ストラテジーレポートの記事一覧
チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。
毎週金曜日に更新
足下の景気回復に目を向けよう
<悲観のなかでリスクを挙げるより、悲観のなかに明るい要素を探るほうがはるかに難しい。(中略)11月12日のレポートでは「悲観主義者はすべての好機の中に困難をみつけるが、楽観主義者はすべ...
米国株の調整は完了
最近よく使うフレーズに「蝉が鳴いたから夏が来るわけではない」というのがある。夏になれば蝉が鳴く。蝉が鳴くことで季節が巡り夏になるわけではない。相関はあるが因果関係はないことの例えだ...
2019年 日経平均株価予想 来年こそは3万円(近く)まで上昇
日本経済新聞社が4-9月期の決算を集計したところ、2019年/3月期の上場企業の利益は前期比1%増益のほぼ横ばいにとどまる見通しとなったという。ユニバースが違うのは百も承知で、これを日経平均...
チャイナショック~ブレグジット(BREXIT) 2015-2016との相似形
日経平均のサイコロは昨日までで6勝6敗だが、騰落を〇●で示すと、こうなっている。〇●〇●〇●〇●〇●〇● きれいに騰落が交互に繰り返されている。これを見ると、今日は〇、上昇すると思い...
潮目が変わって株高のシーズンに
今週火曜日の夜に出演したBSテレ東「日経プラス10」では、「ハロウィーン効果で流れが変わる?」というテーマで話した。過去50年以上の期間のデータを用いて、月末に買って半年間後に売るという...
日本株 明らかに売られ過ぎ
日経平均が2万4000円を越える水準まで上昇し27年ぶりの高値をつけたのは今月2日のことである。そこからわずか20日で2000円も下げた。株価というものは企業価値を評価して決まる。1カ月も経たな...
戻り切れない日本株相場 こんなときこそ高配当銘柄(推奨ポートフォリオ)
昨年のノーベル経済学賞を受賞した行動経済学の世界的権威であるシカゴ大学のリチャード・セイラー教授が来日している。東京国際フォーラムで行われたセイラー教授の講演を聴きに行ってきた。行...
米国株急落について
今回の米国株安は、早い段階から予見していた。例えば3月7日のレポートでは、マーケットが一度大きく崩れると、完全に底が入るのには時間がかかると述べている。10年前のリーマンショック、3年...
米長期金利は雇用統計を受けて急騰したあと、いったんピークアウト
米国長期金利の急上昇を受けて、昨日のダウ平均は200ドル安となった。下落率は0.75%だからたいした下げではないが、ナスダック総合指数の下落率は1.8%とダウ平均の倍以上。アルファベット(グ...
日経平均 一時27年ぶり高値 来春3万円に
先週のレポートでは、米国株と債券のイールドスプレッドの縮小から、米国株が頭打ちになるリスクについて述べたが、その懸念が後退した。26日の連邦公開市場委員会(FOMC)で2020年には今回の利...
9月最終週の日本株相場の特色
ダウ平均とS&P500株価指数が揃って史上最高値を更新した。先週のレポートで、米国株の先行指標であるダウ輸送株平均が史上最高値をとってきたので、ダウ平均やS&P500も追随して高値をとってくる...
米国株高に牽引され、日本株も上昇する展開を予想
先週のレポートではこう述べた。ファンダメンタルズの改善を市場は無視することが往々にしてある。悲観心理が事実から目を背けさせる。しかし、そうしたところが絶好の買い場であった。過去何度...
ファンダメンタルズ改善いつ織り込む? 企業業績、景気ともに拡大
今の市場はファンダメンタルズを無視している。無理もない。米国発の貿易戦争の行方が相場の重石となっている。それに加えて、台風21号、北海道地震と災害が続き、センチメントが悪化している。...
日経平均2万3000円の壁
日経平均はこのところ2万3000円で押し返される展開が続いている。思えば、昨年秋に16連騰という新記録を達成した大相場があったが、その強い相場も2万3000円の壁を破れなかった。相場のピークは...
日銀はいまこそETF購入額を増やせ
日銀はETF購入額を変動させることを先般の会合で決めた。いまこそETF購入額を増やすべきである。株式市場の買い支えを期待して、そんなことを言うわけではない。政策でそう決めたなら適切に実行...
悲観の中に生まれたゴールデン・クロスは大相場の予兆
日本株が弱い。寄り付き前に内閣府が発表した4~6月期のGDPは前期比年率1.9%増と、2四半期ぶりのプラス成長となり、市場予測中央値の1.3%増を上回った。それでも日経平均は200円に迫ろうかと...
8月相場は波乱? 今年の注意・注目点
8月相場がスタートした。相場の地合いが少し変わったように思われるが、昨日は上海株の下落を嫌気して下げるなど、まだ弱いところも多分に残っている。上海株が下げたからと言って、日本株が売...
解せないこと
解せないことが多い。例えば日本の長期金利の急騰。26日の債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇した。一時は前日比0.035%高い0.100%に上昇した。日銀の金融緩和策の修...
確信度の高い1年後の予想と予告
「今週のマーケット展望」では、2万3000円の大台を前に水準固めの動きと書いた。想定通りの展開となっている。来週から本格化する4-6月期の決算発表を材料として2万3000円の大台を抜けてくるだ...