FOMC の記事一覧
吉田恒の為替ウイークリー
FOMC後も米ドル高予想が基本、ただ注意点も
米5月CPI上昇率が高水準となったことなどから、米インフレ懸念は強く、6月FOMC後も、FRBのインフレ対策を受けた米金利上昇・米ドル高の流れは続くとの見方が基本。
ただ、米ドルの短期的「上がり過ぎ」懸念再燃等いくつか注意点もあり。今週の米ドル/円は米ドル高値圏で上下ともに振れやすい、132~136円中心の波乱含みの展開を予想。
今週のマーケット展望
日経平均の今週の予想レンジは2万7200円~2万8200円
主要国の金融政策会合集中週
FRBはインフレのピークは3月として冷静な判断をするだろう
週前半は日本株の底堅さを確かめる試金石
吉田恒の為替デイリー
米金利の「6月アノマリー」
米金利には、6月以降の年央に、その年の天底を付ける習性がある。その代表例が、「グローバル・デフレ」がテーマとなった2003年の米金利低下の急反転だった。
最近にかけて「グローバル・インフレ」をテーマとした米金利上昇が続いているが、「アノマリー」通りに急反転に向かう可能性はあるか。米ドルへの影響からも注目。
マーケットの羅針盤
FRBによる量的引き締めの手法とマーケットへの影響
毎週月曜21時から開催している「広木隆のMondayNightLive」でいただいたご質問のうち、セミナー内で回答しきれなかったご質問に...
吉田恒の為替デイリー
FRBが「間違える」という可能性
2003年、「グローバル・デフレ」論が広がる中で大きく低下していた米金利は、6月FOMCをきっかけに、行き過ぎた悲観論の修正が本格化し、米金利は急反騰となった。
その時とは方向が反対だが、最近にかけてのFRBインフレ対策が「行き過ぎ」だったとなるようなら、金利や為替にも大きく影響する可能性があるだけに要注意。
吉田恒の為替デイリー
予め考える、米ドル高が終わる「条件」
記録的ペースで展開した米ドル高・円安が一服となった。一服にとどまらず、米ドル高終了となる「条件」を予め考えてみる。
米ドル/円の上昇が終了、下落への転換となる条件は、米金利の低下であり、その鍵を握るのは米インフレ動向を受けた米利上げ見通しということになるのではないか。
吉田恒の為替デイリー
FOMC利上げ、0.5%と0.75%の違い
FOMCは4日、0.5%の利上げを決定した。前回の0.5%利上げは、22年前の2000年5月で、結果的にはITバブルの株高是正をダメ押しした役割となった。
0.75%利上げは、1990年以降では1994年11月のたった一度しか行われていない。当時はいわゆる「超円高」局面。その意味では、当時の0.75%利上げは、「超米ドル安」阻止といった「特別な利上げ」だった可能性あり。
吉田恒の為替デイリー
「怒涛の円安」で迎えるGW円高アノマリー
GWには、「円高パニック」のアノマリーがある。薄商いの間隙をついて、米ドル買い・円売りに傾斜したポジションの逆流が起こったことが基本だった。
最近にかけて記録的なペースでの米ドル高・円安、「怒涛の円安」が展開する中、円の「売られ過ぎ」懸念も高まっている可能性があるだけに、GW前後のその反動リスク拡大には一応要注意か!?
今週のマーケット展望
日経平均の今週の予想レンジは2万6500円~2万7500円
FOMC前にポジションをニュートラルに戻す買い戻しで堅調な推移か
波乱材料は27~28日の日銀金融政策決定会合
緩和策継続の現状維持の場合、円安が進み130円突破もあり得るだろう
吉田恒の為替デイリー
黒田日銀総裁と22年前の「黒田財務官」
1999年9月G7声明では、「日本の円高懸念の共有」が異例の形で言及されたが、それは結果的に当時の日銀のゼロ金利解除という金融緩和見直しへの「制約」となった。
現在の日本では「円安懸念の共有」をG7に求めたいくらいかもしれないが、それは黒田緩和見直しにつながりかねない。22年前は財務官として、現在は日銀総裁としての黒田氏の関わりを振り返る。
吉田恒の為替デイリー
「トランプ・ラリー」米ドル高値の更新
3月16日のFOMCは0.25%の利上げを決定するなど、ほぼ事前の予想通りの結果となった。
為替相場の米ドル買いも限定的にとどまったものの、米ドル/円はテクニカルに注目された「トランプ・ラリー」の米ドル高値を更新したことから、120円の大台が次の目標となった。
吉田恒の為替ウイークリー
FOMCと120円までの米ドル高・円安シナリオ
米ドル/円は先週、長く続いてきた小動きのレンジを「上放れ」したことから、しばらくこれまでのレンジの上限だった116円以下に下落せず、上値を模索する展開が続きそう。
ただ、米金利は短期的な「上がり過ぎ」懸念が強く、今週のFOMCなる米金利上昇は限られる可能性がある。次の米ドル高・円安の目標、118円台、120円を超えていくのも意外に時間がかかる可能性あり。
今週のマーケット展望
日経平均の今週の予想レンジは2万4000円~2万6000円
15日からのFOMCの注目は政策金利見通しとQT開始時期
円安状況下、16日の貿易統計が相場の材料か
ウクライナ情勢は予見不能。いざという時の投資方針と投資行動は要確認
金融テーマ解説
ECB政策変更の背景と、来週の日米政策決定会合の見通し
欧州の3つの懸念材料:但し世界への影響は考えにくい
来週の“金融政策ウィーク”へのインプリケーション:日銀のニュアンスには要注目
吉田恒の為替デイリー
「米利上げショック」の記憶
前回の米利上げ局面の開始は2015年12月だったが、慎重に行われたものの直後は株価が急落したため、2度目の利上げは1年後と大幅に遅れるところとなった。
今回はインフレ対策の影響で、前回より余裕のない中で利上げを開始せざるをえなくなっているとみられるため、株価などへの悪影響はさらに懸念されることになりそうだ。
吉田恒の為替デイリー
3月米利上げ0.25%なら米ドル安?
米国の最初の利上げは3月に行われる可能性が高まっている。利上げ幅は一時注目された一気に0.5%の大幅になるとの見方が、今週に入り揺らぎ始めた。
米2年債利回りなどは、「3月0.5%利上げ」を織り込んできた可能性があるため、その可能性の後退は、一時的な「米2年債利回り低下=米ドル下落」をもたらす可能性にも要注意か!?
吉田恒の為替ウイークリー
2月の為替を予想する
先週のFOMCから米ドル買い再燃。このまま年初来米ドル高値更新で、次の目標118円を目指す流れが始まったかが2月相場の最初の焦点。
米金利の短期的な「上がり過ぎ」懸念が強い中で、それは時期尚早か。2月の米ドル/円は113円半ば~116円半ば中心のレンジを予想。
吉田恒の為替デイリー
「米ドル高・円安第二幕」は時期尚早か
FOMCを境に米ドル高・円安が再燃した。
ただ米国株、米金利の動向を見る限り、年初来の米ドル高値を大きく更新する「米ドル高・円安第二幕」に向かう条件が揃う状況にまだ至ってはいないのではないか。
金融テーマ解説
米FOMC、更にタカ派に:利上げの幅と資産圧縮ペースに不透明感
現地時間1月26日に2日間の日程を終えた米FOMC(米連邦公開市場委員会)は、現行の金融政策を維持しつつ、今後の金融政策正常化の...