【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,501.30  △260.31 (2/4)
NASDAQ: 22,904.58  ▼350.61 (2/4)

1.概況

米国市場は高安まちまちとなりました。ディフェンシブ株を中心に買いが入ったことで指数を下支えしましたが、前日から続くソフトウェア銘柄や半導体銘柄への売りが相場の重荷となりました。

ダウ平均は小幅高で取引を開始すると、前半は荒い値動きとなりました。一進一退での推移となりましたが、中ごろにかけて弱含み一時下落に転じました。一方で下値では買いも入り、後半に持ち直したダウ平均は最終的に260ドル高の49,501ドルと反発で取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は350ポイント安の22,904ポイントで続落、S&P500株価指数は35ポイント安の6,882ポイントで同じく続落となりました。

2.経済指標等

2026年1月のISM非製造業景気指数は市場予想(53.4)をわずかに上回る53.8となりました。また、同月のADP雇用者数は前月比22千人増と市場予想(45千人)を下回りました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇しました。エネルギーが2.3%高でセクターの上昇率トップとなりました。素材が1.8%高で続き、不動産が1.5%高、ヘルスケアが1.2%高、生活必需品が1.1%高となりました。一方で情報技術が1.9%安となり連日で下げを主導したほか、コミュニケーション・サービスが1.7%安、一般消費財・サービスが1.2%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中23銘柄が上昇しました。アムジェン[AMGN]が8.2%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ナイキ[NKE]も5.4%高、スリーエム[MMM]が5.2%高となりました。一方でエヌビディア[NVDA]が3.4%安となり、ダウ平均構成銘柄では下落率トップとなりました。ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が2.9%安、ゴールドマン・サックス[GS]が2.7%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]が2026年1-3月期の収益予想が一部の投資家の高い期待に応えられなかったとされ、17.3%安と大きく下げました。また、医療機器メーカーのボストン・サイエンティフィック[BSX]は2026年の売上・利益見通しが市場予想を下回る内容であったことから17.6%安となりました。一方でイーライ・リリー[LLY]が市場予想を上回る決算内容が好感され、10.3%高と大幅高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.01%高い4.27%となりました。5日朝のドル円は156円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

前日の米国市場は高安まちまちとなりました。ハイテクが軟調であった一方で、ヘルスケアや生活必需品が相場を下支えしました。一方で、本日の日本市場はドル円が円安に推移していることや、日経平均先物が上昇して推移していることなどから寄付きは堅調なスタートが見込まれます。日中はルネサスエレクトロニクス(6723)や三菱商事(8058)、富士フイルムホールディングス(4901)の決算発表が予定されています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)