ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

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ストラテジーレポート
日経平均 一時27年ぶり高値 来春3万円に
先週のレポートでは、米国株と債券のイールドスプレッドの縮小から、米国株が頭打ちになるリスクについて述べたが、その懸念が後退した。26日の連邦公開市場委員会(FOMC)で2020年には今回の利...
9月最終週の日本株相場の特色
ダウ平均とS&P500株価指数が揃って史上最高値を更新した。先週のレポートで、米国株の先行指標であるダウ輸送株平均が史上最高値をとってきたので、ダウ平均やS&P500も追随して高値をとってくる...
米国株高に牽引され、日本株も上昇する展開を予想
先週のレポートではこう述べた。ファンダメンタルズの改善を市場は無視することが往々にしてある。悲観心理が事実から目を背けさせる。しかし、そうしたところが絶好の買い場であった。過去何度...
ファンダメンタルズ改善いつ織り込む? 企業業績、景気ともに拡大
今の市場はファンダメンタルズを無視している。無理もない。米国発の貿易戦争の行方が相場の重石となっている。それに加えて、台風21号、北海道地震と災害が続き、センチメントが悪化している。...
日経平均2万3000円の壁
日経平均はこのところ2万3000円で押し返される展開が続いている。思えば、昨年秋に16連騰という新記録を達成した大相場があったが、その強い相場も2万3000円の壁を破れなかった。相場のピークは...
日銀はいまこそETF購入額を増やせ
日銀はETF購入額を変動させることを先般の会合で決めた。いまこそETF購入額を増やすべきである。株式市場の買い支えを期待して、そんなことを言うわけではない。政策でそう決めたなら適切に実行...
悲観の中に生まれたゴールデン・クロスは大相場の予兆
日本株が弱い。寄り付き前に内閣府が発表した4~6月期のGDPは前期比年率1.9%増と、2四半期ぶりのプラス成長となり、市場予測中央値の1.3%増を上回った。それでも日経平均は200円に迫ろうかと...
8月相場は波乱? 今年の注意・注目点
8月相場がスタートした。相場の地合いが少し変わったように思われるが、昨日は上海株の下落を嫌気して下げるなど、まだ弱いところも多分に残っている。上海株が下げたからと言って、日本株が売...
解せないこと
解せないことが多い。例えば日本の長期金利の急騰。26日の債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇した。一時は前日比0.035%高い0.100%に上昇した。日銀の金融緩和策の修...
確信度の高い1年後の予想と予告 
「今週のマーケット展望」では、2万3000円の大台を前に水準固めの動きと書いた。想定通りの展開となっている。来週から本格化する4-6月期の決算発表を材料として2万3000円の大台を抜けてくるだ...
追加関税発動(タリフ・オン)も出尽くし感から買い戻し 売られ過ぎの小売り株 押し目買いの好機
今週発表された日銀の企業短期経済観測調査(短観・6月調査)で、大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が3月調査に続いて2期連続で悪化した。2期連続の悪化は2012年12月以来5年半ぶ...
2018年も後半戦へ折り返し 7月相場は転機に
先週の段階では、「米国株はダウ平均採用のグローバル景気敏感株が大きく下げているだけで市場全体の地合いの悪化はそれほどでもない」と述べたが、ちょっと状況が変わってきた。いちばん深刻な...
市場は貿易戦争を恐れているか 来週は配当再投資で堅調相場を見込む
NYダウ平均は昨日まで8営業日続落。この間の下げ幅は850ドルを超えた。一見、世界株安の様相である。背景は言わずもがな、米国発の貿易戦争がエスカレートすることによる世界景気の鈍化懸念だ。...
ユーロ急落の背景 ECBの利上げは遠い可能性
G7の共同宣言を承認しないというトランプ大統領のツイートがすべてを語る通り、前例がないほど結束を欠いたサミットだった。先進国の首脳が会し話し合っても米国の保護主義に歯止めをかける術は...
重要イベントを前に当然の一服
今日、日経平均は反落し、前日比128円安の2万2694円で終えた。前日まで4連騰、来週に重要イベントを控えての週末とあっては当然の一服だろう。日経平均は25日、75日、200日の各移動平均がすべて...
上方転換した75日線が下値サポートに イタリア政局は日本株の本質的な問題ではない
今週の日本株相場はイタリア発の世界株安に足元をすくわれたが、短期のうちに落ち着きを取り戻している。結局、日経平均は2万2000円の大台は終値で割り込まずに保っている。チャート上では75日...
小回り2カ月と強い銘柄
相場格言では「小回り3カ月」という。3カ月程度で相場の短期的な流れが変わるという意味だ。ところが最近は「小回り2カ月」。営業日でいうと40日前後で潮目が変わる。昨年秋、日経平均が16連騰...
今期減益の要因と日経平均のバリュエーション
決算発表も一巡して、連続最高益となった前期から今期は3期ぶりに減益となる見込み。日経平均を構成する225社の当期利益予想の合計は27兆7千億円で前期実績から1兆8千億円減少する。これを1株当...
なぜ株価の上値が重いのか?
日経平均は1月高値からの下げ幅に対する半値戻しを達成し、「半値戻しは全値戻し」との格言通り、再び高値に戻る過程にあるという認識だ。25日移動平均が75日移動平均を上回るゴールデン・クロ...
「日経平均3万円への道」アップデート 2018年5月
3万円の達成時期は後ろ倒しとなろうが悲観シナリオはかなり後退前回のアップデートでは、日経平均が3万円に到達するという従来の基本観を維持したうえで、ただし3万円到達時期が1年後ろ倒しの20...