ってきた。
まだ「無秩序の円安」ではなさそうだが、さらに円安が進むと、円資産のみを保有するリスクのヘッジとして外貨投資する意識が現実味を増す可能性が高まりそう。