ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

毎週金曜日に更新
ストラテジーレポート
円安の背景(マーケット・スナップショット)
円安が進んでいる。ドル円は一目均衡表の雲を上抜けて、一時109円台半ばまであった。次の節目は110円の大台。200日移動平均もその水準に下がってくる。一旦は頭を抑えられるだろう。年初からの...
半導体関連株 押し目買いの好機(マーケット・スナップショット)
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が4~6月の売上高見通しを78億~79億ドルとしたことで米国株市場では半導体株が総崩れとなった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4...
割安修正に動き始める時 北朝鮮問題の進展はもっと市場に評価されてよい
ワシントン・ポスト紙は、ポンペオCIA長官がイースターの間に北朝鮮を極秘に訪問し、金正恩委員長と面会していたと報じた。事実なら超ビッグ・ニュースである。ポンペオ氏は次の国務長官に指名...
波乱相場も収束モードへ(マーケット・スナップショット)
マーケットは落ち着きつつある。米中の通商摩擦は次々と新しい材料が飛び出し先が読めない展開であり、そこへシリアへの武力行使を巡る不透明感で中東情勢も緊迫度を高めるなかで、「マーケット...
黒田日銀2期目のスタートと「不景気の株高」
直近1カ月の業種別株価指数の騰落率をみると、下落率トップは海運である。説明は不要だろう。米中通商摩擦激化で世界貿易が停滞するというリスクが反映された格好だ。下落率の2位と3位は鉄鋼、...
今期の業績はそんなに不安か(マーケット・スナップショット)
2週間前のマーケット・スナップショットで、「完全なボトム」と指摘したが、まさにそこが相場のボトムとなった。先週は外国人の売りが一巡し、新年度入りで底入れだとも述べた。日経平均は節目...
しっかりとした上昇トレンドを維持している有望銘柄(マーケット・スナップショット)
昨日、東証が発表した3月第3週の投資部門別売買動向によると、海外投資家の売り越しは11週連続となった。しかし先物については9週ぶりに買い越しに転じた。現物株・先物合計の売越額は2566億円...
貿易戦争(マーケット・スナップショット)
米中貿易摩擦への警戒感から昨日の米国株式相場が急落した。ドル円相場は1ドル=104円70銭付近と2016年11月以来の円高となった。これを受けて、今日の東京株式市場は全面安。本稿執筆時の午前10...
FOMCと森友問題
何度も何度も同じことを書いて恐縮だが、そう思わざるを得ない。なぜ為替市場はものごとを捻じ曲げて解釈するのか - という問いに、某大学の先生は、仮説1「相場が動いた方が儲けるチャンスが...
弱いながらも、なんとか堪えている(マーケット・スナップショット)
先週マーケット・スナップショット「相場の弱さと、その中に見る光明」と同じようなことだが、同じような水準で相場が膠着しているのだから仕方ない。日経平均はなんとか堪えている。日経平均の...
相場の弱さと、その中に見る光明(マーケット・スナップショット)
今日の日経平均は101円高で引けた。前場は500円超に上げ幅を広げたが売りに押され、一時は小幅安に転じる場面まであった。いまさら言うまでもないが、弱い相場である。トランプ政権の通商政策が...
「日経平均3万円への道」アップデート 従来の見通しを維持するも、達成時期の後ずれシナリオを追加
要旨:◆日経平均が3万円に到達するというハウスビューの基本観は維持。◆グローバル経済や本邦上場企業の業績などファンダメンタルズは良好だが、市場のセンチメントが極端に悪化。◆いったん...
同じことの繰り返し(マーケット・スナップショット)
同じことを何度も書いたり話したりするのは、書いたり話したりする方もうんざりするが、それを読まされたり聞かされたりする方もいい加減にしてくれという気持ちではないか。しかし、書き手にし...
落ち着きを取り戻しつつある(マーケット・スナップショット)
今月に入っていきなり波乱に見舞われたマーケットも落ち着きを取り戻しつつある。VIX指数は先週半ばに20以下に下がってその水準で落ち着いている。米国株も、いまだに荒っぽい値動きだが、前日...
円高はどこまで進むか 「1年3カ月ぶりの円高」の意味
先週金曜日にドル円相場は1ドル105円台半ばまで円が買い進まれ、1年3カ月ぶりの円高水準を記録した。足元では107円台まで円安に戻っているが、これで円高もピークアウトしたと言えるのだろうか...
日本株は米国金利上昇で買われる(マーケット・スナップショット)
きのうのMarketTalkでは、いったんマーケットが大きくクラッシュすると一発で底が入ることはなく、必ず2番底を探りにいくのがマーケットの常であると述べた。視聴者からの質問に答えたものだが...
2018年版 疾風に勁草を知る 
「疾風に勁草を知る」というタイトルのレポートを書いたのは2015年6月だった。日立製作所をフィーチャーし、また富士フイルムを「勁草」の代表例と取り上げた。危機に直面してこそ真価が問われ...
「節分天井・彼岸底」 米国株の下落にいつまで付き合うか(マーケット・スナップショット)
米国株が高値を切り上げていくなか、日本株がさっぱり上がらない時、「米国株は最高値なのにどうして日本株は冴えないのですか?」という質問を受けた。それに対する僕の答えは、「別物だからで...
緊急レポート PART2 米国株急落の理由は金利上昇ではない
米国株市場でNYダウ平均は先週末の大幅安に続いて史上最大の下げ幅を記録した。巷にあふれる解説は、米国長期金利の上昇が米国株の下落理由だと言うがそうではない。では何が理由か?理由はない...
緊急レポート  NYダウ平均大暴落 米国株は割高か
今週のマーケット展望では、こう述べた。<冷静に考えれば米国の金利上昇は日本株にとって好材料。為替の面でも円高が進みにくくなるし、米国株から日本株へのシフトも誘因するかもしれない。2...